「この4コマが、好き。」4コマオブザイヤー2011、結果発表!!〜既刊部門〜

続いて既刊部門です。投票のまとめ(http://togetter.com/li/230747)。なお、新刊部門はこちら(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20111227#p1

既刊部門


1位:GA -芸術科アートデザインクラス-
GA -芸術科アートデザインクラス- (4) (まんがタイムKRコミックス)
有効投票数40票近く、およそ半数は投票した結果。アニメ化もされた美術系4コマ。4コマ好きに愛され、3分の2以上の圧倒的な投票数を獲得。特にストーリーに大きな変化があるわけでもないにも関わらず、4コマで考えれば4巻は明らかに過度期であるが、4巻に至っても全く飽きられることなく、誰もが「新刊を読みたい」と切望しているのが分かる。きゆづきさとこの特殊な画風が他の4コマ漫画にはない圧倒的な存在感を発揮している。4コマ史に残る不朽の名作、と言い切って間違いないだろう。


2位:くすりのマジョラム
くすりのマジョラム (2) (まんがタイムKRコミックス)
昨年の4コマオブザイヤー2010の新刊部門での首位作品。薬剤師である"魔女"ラムとお客さんの交流を描く。この作品は魔法の薬とも呼べる薬剤をテーマに毎回毎回トリック的な何度も読み返したくなる1話が作りこまれている。人と人との交流を通してちょっとずつ心境や印象が変化しているのが面白い。可愛い絵柄の萌え4コマというジャンルに分類されつつ、その作りはファミリー4コマに近いかもしれない。なお、ドラマCD化もされてます。


3位:ゆゆ式
ゆゆ式 (3) (まんがタイムKRコミックス)
女子高生3人組がテーマを決めて語りあう、新感覚漫才コント4コマ。言葉では言い表しづらい面白さに溢れている作品。ちょっとずつ、ちょっとずつ広がっていく世界が魅力的。どのキャラクターも違った魅力があり、誰も誰もかぶらない個性がある。そこかとなくエロく、ひざ裏とか些細なことがエロくて素敵。既刊を重ねていっても平均的なレベルの高さ、可愛さが愛されてる証拠。


4位:スターマイン
スターマイン (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
同様に昨年の4コマオブザイヤー2010で2位を獲得した作品であり、もはや、ぱれっとにおける「けいおん!」的看板作品。星空に彼女が欲しいと願った少年の元に、願いを叶えるために現れたのは嫁候補たちでした。「これなんていうエロゲー」という代名詞を持ちつつも、魅力あるヒロインを描き切っている。多くのヒロインがいつつも魅力的に描いているため「もっとこの子たちを知りたい。」と思わせてくれるからこそ、支持を集め続けているのだろう。で、アニメ化はまだですか一迅社さん!


5位:家族ゲーム
電撃4コマ コレクション 家族ゲーム(8) (電撃コミックスEX)
くすりのマジョラム』と同作家である鈴城芹の大河4コマ。ただのゲーム好きの家族の話は巻を進めるごとに人から人へと繋がっていき、ゲーム以上に「恋愛」を軸にまわっていく。「キャラ大杉。」「ちょっとは失恋というものをだな。」と思いつつも、8巻を超えても求心力を落とすことなくむしろファンの求心力を高めていく。読者を飽きさせない展開。ある種、それは順当かもしれないが、それがハッピーエンドであると予想できつつ私たちは「最後の瞬間」を待っている。


6位:ひだまりスケッチ
ひだまりスケッチ (6) (まんがタイムKRコミックス)
もはや説明不要かもしれないが、アニメ化をし4期も製作中の本作品。まさに「ファンに愛されている作品。」の代表格。高校で美術を学ぶひだまり荘の住人を中心とする学園コメディ。巻数が進み、永遠のユートピアにも変化が見えてきている。フレッシュな1年生、安定の2年生、修学旅行、進路決め、と岐路を迎えている3年生らが描かれている。若干の変化が飽きさせない。蒼樹うめの期待を裏切らない魅力があふれた作品。


7位:境界線上のリンボ
境界線上のリンボ (2) (まんがタイムKRコミックス)
ファンタジー4コマ新機軸。2巻で最終巻となるが、まず表紙が素晴らしい。この密度には圧倒されざるをえない。人種問題等のなかなか重いテーマも扱っており、ただのファンタジーでおさまらない挑戦的な作品でもある。ラストのとある事実が発覚する前後からラストにかけての流れに圧倒される。鳥取砂丘の意欲作、またファンタジーを書いて欲しい。フゥ自身のやさしさも誰かの助けとなったりと、人々の息づかいが楽しい作品。


8位:そんな2人のMyホーム
そんな2人のMyホーム(4) (アクションコミックス)
敏腕大和撫子の家族愛4コマ。一癖ある父娘2人暮らしのドタバタファミリー4コマが、父の網目をくぐり抜けて逢瀬を重ねる娘のイチャラブ恋愛4コマを経て、父娘ともに過去のトラウマを乗り越えるストーリー4コマへと移り変わって行きます。この一連の変化を、違和感なくそつなく連綿と紡ぐのは素敵ですね。家族の素敵さにじんわりくる作品です。きっと、みなさんそれが好きなんですよね。分かります。


