「いつ読むの?」「今でしょ!」" 4コマオブザイヤー2013 "既刊部門、結果発表!!feat 1〜50位

投票サイト(※レギュレーション及び簡易結果の掲載及び参加者一覧(投票詳細)を掲載しています。)

新刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131229#p1
新刊部門 50位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131228#p1
新刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131225#p1
既刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131227#p1
既刊部門 50位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131226#p1
既刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131224#p1

1位:『箱入りドロップス / 津留崎優』
箱入りドロップス (2) (まんがタイムKRコミックス)
校進学を機に、叔母の所有するアパートで一人暮らしを始めた春日井陽一。その彼の隣に、同い年の西森雫が引っ越してきた。箱入り娘で外の世界を全く知らない雫との生活がはじまる。昨年の新刊部門からの既刊部門での首位を獲得。新刊部門でのきららが今年度あまり伸びなかったことを考えると、この作品は「きらららしくない作品」の旗手としてこれからの4コマを引っ張っていく存在なのかもしれない。新たなきらら4コマの魅力を引き出す安定の面白さ、可愛さ、そしてきららでは珍しいキャラのたった男性キャラの魅力を感じてほしい。

・1巻ではそこまでではなかったのですが、人が増えて時間が進むにつれて、ヒロインの成長と主人公の変化、周りのキャラの個性も見えてきてとても面白くなってきた。どうしようもなくニヤニヤしてしまう全体の構成がたまらない。
・きらら作品だけど,読者に媚びない.男性キャラがいい味出してます.
・王道ラブコメ感漂ってまいりました。相ノ木兄妹どっちもがんばれ。ちょう頑張れ。
・「ちょっと!そこの男子!!」と並行してこれが連載という事実自体が既に面白いんですがw
・ただでさえ天使の雫ちゃんが成長の中これまで見せなかった色々な表情を見せ始めもはや大天使に。脇を固めるキャラも増えてきましたが、そのどれもが決して死にキャラにならず魅力的なのが素晴らしい。既存キャラ見せる新たな一面も良いですね。小此木超良いやつ。あとこの漫画は某男子高校生の犠牲の上に成立しているので黙祷ぐらいはしたい。
・このラブコメは最強だ。
・陽一と雫の関係や相ノ木の活躍がたまりません。
・雫さんは天使。
・4コマの枠に収めておくのがもったいないくらい純粋に漫画としての質が高く、男キャラにも好感がもてる稀有な作品。生きたキャラ、ネタの安定感、ともに近年のベスト・オブ・ベストかなと。
・雫ちゃんかわいい(確信)


2位:『ゆゆ式 / 三上小又
ゆゆ式 (5) (まんがタイムKRコミックス)
原作を生かしたアニメ化も成功し、作品の質は落とさず知名度が上昇し、まさに「ゆゆ式ワールド」を確立させた一作。やっていることは変わらないものの、サブキャラクターも充実しますますゆゆ式の求心力は止まらない。ここでお母さんへのドギツイ妄想とか書きたいけど怒られるからまたの機会に譲ります。これが名作ってやつだ!

・ゆゆキチなので票を入れるしかないのです
・独特の空気感とそこから生まれる思わずクスリとしてしまう笑いが大好きです。
・ゆずこが好きです。可愛いです。面白いです。これ以上の説明は、不要。
・幸せが幸せを呼ぶ、そんな多幸感に満ち溢れた作品です。
・なにはなくともゆゆ式。我が身を振り返ると、今年は本当にゆゆ式の一年でした


3位:『スターマイン / ストロマ
スターマイン (4) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
新刊部門2位→3位→4位、そして今年は3位と安定して4コマオブザイヤーで上位を確保し続ける申し子。ドラマCD化も実現したぱれっとのエース。星空に彼女が欲しいと願った少年の元に、願いを叶えるために現れたのは嫁候補たちでした。巻数を重ねるごとに新たなキャラクターの魅力が再発見され新たな面白さが垣間見える。アニメ化マダー!

・ドラマCD付だと更に楽しめる、騒がしくも楽しい彼女達に囲まれたお話を楽しみたければ是非に
・安定の安心感。みんなかわいい。メインじゃないところでちょろっといる子もいい感じに個性発揮してて楽しいですね。行成と星娘たちが恋人同士のような家族のような不思議な関係性を保ちながら平和に続く空気感が好き。牧乃さんちょうかわいい。
・これだけキャラクターがいて、1話の中で同時に動かせてしまうのは本当に凄いと思う。何度も何度も繰り返し読んでしまう!
・設定は現実離れしてるけどそれがいい。ヒロイン一人一人を丁寧に描けてる感じがする。ハーレム物の王道作品と言っていいんじゃないでしょうか。


4位:『ひだまりスケッチ / 蒼樹うめ
ひだまりスケッチ (7) (まんがタイムKRコミックス)
もはや「最もファンに愛されている作品」と言っても過言ではないだろう。時が進むにつれ卒業、進学、その先の未来が見えてくるのが楽しくも少し淋しい。高校で美術を学ぶひだまり荘の住人を中心とする学園コメディ。巻数が進み、永遠のユートピアにも変化が見えてきている。フレッシュな1年生、安定の2年生、修学旅行、進路、そして…、と岐路を迎えている3年生らが描かれている。若干の変化が飽きさせない。蒼樹うめの期待を裏切らない魅力があふれた作品。

・この作品もまた一瞬のきらめきを切り取ったものなのだと強く思わされる卒業編・序
・元々好きな作品ですが、6巻最後の話にて好きメーター振り切れて殿堂入りしました。沢山の優しさに包まれながら過ごす学生生活、3年生組の卒業へ向けた動きが進むにつれ、この物語にも何時か終わりが来ることを実感せずには居られません。その時、笑顔で見届けられたら良いなと思います。
萌え4コマと言う枠で括ってしまうにはあまりに惜しい作品。
・今更何をか言わんや、なド定番。ひだまり荘の変わらない日常も、三年生の卒業、と言う大きな節目に向けて少しずつ動き始める。7巻という巻数に至っても、絵柄も話の面白もまだまだ進化し続けるうめ先生に乾杯。


5位:『光の大社員 / OYSTER』
光の大社員(5) (アクションコミックス)
この作品がこの順位にいることって結構凄いと思う。読んでくれた人がちゃんと評価してくれたんだなぁ…って。ありがとうございます!! 唯一無比のOYSTERワールド炸裂。「たくさんの社員の中において、ひときわ大きく輝く社員」を目指すサラリーマン必見、サラリーマン4コマ。勢い任せと言葉遊びのコント4コマを貫きながら、最後まで全くテンションが落ちないのが凄まじい作品だった。完結してもこの作品は読んでおくべきだと思います。迷作だ!!

