日々360 『映画の話』

木更津キャッツアイ日本シリーズ〜」
テンポも良くて面白かった。面白かったんだけどドラマの延長線にしかないのが残念だった。
最後の最後でやってくれたしジョージも良かった。でもなんだか物足りないのが残念でならない。
井筒監督が「踊る」を見たとき言ってたけど「これは映画やない。テレビでやるもんなんや」 これと同じかな。



クレヨンしんちゃん〜嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ〜」
素晴らしい映画でした。こういう風に「感動」にも「ギャグ」にも偏らないのがクレヨンしんちゃん映画版の素晴らしさだと思います。
最近はどちらかに偏りすぎてたから違和感がありました。感動系だとリアルな怖さが作品を支配しすぎていたんですよね。
今回の作品は舞台背景の説明、謎解き、記憶をなくす、に重鎮を置いてだんだん作品のテンションをあがっていって面白かったです。
今までの作品に比べると「かすかべ防衛隊」を中心に配置してるから(旧作品だと少し助ける程度の活躍しかしない)新鮮かつ物足りなさがありました。
ボスの目的がはっきりしないから最後の戦いは物足りなさを感じました、巨大ロボも説明がもう少し欲しかったかな…。
この「映画」と「かすかべ座」の背景の説明が欲しかった。映画が助けを求めてる、いえども誰がこの世界の支配者なのか分からないし…
全体的によく出来てて面白かったです。過去の作品から見ても上位にはいりますよ。最高!(以下、雑談。)
映画の感想に関してはなんか意見があったら言ってほしいすね。



やっぱ最後は泣いちゃいましたよ。そうなんじゃないかな、と思ったけどしんちゃんの気持ちが分かるからせつなかった。
つばきちゃん可愛すぎですよ。すんごいしんちゃんの純愛が可愛くてほほえましいだけに、最後がすんごいせつなかった。
NO PLANの歌もせつないし、一緒にダンスを踊ってる絵も優しいけどせつないの。最後のまさお君たちの台詞が良かった。
「僕達がいる」しんちゃんが頑張って春日部に帰ろうとした理由はこれに尽きる。映画のテーマは友情なのかな、思った。
記憶を忘れるということが思い出させてくれたのは本来の自分、心底笑えて素晴らしいメッセージ性のある映画。
だからクレヨンしんちゃんの映画は面白い。だから俺は大好きなんだろうなぁ…。漫画夜話とかアニメ夜話系統やるときは呼んでほしいよ。