9位:だって愛してる
だって愛してる(3) (まんがタイムコミックス)
導入から最後まで一つの「夫婦」の在り方を描いた作品。ところどころ大人で、ところどころ幼く、ところどころ優しく、ところどころ切ない。きっと、読む人に生きることの素晴らしさを教えてくれる。なにもかもが完璧だった。なにもかもが稚拙だった。なにもかもが出来すぎだった。なにもできなかった。そんな、むんこの最高傑作。このタイトルの時点で大勝利。「だって愛ちてる」という続編は置いておく。


10位:ふぃっとねす!
ふぃっとねす 2 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
フィットネス4コマ…なんてジャンルがあるかは知らないですけど。雑誌休刊の憂いにあい、その後オンラインに移籍し無事最終回を迎え2巻が出た作品。私は個人的に大好きな作品でしたのでもっともっと読みたかったです。同作者の『スターマイン』と比べると男性キャラがいない分ガールズトーク度満載。


11位:晴れのちシンデレラ
晴れのちシンデレラ ? (バンブーコミックス)
正しいファミリー学園4コマ。元貧乏だけどふとしたことでセレブ(?)系お嬢様になってしまった女の子の学園生活が描かれる。毎年12月に新刊が出るため「これがないと年が越せない」という読者多数。4巻でかつストーリーにヤマのないファミリー4コマでありつつも、これだけの支持を集めていることがこの作品の「ハズレのなさ」を象徴していると思う。


12位:光の大社員
光の大社員(3) (アクションコミックス)
唯一無比のOYSTERワールド炸裂。「たくさんの社員の中において、ひときわ大きく輝く社員」を目指すサラリーマン必見、サラリーマン4コマ。勢い任せと言葉遊びのコント4コマを貫きながら、3巻に至っても全くテンションが落ちないのが凄まじい。大ブレイクはしないだろうけど、サラリーマン4コマ永遠の新機軸。読んで損はない。


13位:恋愛ラボ
恋愛ラボ(6) (まんがタイムコミックス)
恋愛上手な女の子を目指す恋愛ラボの面々を中心とした正統派恋愛4コマ。理想を目指すはずが、だんだんと現実の男の子が接近してきたことでのニマニマが止まらない。女の子の前で見せてきた顔と男の前で見せる顔が違うことに興奮せざるをえない。これからも楽しみなストーリー4コマ。スズちゃんが小学生とラブラブになっちゃう展開はまだですか! 俺のエノはまだですか!


14位:氷室の天地 Fate/school life
氷室の天地 Fate/school life (4) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
ぱれっとで連載中のFateのスピンオフ4コマ。「それなりに原作準拠」といいつつ限りなく暴走を続けるFate4コマ。ぶっ込んでくるパロディと小ネタに君はついてこれるか。ぱれっとらしくも、きらららしくもない孤高の存在。美綴んが乙女ゲー大好きっ子クラブだったなんて…と衝撃の第4巻ではなく、氷室さんの許嫁話とかカードゲームが盛り上がっていて「あれ、これなんの漫画だっけ…」と思うこと受けあい。わくわくざぶーん!


15位:ぷちます!
ぷちます! 3 (電撃コミックス EX 135-3)
大人気アイドル育成シミュレーションゲーム「THE IODLM@STER」のスピンオフ作品、第3巻。765プロに所属するアイドルと"似た"不思議でちっさくてカワイイ生物「ぷちどる」とアイドル達の楽しくもゆかいでくだらない日々。兎にも角にも今回も、765プロのアイドルを巻き込んでてんやわんやの大騒動!ちひゃーのおつかいにちっちゃんのぶらり旅、はるかさんは世界に飛び出してゆきぽはまさかの……。アイマスを知ってる人はもちろん、知らない人にもお勧めです。


16位:うのはな三姉妹
うのはな3姉妹(2) (まんがタイムコミックス)
水谷フーカさんが描く3姉妹4コマ。作者が女性であるが故の「女性観」が作風からも絵柄からも読み取れます。それは読んでいての違和感ではなく、女性故の温かみに繋がっていると私は思います。水谷フーカ先生のファンの人に「水谷先生らしい。けれど、それでいて違った世界観」を堪能して欲しい。勿論知らない人にもお勧め! ちょっとずつ、成長していく様子が微笑ましくも少しさびしい。


17位:アクアリウム
アクアリウム (2) (まんがタイムKRコミックス)
恋愛4コマ完結。イメージを全く壊さず、2巻完結の名作。多くは語らない。是非読んでほしい。