・ただ面白い。ただギャグ漫画である。何かしらの意味合いを読み取られやすい昨今において、その道程はいかなる厳しさであったか。そんな事は全く匂わさないのもまた、この漫画らしさでありました。お疲れ様の一票です。
・この巻から登場するサトリというキャラが大当たりでした.
・至高のナンセンスギャグ漫画、完結。作者自身も大体これぐらいで終わらせようと考えていたとのことで、最後までテンションを切らさず走り抜けたのは見事でした。「全百話」の目標をむりくり達成させようとした最終話は必見。
・ギャグ4コマとして近年出色の完成度。フォーマットがきちんとしてます。


6位:『氷室の天地 Fate/schoollife / 磨伸映一郎
氷室の天地 Fate/school life (6) (4コマKINGSぱれっとコミックス)
PCゲーム『Fate』の公式スピンオフ作品。プロレスギャグでお馴染みの眼鏡御代磨伸映一郎が描く狂気と歓喜の宴。ドラマCD化も実現し、パロディとギャグにまみれたひむてんワールドは勢いの止まる様子を見せない。本編も冬なり聖杯戦争の幕が開こうとしてる。氷室許嫁騒動も段々と佳境に入るなどストーリー面も気になるところ。日夜停滞中のきのこワールドで動き続けるひむてんワールド。名作か、はたまた迷作か。現在未確認で進行形!!

・恐ろしいまでの情報量
・眼鏡!
・正直Fate関連を全く手をつけていない人間なので肝心のFateそのものとしての内容はホントにわからないです(^^;)基本ネタを楽しむ(特に29関連)マンガと思って読ませていただいています故。
眼鏡っ娘万歳!


7位:『きんいろモザイク / 原悠衣
きんいろモザイク (4) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化も成功し「モザレス」と呼ばれる「きんモザがない生活なんて考えられない!!」という人が続出している。まんがタイムきらら系列、ふわっとしたカラーイラストには定評があり、着実にファンを増やした実力派。留学生のアリスを中心に楽しくも愉快な学園生活を描く。現行メジャータイトルだとAチャンネルに似た雰囲気があるが、作者である原先生の絵柄には温かみがあり他の漫画にはない独特のカラーを醸し出している。可愛い絵柄だけでなく、時に狂気的とも言える破壊力のあるボケが恐ろしい。ゆるっとふわふわ! 「ああ、きんモザよ永遠なれ(1番) おお、きんモザきんモザよ(2番) きんモザサンバ、オーレ!(3番、以下永遠に繰り返す))

・かわいい絵柄に相反してフンドシとか(カツラではなくて)ヅラとか平気で出てくるけれど、問題なんて何もないよ。
・この部門、みんなマニアックな作品選びすぎなんだよ!王道。王道でいいんだ。アリス可愛い、prprprprpとかで良いんだよ。
・アニメにもなったので挙げなくても良いかと思ったけれどやっぱり好きな作品なので。


8位:『わさんぼん / 佐藤両々
わさんぼん (3) (まんがタイムコミックス)
和菓子屋の娘と和菓子屋で修行する主人公の物語。ストーリー性、キャラクター性どれも優秀でそれに加え裏打ちされた和菓子屋への取材と、それを生かすリアルな絵柄が作品の魅力を高めている。作者らしいギャグも随所に織り込まれており読む人を飽きさせない。段々と人間関係も複雑な絡みを見せ、それぞれが出会いやその中で葛藤することで成長を見せている。どのような終幕を迎えるのか想像つかないストーリー4コマ。間違いなく、面白い。

・主人公の草太が単純明快で素直な心の持ち主が好印象。普段どこか抜けてるようで芯がしっかりしているのがなんともかっこいいです。
・人間関係がますます面白くなって個人的に今一番続きが気になる4コマです。
・京の黒ロン美人を見たいなら『わさんぼん』を読め、と言いたいほどステキな作品。職人ものとして恋愛ものとしてのストーリーも丁寧に進んでおり今後も楽しみ。
・今、一番続きが楽しみな4コマ漫画。お仕事パートと恋愛パートのバランスも良く、読みやすい。
・柏木無双!
・柏木さんの魅力。


9位:『信長の忍び / 重野なおき
信長の忍び 7 (ジェッツコミックス)
大河4コマ。戦国時代を信長、そして忍びである千鳥を中心にコミカルに描く。実際の歴史に介入する千鳥、そして史実通りに突き進んでいく信長、秀吉たち。コメディとして楽しめる4コマだが、史実が史実なだけにコミカルなだけでは終わらないシニカルな部分も垣間見える。重野作品では珍しい色であり、そのバランスも魅力的な作品。いつかのラストに向かって突き進むについてより面白くなっている。

・単なる娯楽作品ではない。史実をみっちり研究され、笑いも涙もどちらもよくでるようにネタを練られた秀作。
比叡山焼き討ち、こう来たかー!!という感じ。期待を裏切らない内容でした。
比叡山焼き討ち編が素晴らしかったので
・同一時代を扱った漫画が、比叡山焼き討ちを多面的学説から描いたのと比較して、あえて従来の説から描いたというところに、作者の心意気を感じました。
延暦寺焼き討ちをこう書くかぁーと正直膝を打ちました。戦国時代を題材にしている以上やはり史実の出来事は避けては通れないんですが綺麗事で誤魔化さなかった事、真摯に正面から描かれた事が素晴らしかったです。


10位:『アキタランド・ゴシック / 器械』
アキタランド・ゴシック (2) (まんがタイムKRコミックス)
ここは北国のとある県。日照時間の少なさとは対照的に、前向きで変わった県民が生活しておりました。ツノの生えた女の子・アキタもその一人。持ち前の理屈っぽさと、子供ならではのポジティブ性で、今日も楽しく過ごしています。2巻完結。去年の新刊部門で1位をとったように、読者に強烈な印象を残し惜しまれつつ終わっていった名作。こんな光り輝く作品があった、とたまに思い出してください。

