2010年最も支持された4コマはこれだ!! 『4コマオブザイヤー2010』結果発表!!

総勢30名近くの方が投票してくださいました4コマオブザイヤー2010。ついに結果発表です。この4コマ以外にも沢山の面白い4コマがありましたが、少しでも参考になれば、と思い発表させていただきます。なお、参加投票内訳についてはこちら(http://togetter.com/li/75691)をごらんください。
なお、エントリー条件については「新刊部門」「最終巻部門」となっています。詳しくは(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20101204#p1)をごらんください。それでは結果発表です!!

新刊部門

1位:くすりのマジョラム

くすりのマジョラム (1) (まんがタイムKRコミックス)

くすりのマジョラム (1) (まんがタイムKRコミックス)

2010年のトップに輝いた作品は『くすりのマジョラム』でした。小学生と魔女(?)のような薬剤師ラムの日常を描くはーとふるすとーりー。キャラクターの可愛さもさることながら、薬学的な知識等が生かされ読み応えある深い作品になっている。最初に仕込んだ伏線が後に生かされるなど、作者らしい遊びもあり面白い。無論、主人公をはじめ周りを固める人物が魅力的で「いつまでも読み続けたい」そんな永遠を感じる作品。


2位:スターマイン

スターマイン (1) (IDコミックス)

スターマイン (1) (IDコミックス)

流れ星に彼女が欲しいと願った主人公の元に10人の女の子がやってきて…。4コマ漫画の常識を覆すヒロイン10人という偉業を成し遂げた今作品。誰からも愛される理由は突拍子のない設定もさることながら、ヒロインそれぞれに個性と魅力があり、それぞれを好きになれるキャラクター性が大きい。願わくば全員幸せに、そんな事を思わせてくれる作品。


3位:わさんぼん

わさんぼん 1 (まんがタイムコミックス)

わさんぼん 1 (まんがタイムコミックス)

和菓子屋の娘と和菓子屋で修行する主人公の物語。ストーリー性、キャラクター性どれも優秀でそれに加え裏打ちされた和菓子屋への取材と、それを生かすリアルな絵柄が作品の魅力を高めている。作者らしいギャグも随所に織り込まれており読む人を飽きさせない。それでは叫ぼう「灯台モトクロス!!」


4位:ひよぴよえにっき。

ひよぴよえにっき。 (1) (まんがタイムKRコミックス)

ひよぴよえにっき。 (1) (まんがタイムKRコミックス)

小学五年生と二歳の姉妹の様子を描く。少女漫画のテイストを感じつつ、ひたすら可愛くも暖かい。小学五年生は決して大人ではないが、二歳から見れば大人である。そんな背伸びの様子は微笑ましい。読んだ後、少し優しくなれます。


5位:男爵校長High!

男爵校長High!(1) (アクションコミックス)

男爵校長High!(1) (アクションコミックス)

もはやOYSTERWORLDとしか説明できない世界観を誇る。実質5巻であり、積み重ねてきたキャラクター性は大きい。ポップで可愛い絵柄ながらシュールな世界観を守り続ける姿勢にはもはや感服の言葉しかありません。いいぞもっとやれ。


6位:ひだまりスケッチ

ひだまりスケッチ (5) (まんがタイムKRコミックス)

ひだまりスケッチ (5) (まんがタイムKRコミックス)

もはや説明不要な領域に達した不朽の名作。新キャラが増えつつもバランスを崩すことなく続いていく不朽の名作。番外編等でキャラクターが掘り下げられますます魅力的になっていくのには作品を愛さざるをえなくなる。ナツメェ…。


6.5位:CIRCLEさーくる

CIRCLEさーくる (3) (まんがタイムKRコミックス)

CIRCLEさーくる (3) (まんがタイムKRコミックス)

大学生サークル4コマ決定版。コメディ4コマとして素晴らしい一方で恋愛面でちょっとずつ変わっていく関係性が見逃せない。作者のムチムチした絵がとにかくエロい。でも、作中でそのムチムチ感に触れないのが惜しい。小金井さんに欲情してもいいと思うよ!!