18位:毛玉日和
毛玉日和(2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
幼女のような可愛らしい姿をした動物と飼い主の交流を描く。猫が幼女の姿をした『ちょこっとヒメ』にはからずも通じるものがある。面白くも可愛らしく、完結を喜ぶ声以上に「完結してしまって残念」という根強いファンが多い作品。幼女の姿をしつつも動物らしいのが可愛い。この4コマに関しては「なにが好き?」「誰が好き?」が非常に分かれる作品だと思われる。読んでみたら教えてください。「なにが好きですか?」


19位:生徒会のヲタのしみ
生徒会のヲタのしみ。(4) (ガンガンコミックスONLINE)
安定したダメクオリティに根強いファンも多いヲタク4コマ。ロボや二次元オンリー等、普通のヲタクではない新たな領域に行ってしまった者たちを描いており、「うあー! 普通ならこんなに可愛いのにー!! 普通におっぱいならいいのにー!! 普通にえっちな展開になってくれればいいのにー!」と絶叫してしまう4コマ(※主催だけの場合があります。)個性を突き詰めたアクの強さをと可愛いキャラクターが魅力的です。


20位:でらぐい
でらぐい (3) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
健啖家4コマ。読んでるこっちが胸焼けしてしまう前に次の料理に手が伸びます。ドロシー女学院(略称:ドロンジョ)高等部の稲穂むすびは、その大食い能力を買われて、でらぐい部に勧誘される。「でらぐい部」そこは食べ物やそうでないものや比喩的に食べる物に興味のやまない乙女たちの巣窟。どうなるむすび!?  美味しそうにたくさん食べる女の子ってかわいいですよね。でも、ただ食べるだけの4コマではなく、でらぐい部とそこに関わる周囲の人たちの、ダイナミックで破天荒な展開が読者の心と胃袋を掴んで離さない作品でもあります。「これからもでらぐい部は食べ続けます!」


21位:ひよぴよえにっき。
ひよぴよえにっき。 (2) (まんがタイムKRコミックス)
言葉も満足に話せない好奇心いっぱいな幼な子と、そんな妹を甲斐甲斐しくもうれしそうにお世話する、というより一緒に遊んでる子どもっぽくてドジな小学生姉の、屈託ないぽかぽかしたクレヨンまみれの触れ合いを賑々しく描いた作品の最終巻。精一杯の背伸びと成長。彼女たちにはこれが世界なんです。それが変わる日が来ても、今日という日は永遠に変わりません。そんな記録がこの絵日記です。


22位:みそララ
みそララ(5) (まんがタイムコミックス)
宮原るりのお仕事4コマ。段々と主人公が成長していく様子は読み応えあり。宮原るり先生特有の捨て所のないコメディ感は素敵です。女の子は可愛くもだらしなく、男はカッコよくも情けなく。作品全体を愛せる作品。だんだんと成長していく主人公の姿勢に心惹かれる。そんな、ちょっとだけ成長した主人公の姿が表紙で垣間見える。うん、いめーじあってない!! かっこよすぎ!! かーわーいーいー!!


23位:わ!
わ!(3)(完) (ガンガンコミックスJOKER)
片思いの輪、完結。『まほらば』作者が描くほのぼのラブコメ学園4コマ。はっきりいってラブコメでちゃんとした決着が描かれる漫画なんてのはごく少数ではないかと思う。曖昧な決着をしたり、決着すらつかない場合もある。だけど、この4コマはそれが嬉しい結果でも悲しい結果でもしっかりとした答えを出した漫画である時点で画期的ではないかと思います。決着、片思いの輪!!


24位:Aチャンネル
Aチャンネル (2) (まんがタイムKRコミックス)
ああ、わかってるよ。ユー子は俺の嫁。そうなんだろ? アニメ化で中ブレイクした本作だが、やはり原作独特のカラーが面白い。アニメは原作のイメージを忠実に再現しているが、漫画もお勧めです。


25位:キルミーベイベー
キルミーベイベー (4) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化決定。殺し屋とおバカのコント。これからの展開に期待。


26位:CIRCLEさーくる
CIRCLEさーくる (4) (まんがタイムKRコミックス)
大学の漫研を舞台にした部活系4コマ。この手の部活系4コマにしては珍しく、男性キャラが多く登場する。主人公の小金井さんを中心に繰り広げられるサークルを中心とした青春模様だったり恋愛模様だったり。物語はクライマックスに向かっており、小金井さんと境くんの恋愛模様に決着がつけられようとしている。友達以上恋人未満、そんな二人の関係はどうなるのか。そしてサークルの行方は。小金井さんはロリむっちり! ひゃっほう!