・さらば、あきためく大地よ。きらら系統の漫画の中でも独自の立ち位置を確立していた作品ですが、やはり通読すればするほどコク深く、味わい深い。変という言葉の方がしっくりきますが、でも、変というだけでは包みきれないあわいも含んでおります。こういうのを、不思議というのでしょう。
・popでGOWな完結巻。この落ち着かないけど優しいアキタめく大地な世界観大好きでした。
・まだまだ飽き足らんど


11位:『月刊少女野崎くん / 椿いづみ
月刊少女野崎くん(3) (ガンガンコミックスONLINE)
無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女マンガ家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女マンガ家でもある野崎くんの日常を描く、少女マンガ家男子コメディー!! とにかく、面白い。少女漫画をメインとする作者の絵柄は艶やかでカッコよく、その一方でギャグは無骨でキレ味抜群。野崎くんはカッコよく、千代は可愛く。個性豊かなキャラクターがどれもウザ可愛い。痒いところに手が届く面白さ。キャラクターも増えていき世界観が広がることでますます面白くなっていく!

・相変わらず面白い。ラブコメなフラグ立ちそうと見せかけてすぐ叩き折ってギャグに転がすキャラばかり。でもごく稀に本気でにやにやさせる一本をぶっこんでくるのがたまらないです。
・変態の周りには変態があつまる、という好例(酷い。変態しかいねぇ!でもちゃんと漫画ネタねじ込んでくるあたりが流石としかいえない。
・多分いま一番笑える作品ですね。普通に少女マンガの方も読んでいましてそちらもラブコメで楽しい作品なんですがまさかここまで4コマとして面白くなるとわなぁ。毎回毎回楽しみな作品です!


12位:『棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜 / きゆづきさとこ
棺担ぎのクロ。~懐中旅話~ (4) (まんがタイムKRコミックス)
棺を背負った旅人クロと言葉を話すコウモリのセン、そしてニジュクサンジュ。クロの旅のゴールはどこにあるのか。童話風新感覚4コマ。話が進むごとに洗練され、謎が解けては新たな謎が生まれていく。確実に完結へと近づいている。それは嬉しくも寂しくもあり。ファンタジー4コマとしての世界観は圧倒的。きゆづきさとこの名作。段々と終幕に向けて明かされる謎、明かされていない謎が紐かれていく。クロちゃの未来が幸せであること願いつつ。

・芸術的漫画として言えばおそらくこれがナンバーワン。絵画のようであり絵本のようであり。その様は、4コマの表現の限界に挑戦するかのごとく。
・やはりきゆづきさとこの才能には圧巻の一言。文句なしの選出。
・完結するのがとても楽しみな作品です。4巻は両親の帰りを待つ女の子の話が好きでした。
・謎が多かった物語の核心に迫ってきました。4コマだけど絵本を読んでる感じ。


13位:『父とヒゲゴリラと私 / 小池定路
父とヒゲゴリラと私 2 (バンブーコミックス )
男やもめのお父さんと、その娘のみちる。そこにお父さんの弟を加えた三人の生活の始まり。叔父さんはヒゲでマッチョだから「ヒゲゴリラ」。と、インパクトのあるあだ名を付けられたものですが、元気でちょっとわがままなみちるの言動と、それを受け止める大人たちの愉快で、ときどきじんわり染みる家族の毎日。春から冬まで季節季節の大切なエピソードが描かれています。この物語はコメディとシリアスのバランスが素晴らしい。シリアスを上手くコメディに繋げ、コメディが上手くシリアスと共存しています。そういう読ませる部分は読ませ、ちゃんと漫画チックに楽しませてくれるがこの漫画の非常に上手い部分だと思います。成長するみちる、変わっていく人間関係、変わらない部分、全てが愛おしい。

・これもある意味ラブコメ枠なのかしら。みちるの元気いっぱいな日常にほほが緩んだり、たまによぎる昔の話にしんみりしたり。
・1巻に続いてド安定、笑いの間に挟まる暖かさと切なさ。
・「日常系」っていうならこれこそ本当に日常系だなあ、と思う子育てもの。登場人物がみんな可愛いと思います。
・凄く面白いギャグがあるわけじゃないけど、日常の中にうまくネタを織り込まれた構成で、小説を読むような感覚で読める。少しづつ動く人間関係の今後の展開も気になっています。


14位:『家族ゲーム / 鈴城芹
電撃4コマ コレクション 家族ゲーム (10) (電撃コミックスEX)
鈴城芹の大河4コマ。ただのゲーム好きの家族の話は巻を進めるごとに人から人へと繋がっていき、ゲーム以上に「恋愛」を軸にまわっていく人間関係。もはや広がりすぎ得た人間関係は読む人を選びそぎ落としてるかもしれない。それでも積み重ねてきた年月と人の絆は太く残っている。きっと素敵な未来が描かれるだろう。


15位:『ぱら☆いぞ / 道満晴明
ぱら☆いぞ2 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)
道満晴明が送る下ネタ4コマ。下ネタが常識となっている空間は価値観が逆転した藤子・F・不二雄の『気楽に殺ろうよ』的パラドックス感を感じる。多彩なキャラクター達が巻き起こす常軌を逸した狂気の世界観はまさにフェスティバル。連載が続くごとにより「道満晴明」らしくなっていく。それが脳に心地よい。はよ第2部を!

・下ネタの連続なのに爽快感すら覚える読後感はなんなのでしょうか。あと病田さんと呪田三女かわいい。
・性的なギャグにはどこか生々しさが漂うものですが、これはもう行きすぎで乾いてしまってるのがすごい。もちろん黒ロン揃いなのも良し。呪田さん。
・しょーもない下ネタやってるまま完走して、今年一番笑った4コマはこれかなと思う。呪田四姉妹と女体化した博士が大好き。


16位:『孔明のヨメ。 / 杜康潤』
孔明のヨメ。 (2) (まんがタイムコミックス)
昔々の中国。なかなか良縁に恵まれない少女、月英にやってきたのは変わり者と有名な諸葛孔明との縁談!? 全く新しい三国志4コマの開幕! 孔明を主役に夫婦生活を描いている。三国志に詳しい作者だからこそできる、物語で語られない孔明の日常生活が描かれており興味深い。孔明をメインに使ってはいるが、諸葛亮の要素を抜きにしたストーリー4コマとしても面白い。夫婦としての葛藤や困難も描かれ、夫婦と孔明という人間を掘り下げているのも面白い。

