日々1027 『レポート サマーウォーズ』

ちょっと前になりますが『サマーウォーズ』を映画館へ観てきました。特典ガイドブックが欲しくて1300円の前売りを買ってしまったのです。前売りを買うのは初めてでした。
時をかける少女』も劇場に見に行って、細田×貞本作品は好きなので今回も見に行こうと以前から思っていたんですけどね。地元はさほどは混んでませんでした。


「憧れのナツキ先輩に「田舎へ一緒に旅行するバイト」を頼まれた主人公。意気揚々と行くと、実は身体を悪くしたお婆ちゃんのために「許嫁のふりをする」をいう物だった」
…えーと、途中まであらすじ書いても全然伝わらないと思いますが。色々書くとネタバレになるんで(感想はネタバレで書きますがね)こんな感じです。
とりあえず、7回泣きました。誇張じゃなくて。でもクライマックスは泣かず。熱いところ熱くて、ほのぼのしてて面白い。ファミリームービーとしてお薦め!
初めは展開が予想できるのに展開が遅くて微妙に感じてたんですけど、OZを倒す流れからが最高。花札合戦の辺りなんか涙が出ちゃう。主人公が活躍する展開を作ったのもベスト。
ただ、なんで問題も解いてない人がキャラクター乗っ取られてるのか。送っただけでアカウント取られるってフォローしてたけど。しかも何故か写真流出してるし…。
しかもその逮捕劇がその後の展開にあまり生かされた感じがしない。結局ドタバタしただけだなーと。まぁ、ツッコミ所は多いんだけど、映画として面白いから許せてしまうね。


それぞれに見せ場を作ってくれる展開が嬉しいし、お婆ちゃんも良かった。お婆ちゃんが亡くなるのは展開としては唐突だけど寿命という理由であまり後味も悪くないし。
そのお婆ちゃんの死を生かして、ワビ介や主人公、そしてナツキ先輩に生かされている展開はグッときます。その花札を生かしてのバトルは本当に燃えた。そして泣いた。
先輩が泣きじゃくる所で「時かけかよ!」とツッコンだり、加持さん=ワビ介だったりと色々思うことはあるけど、本当に良い映画でした。素敵な映画ですよ!
エヴァ破が面白い、ならサマウォは好き。こういう意欲作がバンバン出てくれば幸せなのにね。そう思わせてくれるような映画。今年のベスト3に入る出来です。大好き!
ナツキ先輩とお風呂入りたいねって感じで締め(台無し)


OZの仮想空間以外は全部絵の具の水彩塗りらしいですけど、そのコントラストが良かったですね。なんか懐かしい感じがしました、古きジブリ映画みたいな。
最近デジタルばっかりで暖かみがない映像のアニメばかりなので新鮮でしたね。こういう映画増えないかなぁ? デジタルってなんか味気なくてつまらなく見えるのよね。