27位:WORKING!!
WORKING! ! (10) (ヤングガンガンコミックス)
大台に乗り長期連載の域に達しているが、衰えることなく、むしろ今までのうやむやに決着をつけており興味深い。この作品で気になる要素を一気に片づけている辺りはフィナーレに向かっている匂いがして少しさびしくもある。あ、よく知らないけど表紙に変な人がいる!! ヒロインである伊波さんにこんな怪しい恰好で並ぶなんて失礼だと思わないのでしょうか。あー、伊波さん可愛い。


28位:ちいさいお姉さん
ちいさいお姉さん 4 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 140-4)
20歳過ぎの社会人であるものの身長142cmと小さくて見た目も中身も子供っぽく、ゲームとお酒をこよなく愛するお姉さんと弟の物語。もう、ずるい!! こんな可愛い4コマ知らないんだからっ!!とツンデレになってしまうぐらい可愛い。ただ可愛らしいのもでは終わらない心理描写が上手く、エグいとすら感じられる。ゲーム誌が媒体であったり、その心理描写から敬遠してしまう人もいるかもしれないが「もっと売れてもいい!!」と思う1本。


29位:信長の忍び
信長の忍び(4) (ジェッツコミックス)
大河4コマ。戦国時代を信長、そして忍びである千鳥を中心にコミカルに描く。後にも先にもこの4コマを除いては到達しえない「コメディ4コマでの戦国時代」を描く。名作となるか、そこそこ面白い作品になるかは「最後への過程」次第であり、これからも続く。鬼才・重野なおきの最高傑作と呼んでも過言ではない作品。コメディに走りすぎて時に緊張感が得られない場面もあるが、それもこの作品の魅力だろう。


30位:〇本の住人
○本の住人 (4) (まんがタイムKRコミックス)
小学生の少女「蓼科のり子」と童話作家の兄「蓼科いずみ」の日常を描いた4コマ漫画。可愛らしい絵柄ながらもシュールな世界観を貫く、4コマ漫画の中でも異色な存在。「これでも他作品に比べれば分かりやすい。」という領域。クオリティは下がることなくむしろ上がっている印象を受ける。「こんな日常も永遠だ。なんて素敵なんだろう。」なんて思ってしまう。作者はエロくないのもエロくするし、エロいのをエロくしない。そんな魅力に溢れている。


31位:こうかふこうか
こうかふこうか (4) (バンブーコミックス)
作者の『そこぬけRPG』『天使のお仕事』と並んでの長期連載が完結。「常軌を逸してツイてないOL・福沢幸花」という作者にありがちな出オチ設定をらしさを残しつつ見事に描き切った。4コマで「ドラマ」を描ける作家さんだと改めて分かる。注目して欲しいのは表紙のデザインであり、黒と白という地味な彩色ながら整いつつも可愛らしいデザインは秀逸。ネタバレになってしまうものの、最終巻表紙のウェディングドレスは神がかりの美しさ!


32位:ざっちゃん
ざっちゃん 3 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
至高の座敷童4コマ、完結!! 『こうかふこうか』と並んで、3巻の表紙が素晴らしい。1巻は橙、2巻は水色、そして3巻には桜を基調にした桃色。ざっちゃん、そしてさっちゃんの表情が素敵。もうこの表紙だけでも堪能してほしい。さーいこうだー!! 決して泣ける漫画ではないけど、最終回前後は泣いてもいい。ありがとう、ごちそうさまでしたー!! 次回作が早く読みたい、そんな作品。


33位:キラキラアキラ
キラキラ☆アキラ 2 (まんがタイムコミックス)
由緒正しい恋愛4コマ。どこまでも微笑ましくて、どこまでも優しい。決してイケメンでもスタイルが良いわけでもない。でも、好きになる理由が分かる気がする。こんな素敵な「過程」を読める人が羨ましい。未読の人こそ、この4コマの空気を味わってほしい。


34位:ラディカル・ホスピタル
ラディカル・ホスピタル(21) (まんがタイムコミックス)
病院ドクター4コマとして不動の位置を確保する4コマ漫画。安定したクオリティならば4コマ界でも随一。巻数が出すぎていることで敬遠してしまう人がいるかもしれないが、一冊また一冊と読みたくなる。大きな動きはないもののちょっとしたストーリーの動きがあるのも楽しめる。由緒正しいファミリー4コマ。おやじと髭が好きな人にお勧め…してもいいでしょうか。いいと思います。


35位:スパロウズ・ホテル
スパロウズホテル ?  【通常版】 (バンブーコミックス)
ホテル4コマ。山東ユカはこのランキングでも複数の作品がランクインしていることから分かるが作風の幅の広さが感じ取れる一作。特にストーリーも人間関係も変化はないが「普通でないこと」を魅力的に描ける山東ユカらしさが読み取れる。このランキング入りした2巻では「3Dおっぱいマウスパッド」が特装版でついていることから、おっぱいニストも支持していることだろう。ビバ佐藤さんのおっぱい!!