・いやこれ、面白いっすよ。三国志ってある意味ありがちな題材だけど、バックボーンがちゃんとしてるからこその分かりやすくて何より面白いっつーのは素晴らしいです。これは文句無しに選びたい作品。
・しっかりとした取材と考証をもとに、史実に沿いながらも「孔明夫妻の日常」というファンタジーを描き出しているのが見事。三国志の英傑たちが顔を覗かせ始め、物語が加速し俄然面白くなってきました。4コマファンだけでなく三国志ファンにもオススメの一作。
・雑誌のほうではだんだんきな臭い話が進んで来たけど、この頃はまだそこまで行ってなかったかな。ある意味「破れ鍋に綴じ蓋」ってこういう夫婦なんですかね。いやぴったりで(笑)
・新しい時代の三国志演技。それがこの孔明のヨメ。徐庶、鳳統などおなじみの人物も出てきて、ますますにぎやかに。いつかマルチメディア化してほしい期待の一作。
・作者の中国へのあこがれ臭が作品の端々からバンバン伝わってくる作品ですね。どうしても他の作品では勇猛果敢な作品になりがちだけど、これはほんわか天然夫婦の微笑ましい様子を眺められるのがなんだか楽しいです


17位:『しかくいシカク / ざら』
しかくいシカク (2) (まんがタイムKRコミックス)
黙っていれば容姿端麗、口を開けばえろオヤジ。バレッタが特徴的でも一見フツー、実は意外とナチュラルに腹黒。見た感じは華奢で小動物、中身はもっと小動物。そんな女子高生3人にカメラを持たせたら…。カメラをテーマに今までとは違った角度と構成から新たなざらワールドを展開している。密度は相変わらず濃く、どこか艶めかしい。レギュラーも揃い、種まきとしての期間も終え遊びも増え作品として魅力が増してきている。この作品の過度期はいつなのか全く読めない底深さがある。

・作中の細かいネタやキャラクターの濃さ、話もテンポがよくて大好きです。全てのネタ再現込みで、ふおんコネクトのアニメ化できませんかね?
・先走って祝・アニメ化! と叫びたいですが、生憎とあとがきの雑談レベルの話なので真相は作者様(と出版社の)胸の中。カメラを主眼に置いた漫画であるものの、時たまそこから全く離れて学園モノらしく人間関係の描写や学校行事を経て、シカクの世界が徐々に進行し広がっていく様を見ているのが楽しい。自身の高校時代を思い出しました。前作「ふおんコネクト」とも微妙にリンクしているのが小憎い演出。作中で、混ぜるな自然のごとく、配置される小ネタを完璧に把握しているのは作者様だけなのではと思うこの頃。
・小ネタと書き込みがすごい。読んでいると目が疲れる(褒め言葉)ぐらいの作品
ふおんコネクト!アニメ化はよ


18位:『LSD〜ろんぐすろーでぃすたんす〜 / ほた。』
LSD~ろんぐすろーでぃすたんす~ (2) (まんがタイムKRコミックス)
「思いっきり走るのって、楽しい――!」高校1年生になり、長距離走を始めた椿(つばき)。陸上部は経験者ばかりで、練習メニューも結構キツめ。だけど一 生懸命走りこんでいるうちに、長距離の魅力にとりつかれ――。日本初(!?)の本格陸上4コマ。絵柄、構図、ネタまで全体的にレベルが高くきららでも屈指の安定作に仕上がっている。陸上というテーマに真正面から向き合っており、「なんちゃって陸上」ではない、しっかりした陸上4コマとして評価されるべき作品。熱い要素たっぷりでありつつも萌え4コマとしても楽しい。異色かつ王道! やはー!!

・今までで確立した人間関係の膨らみとキャラクターの成長を感じ取れる点に一票。綺麗事だけで終わらない陸上へのひたむきさもまた良し!
・百合としても、高校生としても、大好きな成長物語です。LSDって気持ちいい・・・!
・陸上初心者だった椿の心情の変化が丁寧に丁寧に描かれていて読んでて泣けてきます。駅伝編での朝岡椿のストーリーの終わらせ方が好きです。
・可愛い系と見せかけて、わりと本格的な陸上部4コマ。ゆっくり成長していく主人公に感情移入しつつ、日常のシーンではニヤニヤ。後輩たちの登場で楽しみが増えました。
・個々のレベルが違う部活、当然目標等も違う。難しいテーマですが丁寧に書かれています。


19位:『せんせいのお時間 / ももせたまみ
せんせいのお時間【通常版】 12 (バンブーコミックス )
永遠のマンネリズムかつ不朽の名作完結。最初から最後までテンションも変わらず魅力的な生徒とみか先生ら個性豊かな教師陣を書き切った。学園4コマの金字塔。ももせたまみ、永遠の代表作。どうでもいいですが、私は中山がももせヒロインで一番好きです。二番目は三人娘、三番目はももシス時の加藤先生。

・超ロング連載の締めくくり!素晴らしかったです。皆のそれぞれの巣立ちが感慨深かった。
・ずっと続くと思っていた「お時間」もついに完結…。不覚にも最終回は泣いてしまいました。みか先生の丸顔、いつまでも忘れないよw!(マテ
・興津高校の生徒の皆も遂に卒業・・・追い続けて10余年、感慨深いものがあります。 
・完結記念も兼ねて。みか先生と北川は将来同棲するって信じてる。
・色々あったなぁ。そんな感慨を想い描く最終巻。作者も世間も、そして自分もホント色々あったなぁ(^^; 定番で安定してた作品でしたね


20位:『キルミーベイベー / カヅホ』
キルミーベイベー (5) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化もされた超メジャー作品。暗殺者として生きるか死ぬか、2人は果たして友達か他人か。その関係性の中で最期の決断を迫られるやすなとソーニャ。二人が選ぶのは希望か、それとも絶望か。メディアミックスも広がりも見せ映画化への期待も高まりつつある。全米が泣いた!! 1億3000万部の大ヒット(予測)!!

