「いつ読むの?」「今でしょ!」" 4コマオブザイヤー2013 "新刊部門、結果発表!!feat 1〜50位

お待たせしました、結果発表です。作業中に好きなアイドルの脱退、解散を乗り越えて完成しました。ありがとうございます。参加者は合計275人! ありがとうございました!! お金をください!! それでは、お楽しみください!
(なお、新刊既刊で複数巻ランクインしている作品は新刊に基本統合、同数票の場合は50音順でランク付けしています。コメント抽出については一部のみ抜粋しています。)

投票サイト(※レギュレーション及び簡易結果の掲載及び参加者一覧(投票詳細)を掲載しています。)

新刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131229#p1
新刊部門 50位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131228#p1
新刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131225#p1
既刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131227#p1
既刊部門 50位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131226#p1
既刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131224#p1

1位:『おじょじょじょ / クール教信者
おじょじょじょ1 (バンブーコミックス)
勢いが止まらない。「今年はきららにキラーコンテンツがない。1位を取るのは初のファミリー作品かもしれない。」そう思っていましたが、この作品が首位を取りました。クール教信者さんの作品はキャラクターが可愛らしくコミカルでどちらかといえば萌え4コマ寄りです。きらら系に萌え系ではない作品が載り始めているように、「萌え」「ファミリー」の壁は崩れはじめているのかもしれません。この作品は無口な変わり者の川柳くんと大金持ちの地獄巡さんのもどかしくて、不器用で、素直で純粋なラブコメ4コマ。もどかしい繊細な10代の感情が時にシニカルに描かれている。派手でも萌えでもない。これがクール教信者が送る最高のラブコメ4コマです。そうだよ、みんなこういうのが読みたいんだよ。バカヤロー!

ツンデレお嬢様は王道かもだけど、その相手がローテンション系変人、隣に毒舌じいやという配置が面白い。全編にわたって独特の優しさみたいなものがあると思う。
・ほんとベタだけど上手い。奇跡のように巡り会えた二人
・圧倒的。「新しい王道」を書ける人がついに現れたという感じ。その上新人らしいフレッシュさまである。完璧。
ツンデレお嬢様と素直クール変人男による、最高にベタでテンプレートなラブコメディ。作者は天才。
・こういうベタな話大好きなんですよ。てっきり1巻で完結なのかと思ったらまだ続くんですね。カップルがくっついて終わりなラブコメよりもその後のいちゃつき具合をしっかり書いてくれる作品が好きなのでたいへん楽しみ。
・単行本の加筆部分が単なるオマケページじゃない。
・爆発しろ。
・4コマでストーリーが素晴らしいとはあまり言わないが、この作品は素晴らしいと言えると思う。ありきたりな設定のような中に斬新さも持ち合わせている作品。
・主人公の男女が徐々に仲良くなってゆく過程にニヤニヤできるラブコメ
・作者の方はネットでは知られた方だったようですね。交際開始の2巻以降の展開はどうなるか?
・この告白シーンがすごい!2013的な。地獄巡さんが可愛いんですよ!
・初めて読み切りを読んだ時に「単行本が出たら買う」と決めていました。出ました。買いました。大成功です。やぁ、コレに関してはもう一目惚れなんで、言葉にはできないですねー。


2位:『ソラミちゃんの唄 / ノッツ』
ソラミちゃんの唄 (1) (まんがタイムKRコミックス)
現在浪人中(幼なじみは大学合格)&母親と気まずい女の子・ソラミ。そんな彼女を癒してくれるのはちょっとヘンテコな仲間たちと"自宅録音"——。愛と孤独のポップ&センチメンタル4コマ。異彩を放つノッツの初商業誌連載作品は、ミュージシャンとしての自らの経験を存分に生かした「自宅録音」女子4コマ。これはまず題材の勝利と言えるでしょう。この人にしか絶対に描けないテーマを、きちんとオリジナリティを伴って描けているという点だけでも価値のある作品です。さらにこの人の特徴は、独特の台詞回しによるハイテンションなボケとツッコミ。無闇な勢いに任せる感覚は、ミュージシャンとしての感覚か。響く人にはとことん響くであろう、この感覚。それがこの結果なのかも、ね!