36位:ねこきっさ
ねこきっさ (6) (まんがタイムKRコミックス)
休載を挟みつつも、きららでも最古
参に近い長期連載が完結。可愛らしくもコメディ4コマとして楽しめ、喫茶店4コマという土俵を完全に超越した個性豊かなキャラクターが無双乱舞し、可愛らしくもアホアホなととねみぎキャラクターが楽しめる。連載は終了するものの、きっと彼女たちとまた会えると思いながら本を閉じたい。愛着だけなら相当のファンが投票してる一作。


37位:はるみねーしょん
はるみねーしょん (2) (まんがタイムKRコミックス)
大沖で女子高生で宇宙人。\すげえ/\やべえ/


38位:はるかぜ日和
はるかぜ日和 ? (バンブーコミックス  WIN SELECTION)
ニマニマ恋愛4コマ。"恋愛"と一言で括っていいのか分からないけど、とにかく初々しくもあさっての方向に暴走しがちな二人のやり取りがツッコミがいがあって可愛い。きっと、大好物な人は大好物です。ごちそうさま。


39位:森田さんは無口
森田さんは無口 ? (バンブーコミックス)
アニメ化作品。ブレないクオリティの高さと女の子の可愛さがグンバツ。作者である佐野妙の優しさがにじみ出ている。無口ながらも、思考がめまぐるしい森田さんの様子が面白かったするのはもちろん、周囲の人たちとの関わりも楽しい雰囲気。 口が少ないだけによく周りを見ている彼女と、そんな彼女を見ている周囲の視点の入れ替わりが、飽きさせないリズムになっている。あと、エロい。うん、エロい。


40位:うぃずりず
うぃずりず (5) (まんがタイムKRコミックス)
金髪碧眼とどうみても外国人だけど誰よりも日本人らしいリズの物語もついにフィナーレ。安定した面白さとレギュラー陣のキャラ立ち、ちょっぴり垣間見える毒が魅力的な作品でした。時折挿入される「ちょっといい話」的エピソードにはホッコリさせられたり、ちょっとウルッときたり。最後の最後まで「この作品に出会えてよかった。」と心から思わせてくれる作品。金髪少女のブルマ姿とか表紙が買いづらいよね! でも好き!


42位:あいたま
あいたま(5) (アクションコミックス)
アイドルの卵たちが寡欲学園でおこるあいを中心としたどたばたコメディ。基本的に一芸に秀でたアイドルの卵たちにたいして、超アイドルオタクのあいが暴走していくお話。アイドル…というか、学生タレントたちの中で特別扱いをしつつ等身大の友人でいられたり、時にはタレント以上の存在感を発揮する主人公は素敵だ。主人公からアイドルである友人たち両方のキャラクターが魅力的な1本。


43位:あっちこっち
あっちこっち (4) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化も決定したきらら発学園4コマ。主人公であるツンデレ娘と究極朴念仁の友達以上恋愛未満な学園ライフ。時折二人のニマニマしたやり取りが挿入されるが、それ以上に周りのキャラクターとこの二人を中心とした大騒動が面白い。かくれんぼでも掃除でもゆかいな仲間たちにかかれば全部遊びとなる。そんな大暴走が他の4コマにはない妙に派手なアクションで描かれていて面白い。楽しいよ!


44位:あねけん
あねけん(3) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
新人4コマ漫画家4コマ漫画。ペンネームさっぽろむつみ。漫画家デビューしたてで色々迷い悩みます。でも、ちょっとくらいなら息抜きしてもいいよね。おそらく作者の体験談が御多分に洩れず入っていることでしょう。漫画家さんあるある4コマ。漫画家でもない読者も「あるある〜」なんて思ってしまうのは、漫画家の生態を良く知るのも読者だからでしょうか。


45位:うさぎノート
うさぎのーと(3) (まんがタイムコミックス)
ほかの先生との交流を描く。うさぎ先生の可愛らしさ、テンションの高さとノリの良さは相変わらず。随所に師走冬子らしさが読み取られ微笑ましい気持ちで読める。巻数が進むごとに好きになる、そんな魅力に溢れた作品。ん、この「そんな魅力に溢れた作品」って言い回し多い気がします。でも、そんな風に書きたくなる良い作品なのです。


46位:江戸川スイートエージェンシー
江戸川スイートエージェンシー(2) (まんがタイムコミックス)
江戸川探偵事務所の物語。日常系でありつつも、探偵らしく事件性のある事柄の解決にも乗り出すなど、時々はハードボイルドちっくな4コマとしては例の見ない珍しいタイプです。とりあえず、美人ならなんでも許されるということで。2巻になってさらに加速しつつも、根本的には変わってなくて安心して読める作品。


47位:奥様はアイドル
奥さまはアイドル ? (バンブーコミックス)
大人気アイドルのまゆりんとそのまゆりんを嫁に持つ博嗣さんのお話。この二人の関係性が非常に暖かく微笑ましい。この話は、まゆりんのアイドルと嫁という二面性を描くところがいいのかなって思います。アイドルでありつつ、アイドルらしくない部分が垣間見えるのが可愛らしくも面白い。博嗣さんもまゆりんとの関係は隠さなければならないので、会社でまゆりんの話が出た時の反応が笑えます。


48位:鬼灯さん家のアネキ
鬼灯さん家のアネキ (4) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-4)
アニメ化も決定してる本作。初期の姉漫画から本格的な「恋愛」漫画へと作風が変化していく様子が面白い。はっきりいって、初期のノリと中盤以降は別作品と言っても過言ではない。ただ、むしろ本来の作者の作風に戻ったとも言えるので、変化してからが本番とも言える。これだけの変化が見てとれる作品も珍しい。