・投票は義務。


21位:『恋愛ラボ / 宮原るり
恋愛ラボ (9) (まんがタイムコミックス)
アニメ化も安定の出来に終わった恋愛上手な女の子を目指す恋愛ラボの面々を中心としたなんちゃって恋愛4コマ。なんちゃってのはずが、だんだんと現実の男の子が接近してきたことでのニマニマが止まらない。女の子の前で見せてきた顔と男の前で見せる顔が違うことに興奮せざるをえない。これからも楽しみなストーリー4コマ。スズちゃんが小学生とラブラブになっちゃう展開はまだですか! 萌え4コマにしては最近はちょっとラブ成分大目で読む人を選ぶかもしれません。安定の宮原るりワールド。

・体育祭のエノの可愛さが天井知らずな事は措いておいて新聞のミカちゃんの話で泣きかけました。
・アニメ放映を記念しての選出となりました。本来であれば9巻を選びたかったのですが、9巻はストーリー形式なので8巻で。


22位:『放課後アトリエといろ / 華々つぼみ』
放課後アトリエといろ -4 (角川コミックス)
高橋寧々16歳。高校生デビューします。個性いろいろ、十人十色。放課後系、美術部ライフスタート。萌え系学園4コマのお手本のような作品。同じ美術を題材にした4コマは数多くあるが、この作品だけに感じられる個性が光る。派手な特徴はないが、安心して読める可愛らしくも女の子らしい作品。女性作家らしい繊細かつほんわかしたストーリー・キャラクターが魅力的。

・最後まで大安定だった賑やか楽しい美術部4コマ。打ち切りになってしまったのがほんと惜しい。
サザエさん時空ではない学園モノの性としての卒業が近づいてくるのが寂しいお祭り会でした。


23位:『ぱわーおぶすまいる。 / ウロ』
ぱわーおぶすまいる。 (2) (まんがタイムKRコミックス)
篠華まゆと蒼葉宗馬は幼なじみで、同じ高校に揃って進学。明るく元気な天然少女のまゆ、そして個性豊かなクラスメートに囲まれ、面倒見の良い宗馬は振り回されっぱなし!? 所謂主人公とヒロインの友達以上恋人未満的4コマ。ありがちだがきらら系では男性キャラが登場する作品も珍しいため、このありがちなパターンが逆に新鮮。安定感とまゆの可愛らしさだけでご飯3杯はいける。作品としての質が落ちてこず、有り余る魅力あり。

・笑顔が眩しい元気っ娘まゆさんを中心とした恋愛ストーリー。見てるこちらが恥ずかしくなってしまいそうなほどの仲良しぶり…。羨ましいと思いつつも今後の展開が楽しみな作品です。 みるくちゃん眼鏡っ娘かわいい。
・1巻ではあんまりおもしろいと感じなかったんですが、2巻終盤~現在連載分あたりから毎回毎回超面白くなってきてびっくりしてます。そーちゃんがやっと素直にまゆさん大好きって言ったおかげですね。そのせいで各キャラの立ち位置がある程度明確になった感じです。環さんのコイツデレ隠す気全然ねーだろみたいな雑なツンデレ具合にはあざといと思いながら毎回やられる。


24位:『G専ラフスケッチ / 鳥取砂丘
G専ラフスケッチ -2 (カドカワコミックス・エースエクストラ)
宮本史子は未来のゲームクリエイターを目指し、専門学校に入学。都会にドキドキ、風変わりなクラスメイトにドキドキ。でも楽しい毎日。ほっこり、ゆったり、でも少しずつ確かに夢は形になっていくようで…。夢を追いかけ、その夢を追いかけるスタートラインに立ってわちゃわちゃする物語。子供なんだけど、うっすらと見える将来のビジョンがちょこっとリアルで楽しみでもあり。個人的にはいい形で終えれたと思ってます。

・ゆるゆる展開かと思いきや、意外とリアルな感じのお話もあったりして、読了感が非常に良かったです クリエイター志望の方はぜひ!
・もうちょっと続いて欲しかったものの、見事にまとまってくれたという感もあります。


25位:『かみさまのいうとおり / 湖西晶
かみさまのいうとおり!  (9) (まんがタイムKRコミックス)
きららを支えた下ネタ4コマ。教会、神社、山伏、お寺の娘。個性豊かな仲間たちの物語も最終巻。色々あったけどこの組み合わせは最高でした。100人読んで100人に受け入れられる作品ではないけど、ポップでキュートで下ネタ満載のいつまでも色褪せない不朽の名作。

・僕を4コマ読みの道に引きずり込んだのがこの作品でした。暗喩的なお色気描写とハートフルなストーリー、一見相反する二つの要素の両立させ方が非常に巧い。何年経ってもオススメしたい、萌え4コマの金字塔。
・約10年、きらら本誌の柱の一つとして楽しませて頂き、私の心の支えにもなっていました、最終回付近は何だか心が落ち着きませんでしたよ・・・ 
・えろい
・他の人が選ぶだろうと思いつつ、やっぱり選ばずにはいられませんでした。
・正直これを読むためにきらら本誌を購読し続けていた
・きららの比較的初期からの作品が完結。ぱれっとで培ったドラマ要素を取り入れるなど最後まで意欲的である。


26位:『夜森の国のソラニ / はりかも』
夜森の国のソラニ (3) (まんがタイムKRコミックス)
“夜森の国”――。そこは目覚めに迷う者たちが集まる夜の国。記憶を無くした私は、新しい私「ソラニ」として無くした記憶を探し始める――。既存の4コマに囚われないストーリーラインを築く「まんがタイムきららミラク」を象徴する一作。絵本のような幻想的でファンタジックな世界観で読む者を魅了してやまない。ストーリー4コマとしての新たな扉を開いた感覚を覚える。読む人も選ぶだろうが、4コマ史に残る一作であることは間違いない。

・独特の世界観を表現する美術。ストーリーの見せ方も多彩で飽きる要素の無い作品。漫画の枠を飛び越えた芸術品と言うべきか。
・アニメ化、期待してたのにな〜。個人的には、本当に、こういうほっこりできるシリアスものが、好きなんです。
・4コマの新しい表現方法に魅せられたファンタジー4コマ。縦へのコマのぶち抜きや巧みな視点移動で描かれる美しい世界に惹かれる。


27位:『ご注文はうさぎですか? / Koi』
ご注文はうさぎですか? (2) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化も決定し、「この作品がないとダメなんだぁぁぁ!!」と終了後にはうさロスになること間違いなしのこの作品。「♪うっさぎ〜うっさぎ〜」と無邪気に、喫茶ラビットハウスにやってきたココア。実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店で…。お店で出会う女の子たちもクールでちっちゃいチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位から可愛さと笑いが炸裂! この作品があれば来年は戦える!!