・1巻完結かと思ってしまうほど綺麗に終わっていますがまだまだ続きます。
・友達って、良いよね。って、思わせてくれます。さっこが、良い味出してるー。
・引きこもり宅録少女と愉快な友人たちのゆるいコメディ……と思っていたら、読む人の心の弱いところを突いて泣かせる要素にやられました。特にソラミの部屋に、さっこがソラミの名前を呼びながら飛び込んだ場面と、その直後の薄暗い部屋の中でソラミが泣いていた場面に一番心揺さぶられたものです。
・自分自身DTMにハマった時期もあり当初はそっちの意味で惹かれた事がきっかけ。シリアスとギャグを正しく織り交ぜた作品。センチメンタルだからつい…は名文句。


3位:『幸腹グラフティ / 川井マコト
幸腹グラフィティ (1) (まんがタイムKRコミックス)
誰かと食べるご飯は、美味しくて、あたたかい。一人暮らしをする中学生の女の子・リョウ達の優しさを描くお食事4コマ。本物のような料理描写&色っぽい食事シーンも満載。ミラク発お食事4コマ。汁成分豊富の食事シーンがたまらない!! ミラクの連載陣はある種「個性的」な連載が多い中で、この作品については他のきらら雑誌に掲載されていても違和感がないぐらい普遍的。「誰かと食べる食事はおいしい…」をコンセプトにブレない作風を展開している。この「やりたいことをやってる」安定感、誰も裏切らない面白さは他の作品にはない幸福感。いい作品って支持されるんですよね。知ってた!

・ルーキー・オブ・イヤー4コマを挙げるとしたらこの作品一択かと。キャラも可愛く、話にも深みがあり、メインテーマでもあるご飯描写はジブリ映画並みに美味しそう、カラーは圧巻の破壊力で美味しそう度合5倍増し、あとこれは別の角度からの見方ですが刊行スピードが異常に早いのもコミックス派に優しい…と、単純な好き嫌い以外の理由でケチつけるところが見当たりません。メシウマ(ご飯を美味しそうに食べる)女子最高!
・読んでると腹が減る。食事の描写が綺麗です。
・食事描写のこだわりが素晴らしい
・食を楽しむ、人と楽しむ4コマ作品。1人暮らしの少女が友達をつくり、人の輪の中であったかな料理をたいらげる様子が気持ち良いです。
・モグモグおいしそうに食べるごはんを女の子はその膨らみほっぺに正義を宿す。
・4コマにはオーバースペックなのでは?と思えるほど丁寧に描き込まれた絵柄。絵が綺麗なだけでなくストーリーもしっかりしていて、とにかく濃密な4コマ。食べるシーンのエロさは狙い過ぎの感もありますが(笑)、この作品の売りの一つでしょう。
・親しい誰かと食う飯は美味い。家族で食事をすることの尊さを教えてくれます。高クオリティの絵柄で出てくる食事はどれも美味しそうで、しかもありふれた家庭料理が中心なこともあって食へ対する親近感が素晴らしく高まるのです。食べてるときの表情が異様にエロいのもたまりませぬ。


4位:『小森さんは断れない! / クール教信者
小森さんは断れない!(1) (まんがタイムコミックス)
優しすぎてNOと言えない女子中学生・小森しゅり(14) 頼み事をこなしていくうちにどんどんエスカレートして!? 王道の可愛い女の子のわちゃわちゃガールズ4コマ。ただ、ここでもクール教信者の独特の感傷的な部分が生かされていてただの学園4コマでは終わってない。小森さんの優しさが目立つが、個性的なクラスメイト達にもそれぞれのストーリーがあり。一筋縄では終わらない、トーンを使わない少し暗めのアナログな図柄から生み出される、これがクール教信者ワールド。