49位:おねがい朝倉さん
10巻おねがい朝倉さん (まんがタイムコミックス)
お仕事系4コマ。10巻まで出ている、長期連載作品。4コマの世界では、1巻、2巻、4巻に壁があり、5巻以上作品はかなりの人気作と考えられる。主人公である朝倉さんを中心に対人関係に変化がないため、1巻さえ読んでしまえば、後はどこからでも読める作品。変化がない世界ながら読者を離さない部分が作品の強いところ。暇な時間にまったりと見るのにちょうどいい作品、まさに4コマの鑑的作品。


50位:かたつむりちゃん
かたつむりちゃん (5) (まんがタイムKRコミックス)
きららMAXでまったり続いた怪奇系ギャグ4コマもついに最終巻。このポジションを守り続け、作風が全くブレずに完結した姿勢に拍手を送りたい。最近では珍しいぐらいギャグに走っていたきらら作品でした。ストーリー系で売れている作者がここまでやりとおしたのはさすがと言わざるをえない。またこんな作品を連載して欲しい、読んでいてそんな気持ちになる作品。


51位:カテゴリテリトリ
カテゴリテリトリ 6巻 (ヤングキングコミックス)
突然はじまった色気ない女一人男二人の不思議な同居生活もフィナーレ。女一人男二人がメインながら、それが安易な恋人や三角関係とならない部分が面白い。最終巻である今作まで紆余曲折あった3人の人生模様は読みごたえあり。そして、3人の関係が最後どうなったのか。山東ユカの人間模様としては今も昔も最高傑作。是非とも最後まで読んでほしい、ストーリー4コマの大名作。


52位:看護学生のないしょ
看護学生のないしょ 2 (ぶんか社コミックス)
『病院のないしょ』から続いて描かれた本作。薀蓄を混ぜつつ時にリアルに、時にコミカルに、おそらく作者の実体験であると思われる看護学生あるあるを描く。フィクションながら読んでいて興味深い作品。


53位:Good Morning ティーチャー
GoodMorningティーチャー ? (バンブーコミックス )
10巻を超える長期連載もついに佳境。恋愛、友情、受験…数々のイベントに決着をつけつつ「卒業」というフィナーレに向かって物語は加速していく。だけど、きっと最後はクラスメイト全員が笑顔でいられるラストになると思う。ウッチーが幸せになってくれれば私は満足です。ウッチーが卒業後にジャージと自転車の教師になるというエンディング以外なら満足です。うん、凄いありそう。


54位:けものとチャット
けものとチャット  ? (バンブーコミックス)
猫と喋ることができる女子高生、茶々の物語。作者であるみずしな孝之の作品の中でも一、二を争う長期連載4コマ作品。シュールだったりベタだったり、相変わらずおかしなテンションで巻き起こす学園ライフは終わりを知らない。いつまでも続くと思われたこの世界も終焉が来たが、茶々の物語はまだまだ続く。周りのキャラクターも個性的で飽きない作品でした。


55位:先生と僕
先生と僕? ―夏目漱石を囲む人々― (MFコミックス フラッパーシリーズ)
”磁力的(マグネスティック)”な魅力を持ち、ダメ人間の文学者から天才肌の物理学者までを懐に入れてしまう夏目先生と、その門下・友人達との(ほぼ)実話4コマ。夏目漱石とその周辺を描く。はっきりいって、このランキングの中でも随一の異色の存在。ほぼ実話ながら4コマとして成立しており、「こんな作り方があったのか!!」と驚愕する1本。主催自身が投票があったのに驚いたのは内緒。


56位:不思議のソメラちゃん
不思議なソメラちゃん(2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
作者であるちょぼら先生の魅力爆発核分裂。いつもどおり暴走しています。説明すると安っぽくなる代表。


57位:タマさん
タマさん (5) (まんがタイムコミックス)
関西弁で喋る猫、おやじ臭い猫タマさんと主人公たちとの交流を描くまったり4コマ。読めば読むほどタマさんにハマっていってる俺たち! 動物4コマとしては『ポヨポヨ観察日記』『ベルとふたりで』等がランクインしているが、どの作品も動物の域は出ないあ、メインであるタマさんは人間以上に人間らしい。あ、いや、猫ですけど。でも人間っぽいすよね、すんませんタマさん。


58位:たまのこしかけ
たまのこしかけ(2) (まんがタイムコミックス)
35歳で“こしかけ”OL、さらに鉄道好き、そんなたまこさんの日々。35歳でいろいろ崖っぷちなたまこさんですが、それでも楽しく過ごす姿に安心感アリ。35歳でも大丈夫的安心感やら可愛らしさやらで面白楽しく読める。だんだんと周りの登場人物が充実してくることでの面白さがある。


59位:つくしまっすぐライフ!
つくしまっすぐライフ!(2) (まんがタイムコミックス)
山の頂上にある自然豊かな女子高・県立土筆女子高等学校に通う女の子たちの、ちょっと変わった日常をコミカルに描いた学園もの。ある種の田舎を舞台にした作品であり、他の学園物とは一線を画した設定が面白い。タイトルもそれに呼応したものになっている。ほのぼのコメディ4コマとして楽しめる快作。松田円が書く作品はハズれがなく、どのキャラクターも愛嬌があって可愛い。お勧め!!