7位:≒ -ニア・イコール-

≒ -ニア・イコール- (1) (まんがタイムKRコミックス)

≒ -ニア・イコール- (1) (まんがタイムKRコミックス)

「鏡の向こうの世界」で繋がる自分であり自分でない存在。それは果たしてなんなのか。そこから生まれるものは?最後は決してハッピーエンドになるとは思えないけど、きっと納得がいく結末になるはず。そんな今後の展開が気になるラブコメ4コマ。


8位:琴浦さん

琴浦さん2 (マイクロマガジン☆コミックス)

琴浦さん2 (マイクロマガジン☆コミックス)

心が読める女の子琴浦さんと主人公及び周辺の人との交流を描く。ほのぼの4コマと思いきや、鬱気味な重い話や暴力的な要素を含むから油断できない。その要素は異質であり痛くも切ない。でも、きっとこの2人なら大丈夫だよね。そんな暖かな気持ちで先を期待できる。そんな作品。


9位:ひよわ〜るど

ひよわーるど (1) (バンブー・コミックス)

ひよわーるど (1) (バンブー・コミックス)

風が吹けば飛んでいくようなひ弱な女の子の怠惰な日々。もはや「ひよわ〜るど」というタイトルの時点で勝ちだと思います。ダメな女の子って愛おしい!作者のシンプルな絵柄が相まって不思議な世界観を確立している。萌え4コマとファミリー4コマ感。二つの世界感が垣間見える作品。


10位:あいたま

あいたま(4)  (アクションコミックス)

あいたま(4) (アクションコミックス)

4文字4コマ。アイドルの卵、略してあいたま。個性的な面々と繰り広げられるドタバタコメディは4巻まで続いてもダレない。主人公はアイドル大好き!な子なので積極的にアイドルになりたい!という姿勢ではない部分が読んでいて面白い。そして、それが作品内で変化してくる部分も。


11位:東京!

東京! 1 (まんがタイムコミックス)

東京! 1 (まんがタイムコミックス)

東京の駅名を中心とした擬人化4コマ。設定勝負の出オチではないキャラクター性を生かした漫画になっている。擬人化に縛られているか、それとも擬人化だからこその魅力があるか。それは読む人次第だが、擬人化を取っ払っても面白いと思いますよ!
…発表後に「キャラクターが散々擬人化じゃないって言ってるから擬人化じゃないですよ!」と複数名に言われました。うん、だから「それは読む人次第だが」ということで。


12位:笑って!外村さん

笑って!外村さん(1) (まんがタイムコミックス)

笑って!外村さん(1) (まんがタイムコミックス)

伝説の不良と恐れられる外村さんの物語。不良ではないのに不良と恐れられる…というのはよくある設定ではあるが、今作品の場合は外村さんの勘違いされる部分が突き抜けて面白い。頑張れ外村さんと応援したくなります。


12位:一緒にかえろう

一緒にかえろう 1 (まんがタイムコミックス)

一緒にかえろう 1 (まんがタイムコミックス)

「そうです再会した男の子は女の子だったのです」そんなキャッチフレーズをつけたくなります。これは2人の女の子の友情の物語。決して派手なことはない何気ない日常はこれからも続いていく。「今までもこれからも一緒にかえろう」この帯の言葉に尽きると思います。


13位:ポンチョ。

ポンチョ。 1 (まんがタイムコミックス)

ポンチョ。 1 (まんがタイムコミックス)

姉妹と彼氏の物語。とにかく姉妹が可愛く、特に妹であるポンちゃんの幼さっぷりに癒されます。主人公のダメさ加減もなかなかですが、それを微笑ましく読める関係性が素敵です。決して壊れない関係の物語。安心して読めるのはこのファミリー感にあり! お薦めです!


14位:江戸川スイートエージェンシー

江戸川スイートエージェンシー 1 (まんがタイムコミックス)

江戸川スイートエージェンシー 1 (まんがタイムコミックス)

江戸川探偵事務所の物語。日常系でありつつも、探偵らしく事件性のある事柄の解決にも乗り出すなど、時々はハードボイルドちっくな4コマとしては例の見ない珍しいタイプです。とりあえず、美人ならなんでも許されるということで。


15位:三日月の蜜

三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)

三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)

至極の恋愛4コマ作品集。作者の仙石さんが描く世界観が艶やか。そして、時に切なくも暖かい。ここではあえて多くは語らないでいこうと思います。読めばきっと好きになる、その確信があります。愛おしいです。


16位:みそララ

みそララ 4 (まんがタイムコミックス)

みそララ 4 (まんがタイムコミックス)

宮原るりのお仕事4コマ。段々と主人公が成長していく様子は読み応えあり。宮原るり先生特有の捨て所のないコメディ感は素敵です。女の子は可愛くもだらしなく、男はカッコよくも情けなく。作品全体を愛せる作品。


17位:うのはな三姉妹

うのはな3姉妹 1 (まんがタイムコミックス)

うのはな3姉妹 1 (まんがタイムコミックス)

水谷フーカさんが描く3姉妹4コマ。作者が女性であるが故の「女性観」が作風からも絵柄からも読み取れます。それは読んでいての違和感ではなく、女性故の温かみに繋がっていると私は思います。水谷フーカ先生のファンの人に「水谷先生らしい。けれど、それでいて違った世界観」を堪能して欲しい。勿論知らない人にもお勧め!