・個々のキャラがとても可愛く、見ててほっこりするような4コマ。小森さんに何か頼みたくなりますね。2巻も楽しみ。
・断れない女の子、小森さんの淡々としつつも暖かいキャラクターが魅力。時折挟まる、ハッとさせられるようなネタが作品を引き締める。そしておっぱい。
・タイトルから昨今の取り上げられては消費される「キャラクターで回し続けるタイプの漫画」かと思いきや、日常っぽさとメイン3人の関係で回して飽きない楽しさ。
・「あたたかい 縁が腐るにはいい温度だ」に心を撃ち抜かれました。3人のかわいさと、度々挟まる心を温める展開で両得


5位:『ゲキカラ文化交流 / 沼江蛙』
ゲキカラ文化交流 (1) (まんがタイムコミックス)
カレーを愛してやまない女子高生みゆき。 カレー屋のインド人娘アイシャ。 カレー屋の常連でイギリス人キャサリン。女子高生3人娘が織りなすホットでスパイシーなギャグてんこもりな、読めばカレーが食べたくなる・・・かもしれないコメディ4コマです。アイシャのカレー屋に集う3人娘の日常は、それぞれが自由にしゃべり、動き、それが微妙にかみ合わない。それが時にボケとツッコミになり、ナンセンスなギャグとなってます。カレーが紡ぐ楽しい日常を皆さんもぜひご賞味あれ。あ、読んでもカレーは食べたくならないと思います。たぶん。この勢いとボケの応酬が癖になる。みゆき、キャサリンのナンセンスっぷりとアイシャさんの比較的普通な目線。この誰も不幸にならないバランスが素晴らしい! 新世代ナンセンス4コマ!! このカレーがカレー!

・とにかくボケとボケのキレ味がスゴすぎます!で、なんだかんだいいつつカレーも忘れてないという。沼江先生ご自身の言動も含めて、これも待望のコミックスです!
・みんなどこか抜けていて、思いつきでものを喋ってないかみたいなバカバカしさがとても楽しい異文化交流(?)
・テンポが良く、ボケとボケの掛け合いが生むネタの切れ味が鋭い作品です、引き込まれる事請け合い。
・他の人には決して生み出せないオンリーワンのネタに拍手!
・うまい
・カレーをめぐる可笑しな4コマ作品。カレー大好きな少女を中心に、女子高生たちのシュールなやりとりが面白い。常識と非常識の交錯に味があります。
・今年一番ツボに入った4コマ。女子高生がインド人女性店員(自称JK)のいるカレー屋に入り浸るというシュールな空間で、とぼけたネタが飄々と繰り出されます。すっきりした絵柄も好み。


6位:『リりウムあんさんぶる / あそか』
リリウムあんさんぶる (1) (まんがタイムKRコミックス)
転校生・咲来が通学路で見つけた小さなお店「りりうむ」。オーナーのいとなが自分と同い年の少女であると知って驚きつつも気になり始め、いとなもまた咲来に惹かれ——。少しずつ近づく二人の距離と、温かく茶化し見守る友人たち。やわらかくてほんわかして、時々ニヨニヨしてしまうストーリー百合4コマ。萌え4コマでありつつも、どこか透明感のある絵柄で清涼感漂う作品。百合を振りまいているものの、友人関係としても微笑ましい。最近のきららの雰囲気を継承してる作品。えっ、こんな上位なの?という喜びと驚きと。

・繊細な絵柄ながら濃厚に感じる百合アトモスフィアの高さが魅力的。
・「すごくすごいおかっぱかわいい」でおなじみ(?)の本作。いったい何角関係なんだよ、というぐらいに複雑な百合模様もまたすばらしいけれど、やはりここは「さきいと」を押しておきたい。
・きらら作品では比較的珍しい1話1話に連続性を持たせた話の構成になっていて、捨てネタというのがほぼ存在しません。話が進むごとに各キャラが普段見えるものから見せないものまでお互いに抱く情の深さを垣間見れるのが心地よく、優しい空気に浸れる漫画です。
・ゆるふわっとした中に混沌とした百合分が・・・今後が気になります!