60位:となりのなにげさん
となりのなにげさん(2) (まんがタイムコミックス)
困ったときにはなにげさん。あなたのおそばになにげさん。もはや妖精・都市伝説レベルのスーパーお助け人、なにげさんの縦横無尽の大活躍を描く。そのちょっとしたなにげさんの行動がしっかり解決につながっており、「おいおいwwww」的な笑いがある。作者の簡易的な絵柄がなによりの個性となっており、ファミリー4コマとしても一級品の人気作品となっている。


61位:ニアイコール
≒ -ニア・イコール- (2) (まんがタイムKRコミックス)
パラレルワールドから自分がやってきた。ただその自分は自分とは逆の性別で。そんな感じから物語が始まる話し。パラレルワールドの自分とは言え自分とは他人という、言葉にするとちょっとややこしいところが設定勝ちの作品だったかなと思います。ほかの4コマではあまり見られない設定なので、少し変わった設定の話しが読みたいというならおすすめです。とりあえず、最後がちょっと素敵。


62位:美少女いんぱら
美少女いんぱら! 3 (ジャンプコミックスデラックス)
女子高生の蒼たちと担任教諭の弾馬との学園バイオレンスラブコメディ、いわゆる暴走流血4コマ。4コマとしてあまりにもバイオレンスな存在。美少女にはとげがあるということで。表紙のデザインが面白く、この作品のギャップを象徴している。バイオレンスすぎて「あかんwww これワロエナイwwww」という展開になってしまう場合があるのはともかく、卒業まで走り切った学園4コマとして名作の1本。


63位:ひとりで生きるもん
ひとりで生きるモン! 4 (キャラコミックス)
時事モンダイから哲学までぶった切り!? 4コマの即興詩人・西炯子が迷える人々の人生を指南!! 女子高生からアキバ系男子まで必読の大人気4コマ。ええ、毒だらけですとも。


64位:ひまじん
ひまじん(6) (まんがタイムコミックス)
今日も明日もひきこもり。究極の在宅内職ライフ。つぐみと理沙ちゃんの関係性と生活にちょっと憧れる。真面目に書くと、こんだけ閉じられた世界観でキャラクターが特別増えるわけでもなく、それでも読んでる人を飽きさせないのが凄い。きっとこれからも、特に変わることなく書き続けられることだろう。あ、あとつぐみのダボダボTシャツってめっちゃエロいよね(誰か共感してください。


65位:不思議くんJAM
不思議くんJAM(3) (アクションコミックス)

鬼才・小池田マヤの一作。壮大なファンタジー。これをファンタジーと括っていいのか言葉に迷う。うん、なんというかこればっかりは公式サイト読んどけ。(http://www.futabasha.com/JAM/)まずはそれからだ。


66位:ベツ×バラ
ベツ×バラ(2) (まんがタイムコミックス)

曙はるのお仕事4コマ。別所たまきは、パッケージデザイナー21歳! 年上の後輩原田くんとの、ライバル&じゃれ合い関係に変化が…!? 年上の生意気な後輩原田くんと、年下の可愛い先輩たまちゃん。お互いちょっとライバルだけれど、お互い頼ってしまうこともある。そんな関係。無防備な姿をつい後輩に晒してしまうのは素なのか、はたまた心を許しているのか。読んでいてここまでニヤけてしまう作品もそうはありません。


67位:ベルとふたりで
ベルとふたりで(4) (バンブーコミックス)
巨大犬ベルと小学生のパワフルライフ。4コマ界でも天才と呼ぶにふさわしい作家のひとり。「これが嫌いな人は漫画が嫌いなんだろう。動物が嫌いなんだろう。アホが嫌いなんだろう。」と、自信もって言えるぐらいに間違いなく面白い。これこそ、新世代の4コマ漫画。あんまりにも大きなこと言ってますけど、面白い作品だと思いますよ。「自分らしさ」を持ってる作家さんの作品だと思います。


68位:放課後プレイ
電撃4コマコレクション 放課後プレイ3 (電撃コミックスEX)
エロと闇。欲望の中でも最もどす黒い部分とえげつなさ。過去の既刊以上に闇が濃く作品の存在感を底上げしている。「この漫画はどこにいってしまうのだろう?」そんなことを思わせてくれる。