・キャラの可愛さだけじゃない。ドコかおかしな面々の遣り取りのギャグだけじゃない。アニメ化でちゃんと表現できるのかを心配する程の背景美術に注目したい作品です。
・かわいい4コマと言えば間違いなくこれ。Koiさんの絵は見るたびにかわいすぎて死ぬ。ほのぼの日常系作品の大本命としてアニメにも期待。


28位:『あいうら / 茶麻』
あいうら (4) (カドカワコミックス・エースエクストラ)
おバカな奏香、やる気のないツッコミ役の彩生、人のいい歩子を軸に展開される女子高生の日常を描いた作品。言ってしまえばよくある萌え系4コマですが、独特の力の抜けた展開ですらすらと読めます。絵と表情の上手さがギャグの面白さを保証しつつ、キャラクターの広がりと的確な掘り下げが作品の強度を高めるというバランスに優れた作品。そんなことよりカニ食いてぇぇぇ!! カーニー!!!

・「あいうら」に投票したと去年の自分に言っても、絶対信じてくれないと思う。3巻の「1」のエピソードで、オカシーの株が急上昇した。単なるウザキャラでないオカシーの魅力、あさりがオカシーを慕う理由、もうひとつの「あいうら」の結成秘話、全てがあのエピソードに集約されている。1人のキャラに愛着が湧くだけでこんなにも漫画は面白くなると教えてくれた、今年最高の萌え4コマ
・テンポが良く絵が綺麗で読みやすい、これぞ日常モノな作品の3巻。


29位:『スケッチブック / 小箱とたん
スケッチブック 9 (BLADE COMICS)
今日ものんびり、大きなイベントもなくまったり日々は続いていく。美術部の面々は今日も元気です。多分、これからもいつまでも。青い空と虫がいればなんとかなるデース!! そろそろアニメの二期やってもいいんじゃないかな! メインの一人が引退状態ですけど!

・10周年おめでとう!またひとつ虫に詳しくなったよ!
・安定して面白い作品。キャラ個々が個性的やし、読んでて和らかな気持ちになる。
・この作品全部が大好きです。再アニメ化も期待したいなぁ。
・肩の力を抜いて感じましょう


30位:『JC探偵でぃてくてぃ部 / 鈴城芹
JC探偵でぃてくてぃ部! (3) (IDコミックス REXコミックス)
ひいおじいちゃんは名探偵!な照葉は探偵に憧れている中学生。学校で起きた事件を見事解決(?)して、でぃてくてぃ部を発足!! 仲間の詩と細と供に事件に挑む!? 今日も名探偵照葉が行く! 鈴城芹発、なんちゃって探偵漫画も残念ながら完結。4コマと普通のコマ割を時に混ぜてダイナミックに描く。どうでもいいけど、なんか性犯罪多いです。なぜか。

・探偵モノ、学校モノ、アクションにお色気と、色々詰め込みに詰め込んだ高密度4コマ、完結巻。コマの隅々にまでつめ込まれた小ネタやファンサービスもあって、そう言う意味でも高密度。終わってしまうのが本当に惜しい・・・晩白柚よ永遠に!
・小中学生の頃に読んでいたジュブナイルなミステリを想い出す作品。日常の些細な、大人は気にも留めないような「事件」に目を輝かせる女子ズがかわいい。
・少女たちによる学園探偵もの。記号的な巨乳さんも出てきますが、全体的にほのかに漂ういかがわしさがこの作者の本領だと思います。新キャラの増子さんが好みだったので完結は残念。


31位:『うのはな3姉妹 / 水谷フーカ
うのはな3姉妹 (4) (まんがタイムコミックス)
朝ドラ風4コマ完結!! 次 女・桃子も正式に加わり家族4人体制になって北原豆腐店。 め でたしめでたし♪… と思いきや!? 派手な出来事もなく、静かに繊細に淡々と日々の出来事を描いていく。進路、婚活、生きるってことは全てイベントだなって。水谷フーカさんにしか書けない世界観。唯一無比。

・心温まる豆腐屋一家の最終巻。最後のページは思わず目頭が熱く…。感動しました。
・商店街の豆腐屋一家を描いた4コマ。こっちが本編なんじゃないかと錯覚するほどしっとり読ませる描き下ろしは、最終巻でも存在感を放っていました。桜と南田くんのエピソードをもう少し読みたかったです。


32位:『みそララ / 宮原るり
みそララ (6) (まんがタイムコミックス)
成長すればするほど新たにぶつかるカベ。まだまだ新米ライター麦田美苑はどうやって乗りこえる!?読めば明日の仕事が待ち遠しくなる? 宮原るり作品の中でも大人向けな作品。主人公をはじめ子供っぽいが、メリハリがついており時に大人っぽくてそのふり幅が魅力的。


33位:『晴れのちシンデレラ / 宮成楽
晴れのちシンデレラ 6 (バンブーコミックス )
お嬢様高校きっての才媛、春姫こと春日晴さんには、人に言えないお悩みが…。極貧生活から一転、いきなりお嬢様になってしまった超庶民派お嬢様のハラハラギャップ生活♪ 宮成楽さんの代表作。この作品が最も宮成楽さんらしいと思います。いつまでもこれからも面白い。


34位:『らいか・デイズ / むんこ』
らいか・デイズ (16) (まんがタイムコミックス)
むんこさんの代表作品。らいかの成長、他のクラスメイトや周囲の人々とのちょっとめんどくさくて楽しい日々。時に感傷的でゆかいに楽しく。ちょっとラブがコメる時がたまらない。はぁ〜、らぶこめっ! らぶこめっ!! ラビュン!