18位:ふうらい姉妹

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

長崎ライチ先生の核爆弾のような世界観が恐ろしい。ボケの核爆弾がバンバン投下されていきます。手軽にお薦めはとてもではありませんが出来ません。読む人を選ぶと思いますが、間違いなく面白いことは確かです。


19位:ゆゆ式

ゆゆ式 (2) (まんがタイムKRコミックス)

ゆゆ式 (2) (まんがタイムKRコミックス)

新世代漫才4コマ。不条理かつゆるゆるな空気はどの4コマにも負けずとも劣らない。そして時にエロ可愛い。ただの出オチではなく少しずつゆるやかに人間関係や過去が掘り下げられていく様子も読んでいて面白い。里見デザインとの融合も素敵!


19位:あいまいみー

あいまいみー 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)

あいまいみー 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)

ゆゆ式が新世代漫才4コマならばこの作品も負けていない。空想世界にドップリ使った狂った果実の名に相応しいゆとり4コマ。全てがこの作品のようになったら困るけど、一作品ぐらいこんな作品があってもいい。中毒性ならば一番か?


20位:ベルとふたりで

ベルとふたりで 2 (バンブー・コミックス)

ベルとふたりで 2 (バンブー・コミックス)

巨大な犬であるベルと過ごす日常。アホの子と巨大な犬の相性がこんなに良いとは!! 作者の画風、作風と相まって読む人を楽しくさせてくれる。こんな人近くにいたら嫌だけど見てる分には面白いなどと思ってしまう。この時が永遠に続けばいい、そんなことを思う。


21位:スパロウズホテル

スパロウズホテル(1) (バンブー・コミックス)

スパロウズホテル(1) (バンブー・コミックス)

山東ユカのホテル従業員4コマ。主人公の無双っぷりが爽やかにエロい。周りの面々とのバランスも整ってきたので続きが楽しみです。新しさはないけど、こんな漫画なかったよね感が強い。山東ユカの中でもコメディ面が異様に強調されている点も見逃せない。男っ気なし!!


22位:ぼのぼの

ぼのぼの 34 (バンブーコミックス)

ぼのぼの 34 (バンブーコミックス)

何も変わらないようで少しずつ少しずつなにかが変化していく。ぼのぼのを読まずにぼのぼのは語れません。


23位:恋愛ラボ

恋愛ラボ 5 (まんがタイムコミックス)

恋愛ラボ 5 (まんがタイムコミックス)

宮原るりの恋愛コメディー。恋愛ラボの面々もちょっとずつちょっとずつ出会いを通して変化していく。それは色あせることなく魅力を増していく。とにかく、みんな可愛いの一言に尽きる。願わくばみな幸せになれ!


24位:WORKING!!

WORKING!! 8 (ヤングガンガンコミックス)

WORKING!! 8 (ヤングガンガンコミックス)

アニメ化もしたファミレスコメディ。人間関係が少しずつ変化していく。かたなしくんの明日はどっちだ!! それにしても伊波さんは可愛いですね。山田も可愛いですね。葵祭りですね!! あ、ぽぷらちゃんも可愛いです。


25位:しょっぴんブギ

しょっぴんブギ(1) (バンブー・コミックス)

しょっぴんブギ(1) (バンブー・コミックス)

佐藤両々先生のOLお買い物4コマ。これを読むと散財したくなるか無駄遣いをやめたくなるかどちらかです。とにかく買い物って楽しい!!って思わせてくれる4コマ。難しいことを考えずに読める意味では最もお薦めかもしれません。


26位:境界線上のリンボ

境界線上のリンボ (1) (まんがタイムKRコミックス)

境界線上のリンボ (1) (まんがタイムKRコミックス)

ある種の「きゆづきさとこ」以外には作ることのできなかった「ファンタジー感」を作ることに成功した唯一の漫画。決して新しくはないが、4コマでこの世界観、キャラクター感を作り出したのは素晴らしい。まずは表紙デザインだけでも手に取って見るべき。


27位:日々是...