69位:ぽてまよ
ぽてまよ(5) (アクションコミックス)
見た目は“猫耳(実際は角)の幼女”だが実は謎の生き物「ぽてまよ」と、その「保護者」森山素直の周りで巻き起こるできごとを描くなごみ系4コマ漫画で、創刊号以来「もえよんの看板漫画」として人気を博した。作者である御形屋はるかの可愛くも不思議な世界観及びぽてまよの存在が読む者の興味を誘う。同作者の『はなたま』もそうだが、作者の終わりにかけての展開のもっていきかたが素晴らしい。


70位:ポヨポヨ観察日記
ポヨポヨ観察日記?【特装版】 (バンブーコミックス)
非常に丸っこい猫ポヨとの生活を描く。樹るうの代表作であり、正しい(?)動物4コマとしても定評がある一作。アニメ化も決定した大人気猫4コマ。ポヨ行方不明事件以降も変わらぬ猫ネタの披露っぷりが素晴らしいですね。子ポヨの登場も想像以上の破壊力でした。あの生き物は卑怯だ・・・ッ!猫たちだけでなく、ユカさんの子ポヨに対する奮闘っぷりにも、萌さんと渡辺くんとの関係・・・は難しいとしても、英くんとマキちゃんの関係にも目が離せません。


71位:未確認で進行形
未確認で進行形 (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
ごく普通の生活をしていた少女・夜ノ森小紅は16歳の誕生日に、小紅の許婚と名乗る少年・三峰白夜と、その妹・三峰真白に出会い、彼女の家で一緒に生活することになる。小紅の姉・夜ノ森紅緒を巻き込み、奇妙な同居生活を描くラブコメ風味のストーリー。荒井チェリーはここまで進化した、と思わせる一作。いつもながらのクオリティを維持しつつも「新しい」がある。


72位:派遣戦士山田のり子
派遣戦士山田のり子(10) (アクションコミックス)
収得した資格は100を越え、文武両道に精通したスーパーウーマン山田のり子。職場の期待を一身に背負い、今日も強きをくじき弱きを助けて頑張ります。巷で話題沸騰!!これが元祖・派遣の女王!! と、何度読んでもおいしい設定を突き詰め続ける快作。『ラディカル・ホスピタル』と並んで安定したクオリティを保ち続ける、まさにハイクオリティギャグ4コマ。


73位:ラブフェロモンNo.5
ラブフェロモンNo.5(2) (アクションコミックス)
30Girl.com』でおなじみの岩崎つばさが放つ、異色の♀×♀ラブコメディー4コマ! 冴えない平凡なメガネっ娘・香菜が、学園の人気者のかをりさんになぜかロックオンされ…静かに送るはずだった高校生活が一変!? 岩崎つばさのコミカルかつ可愛い絵柄と異色の設定で読者を惹きつける。なんとも言えない魅力がある。すべての人にお勧めはしないが、一部の方にお勧めします。


74位:ゆるめいつ
ゆるめいつ ?【特装版】 (バンブーコミックス)
今日も明日もなにもしない。多分、明後日も。それよりそーめん食べたい。

75位:落花流水
落花流水 (6) (まんがタイムKRコミックス)
まんがタイムきららMAXで長く看板を飾る実力派作者の弓道4コマ。キャッキャウフフ百合空間を大切にしつつも、コメディ4コマとして楽しく読めるバランスの良さがレベル高し。ディティールにもこだわりが見られ手の抜いてない加減が素晴らしい。背景がワンパターンな4コマが多い中で継続してレベルの高さをキープしてる1本。百合好きはとりあえず読むべき。ヒャホーイ。


76位:2-Aの魔法使い
2−Aの魔法使い(2) (バンブーコミックス WINセレクション)
北条晶が描く学園コメディ。ストーリー漫画。微笑ましくて優しい世界観。他の北条作品ではあまり見られないセンチメンタリズムが感じられる。きっと花びらにのって彼女はやってくる。そういうことだろう。


77位:ひらめきはつめちゃん
ひらめきはつめちゃん(2) (ブレイドコミックス)
大沖が描く天才発明少女と発明お父さんのゆかいな漫画。シュールなギャグの連発でいつもと変わらぬ大沖イズムであるものの、他作品と比べてシュール以上の印象をもつのは親子であるはつめちゃんとお父さんのやり取りが微笑ましいからだろう。きっと、これははつめちゃんが子供だから見られる風景。そう思うと目を細めてしまう。これからも読み続けていきたい。あ、親目線で。


78位:マンガ家さんとアシスタントさんと
マンガ家さんとアシスタントさんと(8) (ヤングガンガンコミックス)
ヒロユキが描くスケベ漫画家と周りの美人さんたちとのゆかいな漫画。いつものヒロユキですありがとうございます。


色々な人に協力していただき今年も4コマオブザイヤーを無事終えることができました。今年も面白い4コマがたくさんあったからこそ、の結果だと思います。来年のことは今からはなんとも言えませんが、来年も開催できればな、と思います。私は4コマが大好きです。あなたは4コマが好きですか? それでは。「あなたのお気に入りの4コマはなんですか?」その答えを来年聞かせてください。