・バレンタインデー回にやられた。あんな台詞言われたら一生モンの思い出やろー。
・連載10周年を記念しての選出になりました。安定して高水準な4コマ作品。今後もますます楽しみです。


35位:『レーカン! / 瀬田ヒナコ
レーカン! (4) (まんがタイムコミックス)
まんがタイムジャンボの看板にすっかりなりえた作品。安定感と質の高い話づくりを誇る霊媒体質である少女のゆるふわコメディー。高い画力で読む読者を魅了する。こんな4コマもあるから4コマってのは面白い。

・毎巻良い話がありますが、3巻のジューンブライドの話、もっと細かく指定するなら「大人になる日に。」の2ページはその中でも突出して良い話です。関連して2013年7月号のまんがタイムジャンボ目次ページに2ページで読者を号泣に追い込んだだろうあの子が再登場しています、注目ですぞ。
・表紙からはわかりにくい、ヒロイン・天海さんのピュアっぷりと友達みたいなユーレイたちによるハートフルコメディ
・笑いと涙。心を満たしてくれる至極の作品です。


36位:『チェリーブロッサム! / 茶菓山しん太』
チェリーブロッサム!  (3) (まんがタイムKRコミックス)
園芸部の主人公とメインヒロイン2人のちょっとエッチで楽しい部活ライフを描いた漫画。決して主人公はイケメンではなく特別カッコいいわけでもない。どちらかといえば気持ち悪いレベル。でも、一生懸命な部分や園芸に対する情熱が好印象で嫌いな人はいないだろう。特定の女の子ルートが存在しないだけに、恋愛に発展しそうな部分も読んでいて興味深い。エロコメ的作品だが、それがあまり下品になりすぎず、女の子が可愛いのも好印象のポイントではないだろうか。

・ラブコメ混戦具合にワクワク。
・ノリとテンポに勢いがある。人物増え過ぎな感は否めないが個性を上手く出そうとしてると思います。
・安心のドタバタコメディ。面白い。


37位:『ギンダラとギンメダイ / 渡辺伊織』
ギンダラとキンメダイ2 (バンブーコミックス )
明るくて人気者の姉・百萌、地味で目立たない妹菜々葉の交流を描いた作品。なんというか幸せなオーラに包まれた作品。一見地味なファミリーものだが、渡辺先生の可愛らしくも暖かい絵柄がなんとも読みやすい。関係性がしっかり構築されていて「こういうのが読みたい」というツボをついてきます。美人だからー、地味だからー、というだけで成立してなくて、各々のキャラクターのいい部分ダメな部分が協調されていて面白い。最後まで普通で、最後までいつも通りで完結した名作。

・最終巻。なんでもう最終巻なんだよと。1巻に引き続き安定感があって面白かった。派手さはなかったかもしれないけど凄く好きな4コマ。仲良し姉妹(+純情幼馴染)万歳。
・(自分的には)突然の連載終了だったのて驚き。単行本おまけの性別逆転漫画も楽しかった。
・眼鏡!


38位:『かなめも / 石見翔子
かなめも (6) (まんがタイムKRコミックス)
新聞4コマ完結。アニメ化以降存在感は希薄になっていたが、安定して高いクオリティを維持し続けていた。キャラクターの個性は増すばかりでこのまま続いていくとバランスがいつか崩れるのではないか、と思っていたので完結もまた良しか。個人的には作者ブログで書かれていた「書かれることのない設定」を作品化して欲しかった。どうしても、その書かれてない部分を残しての完結は作品のピースを欠いているとしか思えない。それでも、きららの歴史に輝く作品の一つであることは間違いない。


39位:『センセイあのね? / 小石川ふに
センセイあのね? (2) (まんがタイムコミックス)
高校2年生、夏。 好きになったのは「 先 生 」でした。 甘酸っぱくて、じれったい初めての気持ち。 … ねえ、先生。スキっていったらどうする? おふとんかぶって、ジタバタしちゃう『ウブ片恋4コマ』!! こういう先生と生徒の恋愛、ってのは両想いにしろ片思いにしろありがちなんですけど、ストレートでどこまでも真っ直ぐ。先生に片思いしてるけど、なんにも進展しない真っ直ぐな真っ直ぐな片思いを描いている。昨今珍しいですよ、ここまで恥ずかしくなるぐらい眩しい片思い。心が洗われるような思い。「恋」の甘酸っぱさが、読者を包み込むくらいに伝わってきます。

・とても美しく突っ走って完結した名作。こういう純真な恋心というやつに大変弱いので、もう問答無用という感じ。
・もうね、つぐみはじめ、小石川先生のキャラの可愛さといったらもう…!!こちらも最終巻ですが、素晴らしいラストだったので、もう許すw!小石川先生が同人で発刊された後日談「センセイあのね?それからね?」もオススメです!!
・センセイ大好き!なつぐみがとにかく、もうとにかく可愛い。日常、受験、卒業そして結末まで、つぐみの恋愛を見事に描き切った最終巻。恋する乙女の可愛さに、ベットの上でゴロゴロしたいのなら是非読むべき!


40位:『あいたま / 師走冬子
あいたま(7) (アクションコミックス コミックハイ! )
アイドルの卵、略してあいたま。学園アイドル4コマ。アイドルが日常にいる生活と一緒に生活するドルヲタの対比が面白い。段々とキャラクターの個性が掘り下げられていくことと、主人公が変化していく様子が面白い。今も続く師走冬子の金字塔。

・表紙はまぁおいておくとして…。貴重なコミックハイの主力4コマ。あいちゃんも比較的落ち着いてきて、出血も少なくなりました(笑)のびのび楽しく続いてほしい師走先生の学園四コマ
・学校外のキャラクターにも広がりを見せた巻。あいちゃんの持ち味に限界を垣間見せたりもしてますね。各キャラクターのお召し替えがすさまじいのはいつものことか(笑)。


41位:『野村24時 / 板倉梓
野村24時 2 (バンブーコミックス )
独身35歳借金持ちの男とOL・女子高生・小学生の美人3姉妹との同居って…これってありですか〜? 板倉梓が持ち合わせる毒とアメが融合したハイブロー4コマ。ブラックだけど優しい。エロくなりそうなのにエロくならない。野村のうだつの上がらない喪男っぷり、その野村の存在が段々と愛おしく思える。野村の情けない気遣いと優しさが好きになってくる。三姉妹も同じ気持ちなのかも…。あれ、野村幸せフラグ? それもいい。

・だんだん、主人公の年齢に近づいてきていて怖いです。とはいえ、少しづつ運気の上がってきた野村さん。周りの賑やかな面々も運気上昇に力を貸している・・・かも?
・冴えない人生を送っているようでいて、田中三姉妹宅で幸せな居候生活を送る野村がある意味うらやましいです(笑)。野村にとっては時には少しシビアなことがあっても、ほのぼのしたこの擬似家族ホームドラマが続いてくれればと思います。


42位:『〇本の住人 / kashimir』
○本の住人 (5) (まんがタイムKRコミックス)
小学生の少女「蓼科のり子」と童話作家の兄「蓼科いずみ」の日常を描いた4コマ漫画。可愛らしい絵柄ながらもシュールな世界観を貫く、4コマ漫画の中でも異色な存在。「いつものkashimir」で説明がつく漫画家になったと個人的には思ってます。でも、この作品は他の作品より分かりやすいと思います。あくまで、他のkashimir作品よりはな!