日々是… (ヤングコミックコミックス)

日々是… (ヤングコミックコミックス)

かがみふみをの恋人4コマ。恋人故のエロさはなかなか。他4コマで描かれているかがみふみをが作り上げる恋の形を発展させていくとこのような形になるのだろう。1巻完結であるが故の物足りなさもあるが、これぐらいで終わるのもベストなのかもしれない。


28位:よめヨメかなたさん

よめヨメかなたさん 1 (まんがタイムコミックス)

よめヨメかなたさん 1 (まんがタイムコミックス)

あろひろし作品故の癖は否めないが、慣れればこんなに心地よい世界はない。同姓の嫁と姑という出オチかと思いきやそんなことはなく。生活感のあるファミリー感に浸れ!!


29位:ヒツジの執事

ヒツジの執事 (まんがタイムコミックス)

ヒツジの執事 (まんがタイムコミックス)

動物4コマ。過去の動物4コマとも違う新たな作風。ニマニマ笑える微笑ましい4コマからちょっとホロリとさせる暖かな部分も。ファンタジーという言葉だけでは括れない世界観。このまったり感に浸りつつのんびり過ごせれば幸せだと思います。


30位:お母さんは水の中

お母さんは水の中

お母さんは水の中

こちらも動物4コマ。前者以上に動物動物しています。優しいけれど、ちょっと切ない。刹那的なテーマを扱うがゆえの寂しさが漂う。でも、それは決して悲しいことではないと思う。ひよこときんぎょの世界観に浸れ!!(2回目)


31位:ぷちます!

ぷちます!(2) (電撃コミックス EX)

ぷちます!(2) (電撃コミックス EX)

今の現状から考えるに最もアイマスらしいアイマス漫画。この漫画は最も「アイマス」に忠実に二次創作をしつつ発展させている。誰もが理想的に可愛く、裏切りがない。リッチャンハカワイイデスヨと思わず叫びたくなる。


32位:生徒会のヲタのしみ。

生徒会のヲタのしみ。(3)(ガンガンコミックスONLINE)

生徒会のヲタのしみ。(3)(ガンガンコミックスONLINE)

ガンガンONLINE発ダメオタク漫画。オタクでありつつも、その方向性はオタクではなく痛い趣味を持つ屈折した魅力だったりする。でも、そんな強烈な趣味を持つキャラクター達は痛くも可愛い。会長は俺の嫁とでも叫んでおけばいい。


33位:鬼灯さん家のアネキ

最も一般的には話題になったかもしれない姉貴4コマ。エロさもさることながら1巻から2巻に繋がり世界観が確実に広がった。この漫画の終幕はどこに落ち着くのか。そんなことを考えつつも姉が可愛いと悶えざるをえない。


34位:あっちこっち

あっちこっち (3) (まんがタイムKRコミックス)

あっちこっち (3) (まんがタイムKRコミックス)

きららでも珍しい真っ当な恋愛4コマ。いつまでもニヨニヨさせてくれるユートピア的感覚が楽しい。朴念仁とツンデレの恋はきっと幸せなものに終わるという確信を持ちつつも今日もニヨニヨ。乙女心はいつだってあっちこっち。


35位:せいなるめぐみ

せいなるめぐみ (1) (まんがタイムKRコミックス)

せいなるめぐみ (1) (まんがタイムKRコミックス)

荒井チェリーの漫画」というのは不思議な魅力を放っている。特別個性があるわけでも、派手なわけでもない。でも、荒井チェリーの漫画というだけで満足できるし、安心感がある。そんな荒井チェリー感は代え難いものがある。


36位:未確認で進行形

未確認で進行形 (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

未確認で進行形 (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

荒井チェリーの漫画はどんどん進化していく。どうしてこんなに可愛いロリババア(?)を書けるのだろう。一家に一台。また違う荒井チェリー感が堪能できる、荒井チェリーの新境地!!


37位:家族ゲーム

鈴城芹が放つ長編大河4コマ。広げすぎた世界は収まることなく恋愛という繋がりで広がっていく。一見さんお断りの空気が酷くなっていくが、1巻から読んでその世界を堪能すればいいと思います。おっぱい!


38位:アクアリウム

アクアリウム (1) (まんがタイムKRコミックス)

アクアリウム (1) (まんがタイムKRコミックス)

これは恋愛4コマではない。不器用な女の子が新たな一歩を踏み出す物語だ。この透明感は他に変えられない。その勇気に触れた時、魅力的な女の子はもっと魅力的に変わる。時よ止まれキミは美しい。


39位:たたかうおんなのこたち

4コマでありつつ、4コマである必要はあるのか?とつっこみたくなる4コマの代表格。若干絵の拙さは否めない。それでもバトル4コマという意欲的な作品であり、なにより女の子が可愛い。そのニヨニヨ感と熱さは他の4コマにはない。意欲作!!


40位:プレミアム天子様

プレミアム天子様 (まんがタイムコミックス)

プレミアム天子様 (まんがタイムコミックス)

アホな4コマでありつつ計算つくされた知性派4コマ。傑作選という形なので珠玉の作品集。ファミリー感たっぷり増量中。


41位:キラキラ☆アキラ

キラキラ☆アキラ 2 (まんがタイムコミックス)

キラキラ☆アキラ 2 (まんがタイムコミックス)

甘酸っぱくも楽しいキラキラ学園4コマ。恋愛4コマでありつつ、恋愛以外の日常が読んでいて楽しい。キラキラした学園生活、そこには青春という二文字がある。絵柄もポップでキュートなのでお薦め!


42位:ひらめきはつめちゃん

ひらめきはつめちゃん(1) (BLADE COMICS)

ひらめきはつめちゃん(1) (BLADE COMICS)

エセ発明少女漫画。大沖テイストではあるが、無機質な\すげえ/漫画ではなくはつめちゃんとお父さんの交流が見えるのが微笑ましい。はつめちゃんは完璧超人ではなく、ただの小学生だということが感じられるとき、心が温かくなる。


43位:ふぃっとねす!

ふぃっとねす (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

ふぃっとねす (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

スターマインとは違ったストロマワールドが堪能できる。ダイエットを目的としたスポーツジムというのはいままでになかった新たなフィールド。いじわるでマヌケで可愛い女の子達のキャッキャキャッキャした百合感は代え難いものがある。真冬さんは正義!

最終巻部門


1位:ふおんコネクト

ふおんコネクト! (4) (まんがタイムKRコミックス)

ふおんコネクト! (4) (まんがタイムKRコミックス)

惜しまれつつも素晴らしい最終巻として最も支持された4コマは、女子高生・境ふおんの学校生活を描き「超高密度4コマ」として未知の領域に踏み込んだ『ふおんコネクト』でした。単純な女の子の可愛さだけでなく、TRPGから選挙、昨今の漫画に対する規制への風刺などを織り交ぜた野心的な作風が織り交ぜられているのも印象的。巧に仕込まれたパロディ、濃密な書き込みもさることながら、人間的な感情を忘れた女の子三日流交流と周辺の人々を通しての成長物語として評価するべき作品。


2位:ラジオでGO!

ラジオでGO! (3) (まんがタイムKRコミックス)

ラジオでGO! (3) (まんがタイムKRコミックス)

ラジオパーソナリティの主人公を通してラジオ業界の世界を描く。あくまでファンタジーではあるが、ラジオの楽しさ及び大変さが伝わる「お仕事4コマ」として代表的作品。女子高生等若年層の可愛さを描くきらら4コマの中で作者の絵の個性も相まって「大人の可愛さ」というある種のダメ可愛いを描かれている。その一方で恋愛面も徐々に進んでいき、ある一つの恋愛の形の決着の付け方の描写は4コマ史に残る描写だと私は思っている。


3位:がんばれ!メメ子ちゃん

がんばれメメ子ちゃん ? (バンブーコミックス)

がんばれメメ子ちゃん ? (バンブーコミックス)

らいか・デイズ』『まい・ほーむ』とも違うOL4コマというある種の王道漫画をむんこが描く。新人OLメメ子ちゃんが成長していく一方で、内容は段々と世知辛い大人の世界を描く世界にシフトしていく。2人の主人公の「恋愛」を通して見える世界は優しくも切ない。ある種、最もむんこ先生らしい作品かもしれない。最終巻の表紙で見せるメメ子ちゃんの笑顔には「おめでとう!」と心から言いたくなる。シンプルながら素敵なデザインです。


4位:空の下屋根の中

空の下屋根の中 (2) (まんがタイムKRコミックス)

空の下屋根の中 (2) (まんがタイムKRコミックス)

2010年は双見酔が世界に認識された1年でした。空想的かつ現実的な「仕事」と向き合う姿勢は萌え漫画とは思えない世界観でした。改めて「まんがタイムきららってただの萌え漫画じゃない漫画が異彩を放つ雑誌だよね」と思わざるをえない。主人公から繰り返される自問自答から生まれるものは。可愛らしい絵柄かつどこかおぼろげな世界に魅了される。


5位:けいおん!