・マニアックでかつ4コマとしても面白い。もはや奇跡としか。


43位:『ふうらい姉妹 / 長崎ライチ
ふうらい姉妹 第3巻 (ビームコミックス)
ギャグの応酬。反則技のオンパレード。狂気の漫画家・長崎ライチが描く唯一無比の世界観。これが邪道だ。シリアスな笑いだ。


44位:『うちは寿! / 小池恵子
うちは寿!  5 (バンブーコミックス)
風通しのいい家族です♪ 能天気、ぐーたら、イケメン鑑賞、妄想…寿家のにぎやかな日常。 おめでたーい家族4コマ。色々大変なはずなのにそうは全く思えない風通しのいい作品。読むと爽快、こういうのもありだよなーって。おすすめ!!

パイロット版では名言されていたが、連載版では曖昧になっていた「寿家に父母がいない理由」が、遂に明らかになる。それに伴い、千宏は自分の家族構成が「普通」でないことに気付き始める。決して不幸を強調するわけでも、殊更に自分たちは幸せですとアピールするわけでもなく、この世界のどこかに存在するかも知れない一つの家族の日常を淡々と描き切った、今年最高のファミリー4コマ。
・寿家の美女3人+ちびっ子の毎日はいつまでも呑気なままで続いていく…かと思いきや、ピュアな小1から反抗期バリバリな中学生になっちゃった千尋くんには世間体とかその他色んなものが目についてしまいますが、「でもごめんだからってその通りには生きられない!!」…何もかも承知でマイペースを貫くお姉さんたちの強さには絶対に敵わないことを悟るには、まだまだ時間が必要みたいです。…なんて大団円を迎えつつ、まだまだ物語を続けていけそうな余韻を残しまくるエピローグが「おあずけ」感にあふれてて、実にもったいないというか罪作りというか。


45位:『Aチャンネル / 黒田bb
Aチャンネル (4) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化もして安定の評価を誇り、むしろアニメ化をしたことで漫画の評価がさらに上がったように思える。キャラも増え広がりも見せる一方、普遍的な話とヤマナシオチナシの4コマで快進撃を続けているが、最近はフェチズム溢れるカラー絵が素晴らしい。そうや! 着衣だってエロいんや! 見えなくたってエロいんや!! 全米が大絶賛やで!!


46位:『月曜日の空飛ぶオレンジ / あfろ
月曜日の空飛ぶオレンジ。 (2) (まんがタイムKRコミックス)
イカの自販機。 朝起きたら頭が箱に。 植木鉢に信号機。 キュート&フリーダムなこの興奮、初体験。かつてないシュールな世界観を発揮している怪作中の怪作。なにが常識でなにが常識でないか分からなくなる。構図から世界観、ネタすべてにおいてシュール&シュール。「まんがタイムラク」が生み出した最大の功績であり問題児。最初から最後までシュールレアリズムでぶっ飛んでます。このテンションで全2巻が読めるんて素敵なんだろう。そうだろ、セバスチャン!!


47位:『もこもこBOX / ☆画野郎』
もこもこBOX (2) (まんがタイムKRコミックス)
「萌え」でも「面白い」でも「可愛い」でもなく、完全に「癒し」という言葉がぴったりな本作。ストーリーも山もオチもなにもないけど、とにかく「なんでもないようなことが幸せだったと思う」という感じ。耳としっぽでモフモフ。布団が今日も暖かい。今日もご飯がおいしい。今日もみんなと一緒で楽しいな、そんな当たり前のことが幸せと改めて感じられる本作。絵本みたいな作品。こんな優しくて可愛いだけの作品があってもいいと思うんだ。好き。

・絵柄、キャラ、展開、みんなやさしくってたまらない。心の置き場所に迷った時は、ふかふかのキューちゃんの尻尾に預けましょう。


48位:『よゆう酌々 / 辻灯子
よゆう酌々 (2) (まんがタイムコミックス)
バツイチのうえ失職してしまった主人公が、目玉焼きすら満足に調理できないのに小料理屋の女将になってしまうというドタバタコメディ。作者である辻灯子らしいといえば辻灯子らしいが、男性キャラが強い個性を発揮しており、他作品と比べて異彩を放っている。そうだよ、これが辻灯子だよ。こういう大人も読める作品って素敵やん?


49位:『レッケン! / 吉谷やしよ
レッケン!(2) (月刊マガジンコミックス)
戦国・幕末・武将に志士! 歴史をこよなく愛する女子=歴女の「好き」は止められない、省みない、ただひたすらに萌えるのみ!!  歴史を現代の話に絡め、そして個性豊かな女性キャラクターが絡み合っていく日常は萌えざるをえない。一見無理ある設定でも、無理を通せば道理になる。それがこの作品の色ってやつさ。素敵だね!!

・個人的に今一番プッシュしている作品ですっ!個性最強な歴女たちの歴史三昧な日々を是非!
・きらら系では希少なギャグ4コマを描かれていましたが、月マガというメジャー誌でも実力を顕示!
・主人公(被害者)のユッキーこと幸村くんと、「信長の忍び」の信長様がスイーツで盛り上がる話を、出版社の垣根を越えて実現しないかなあと思ってます(笑)。


50位:『お姉ちゃんが来た / 安西理晃』
お姉ちゃんが来た 2 (バンブー・コミックス)
アニメ化も決定した弟好き好き大好き超愛してる作品。原朋也13才。父親の再婚によって変な姉・水原一香17才が出来ました。お姉ちゃんからの愛が…重い…。最近流行り(私はそう思ってます)の姉4コマの一つ。基本的な部分がしっかりしてて見劣る部分なし。姉の弟好き好き大好き超愛してるっぷりがまぶしすぎてまぶしすぎて。マンネリ化してる面も見られるが、やはりこの安定感が読んでいて楽しい。これもラブ、あれもラブ。

・俺も姉妹がほしい
・アニメ化が嬉しい。弟大好きな一香の行動が可愛くて面白い。
・来年1月よりアニメ放映開始を記念しての選出。時間がたち、姉弟の絆が深まっていることを感じられるのが良いですね。