けいおん! 全4巻完結セット (まんがタイムKRコミックス)

けいおん! 全4巻完結セット (まんがタイムKRコミックス)

アニメ史に残る女子高生軽音楽部4コマ『けいおん!』だが、作品は少なからずアニメの影響を受けているもののブレることなく4巻で幕を閉じた。ただのダメ人間だった唯が軽音部を通して成長し梓という一人の女の子に多大な影響を与えた結末は名作と言わざるをえない。キャラクター性とわいわい感を存分に打ち出された今作品は『けいおん!』という誇大化した作品名にのおかげで分かりづらいが、もっと評価されるべきだろう。


6位:あおいちゃんとヤマトくん

あおいちゃんとヤマトくん(6) (まんがタイムコミックス)

あおいちゃんとヤマトくん(6) (まんがタイムコミックス)

師走冬子が描く「あおいちゃんとヤマトくん」のほのぼのかつ焦れったいおっとり系4コマコメディ。すべて師走冬子先生らしい!で決着がついてしまうものの、比較的長編が多い師走先生作品だが今作品も6巻と長編。だが、それだけ巻数を重ねるごとにだれることなく登場人物に愛着が沸き、ゆるやかに変化していく人間関係が愛おしい。


7位:ふたご最前線

ふたご最前線 6 (まんがタイムコミックス)

ふたご最前線 6 (まんがタイムコミックス)

11年に渡り「ふたご」の成長を描いた辻灯子の大河4コマ。単行本で換算すれば6巻に過ぎないが、1巻から通して読めば歳月を感じられる。幼稚園から小学生となり、今後2人は、そして周りはどう変化していくのか。また2人に会いたい、そんな風に思わせてくれる。前者の師走先生の漫画とあわせて「ファミリー感」が楽しめる名作。


8位:パンなキッス

つべこべ言わずに菜々子ちゃんの可愛さを堪能すればいいと思います。ああ、パン屋の女の子と恋に落ちたいですね。絵柄の可愛さとほのぼのとした作風が暖かくも素敵。普通にまったり読める安心4コマ。恋愛的な展開は見逃せない


9位:ぽすから。

ぽすから (2) (まんがタイムKRコミックス)

ぽすから (2) (まんがタイムKRコミックス)

予備校を通して描かれる甘酸っぱくも愛おしい青春恋愛4コマ。全2巻に濃縮された小さな一歩は読んでる人を暖かくしてくれる。恋愛4コマにありがちなベタでじれったい…と感じさせない作者の爽やかかつ「可愛い」(男の子も!)な絵柄は清涼剤。かつ、どこか艶っぽい女の子の体のラインは何とも言えません。


10位:ちょこっとヒメ

はつきあい」でもお馴染みのカザマアヤミ先生が描くほのぼの猫擬人化4コマ。作者のリアルな絵と描写からはただの擬人化とは思えない「一人の人間」としてヒメ達を捉えらてしまう錯覚を覚える。最終巻の表紙にある2人の笑顔から全て語ることができます。ありがとう、と。最終巻が笑顔の表紙の漫画は名作!!


11位:聖☆高校生

聖☆高校生 11 (ヤングキングコミックス)

聖☆高校生 11 (ヤングキングコミックス)

ついにストーリー大河4コマが完結。そのエログロが全面に押し出された作風は昨今の4コマ漫画とはまったく異なるシリアスな世界観を実現させている。気軽にはとてもじゃないがお薦めできない、小池田マヤ作品の奥深さに触れてほしい。


12位:ただいま勉強中
『ふたご最前線』もエントリーしている辻灯子の作品。田舎の学校で繰り広げられる女子高生4コマです。あ、女子高生以外も出ますからね。田舎のまったりした感じを描きつつもドタバタ感が楽しい。全3巻の秀作。


13位:さくらリンク

ある種の『らき☆すた』的なオタクムーブメントを作中に織り込んでいるが、それはともかく百合漫画として素晴らしい。徹底して百合4コマですが、それを可愛い女の子かつほのぼの4コマでやってくれるのだから楽しすぎる。今の百合4コマブームを裸で突進し牽引していくような可愛い百合4コマです。百合だけでなく、漫画として安心して読める作品。


14位:よせ☆あげ

よせ☆あげ (アクションコミックス)

よせ☆あげ (アクションコミックス)

笹野ちはる先生のお仕事4コマです。ちょっと下世話感のあるファミリー4コマ、ある種の鉄板。安心の笹野クオリティ。


15位:たびびと

たびびと 5 (まんがタイムコミックス)

たびびと 5 (まんがタイムコミックス)

往年のRPG感のあるファンタジー4コマも無事完結。完結した時、改めてこのタイトルが素晴らしいものであると悟る。『信長の忍び』に見られるようなシニカルな部分は薄いものの、ファミリー誌でありながら一つの物語を書ききった重野先生に拍手。


16位:にゃんことカイザー

にゃんことカイザー (3) (IDコミックス)

にゃんことカイザー (3) (IDコミックス)

最後の最後まで下ネタをやりきった作者の姿勢、そして下ネタを織り交ぜつつも犯罪的に可愛い幼児が魅力的に描かれている。下ネタが全面に押し出されつつも、カイザーをはじめキャラクターごとの関係性が破綻してないのが素晴らしい。幼児にセクハラするという漫画は昨今の風潮から如何なものかと思いますが、大好きです。

17位:まい・ほーむ

まい・ほーむ(3) (バンブー・コミックス)

まい・ほーむ(3) (バンブー・コミックス)

父と娘の物語。むんこ先生は元の鞘に収まるようなハッピーエンドだけが展開だけが全てじゃないと教えてくれた。まいちゃん可愛い!


18位:チェルシー

チェルシー (2) (まんがタイムKRコミックス)

チェルシー (2) (まんがタイムKRコミックス)

お笑いを題材にした女子高生4コマ。狭い世界観で終わらずお笑いの描写に挑戦するなど野心的な面が見られた。絵柄が大衆的でない上にテンプレート化されているきらいはあるが、キャラクターが生きているのを感じられる。


19位:ねこにゆーり

ねこにゆーり (2) (まんがタイムKRコミックス)

ねこにゆーり (2) (まんがタイムKRコミックス)

猫とゆーりのまったりライフ。猫、ゆーり、主人公のバランスがぶれ、描きたかったポイントがズレてしまった感はあるがゆーりは可愛いです。


20位:ひかるファンファーレ

ひかるファンファ-レ 2 (まんがタイムコミックス)

ひかるファンファ-レ 2 (まんがタイムコミックス)

吹奏楽4コマ。ファンタジー感は薄く、現実的かつほのぼのとした日常を吹奏楽を通して描かれる。ただの部活4コマに終始せず、恋愛等のストーリーも描かれている点が見逃せない。とりあえずチューバ!


21位:ぼくの生徒はヴァンパイア

ファンタジー4コマ。日常描写だけでなく、時々はファンタジー的な要素を全面に押し出した回もあるのが面白い。作者の絵柄も可愛く終了が惜しまれるが「ぼくパイ」という一部で囁かれた略称はどうかと思う今日この頃。


22位:カテゴリテリトリ

カテゴリテリトリ 6 (ヤングキングコミックス)

カテゴリテリトリ 6 (ヤングキングコミックス)

奇妙な同居生活を描く山東ユカ先生の代表的4コマも最終巻。3人の物語はこれからも続いていくという読後感が良いです。「身近な人間とくっついてはっぴーえんど」だけが完結の在り方でないと教えてくれました。…この締め方2回目ですね。


23位:レンタルきゅーと

レンタルきゅーと (2) (まんがタイムKRコミックス)

レンタルきゅーと (2) (まんがタイムKRコミックス)

白雪先生ワールド。好きなものは好きと言える気持ち抱きしめたい。


24位:そして僕らは家族になる

そして僕らは家族になる (2) (まんがタイムKRコミックス)

そして僕らは家族になる (2) (まんがタイムKRコミックス)

家族の再生というテーマを扱う本作品はコメディ4コマでありつつも他の作品とは毛色が異なる。このような4コマがあるから4コマの世界はオクが深い。2巻で終わるのが惜しい一方で2巻で終わるのがベストであると感じる不思議。不朽の名作の一つ。