7位:『大家さんは思春期 / 水瀬るるう
大家さんは思春期!  (1) (まんがタイムコミックス)
就職して初めての一人暮らし。アパートで待っていたのは……妹系大家さん!? 6畳風呂なし中学生大家さん付きのアパートで繰り広げられるピュアでほっこりな半同居コメディです。まずはとにかく、中学生大家さんのチエちゃんがかわいい。時々オカン…を通り越しておばあちゃんのようだったり、でもやっぱり年相応だったり。大爆笑はありませんが、ニヤニヤが止まりません。日常に疲れた方へ、チエちゃんの笑顔に癒されてください。なんにしても、やっぱり中学生は最高だぜ!! ひゃっはーい!! 画力、構成、話づくりと平均的な面白さのレベルが高く全体的に理想的で可愛い作品。私、お勧めします!

・JCとか好きだからー!
・中学生大家さん最高!
・俺の大家さんがこんなに可愛いわけがない
・大家さんのチエちゃんがくっそ可愛い
・チエちゃん可愛い
・チエちゃんかわいい!


8位:『コドクの中のワタシ / 華々つぼみ』
コドクの中のワタシ (1) (まんがタイムKRコミックス)
ごくごく普通の女子高生さんが転校してきたクラスは、実験として異能生物(見た目は美少女)が集められた非現実的学級なのでした。具体的には超能力者・獣人・吸血鬼・エクソシスト・宇宙人など。わーハルヒもびっくり(古い)。なお先生は幼女です。ここテストに出ますよ。実際一つ一つのキャラだけ取ればどこかで見たような借り物とも言えるんですが、それをこれだけガサッとかき集めて固めてドンと提示するところがユニーク。奇人変人コメディとしては王道的な雰囲気もあって、クオリティの高さは間違いないです。誰が読んでもそれなり以上に楽しめる作品と言えます。「1年777組」みたいに末永く楽しめる作品になることを期待。

・登場キャラは多いがそれぞれの個性が強くてすぐに顔と名前が一致しました。一話一話の話もしっかりまとめつつ全体を通した今後のストーリー展開も気になるバランスのとれた作品だと思います。 
・かわいい。
・個性的な設定な女の子に楽しく癒される漫画。にょろにょろ。
・宇宙人触手っ娘のぐれ子ちゃんがくっそ可愛い。
・とにかく可愛い みんな可愛いなぁもう


9位:『ちっこいんちょ / トイシキ』
ちっこいんちょ (1) (まんがタイムコミックス)
人一倍マジメで健気な彼女は手のひらサイズの学級委員長! おバカな友人からちょっとアヤシい同級生まで、毎日まいにちフォローにかけまわってます。そんな手のひらサイズの委員長、ちっこいんちょのお話。「手のひらサイズの委員長」というとゲテモノ風な作品の響きだが、そんなことはない正統派4コマ。いんちょの頑張りと、いんちょが頑張ることで関係なく周囲が幸せになる様子が面白い。なによりも可愛らしい。「萌え」というよりも「癒し」の部分でお勧めしたい作品。これがファミリー誌で連載されてるっていうのがなかなかいいバランスだと思います。一家に一人ちっこいんちょ。

・しっかり者だけどちょっとズレたいいんちょ、おバカな友人、ツッコミ役にツンデレさん。ゆるゆるボケボケだけど読んでてちょっとほっとする、そんな作品。
・がんばるいいんちょが可愛い。彼女のセリフのみ、写植を使っていない点もより可愛さを引き立たせていると思います。


10位:『先輩には頭が上がらない! / 榊』
先輩には頭が上がらない!  (1) (まんがタイムKRコミックス)
可愛くて、オタク趣味に理解もある。むしろ本人がオタク。こんな先輩が職場にいたら…頭が上がらない!! 前作『CIRCLEさーくる』でオタク大学生のラブコメを描いた榊さんが、今度はオタク社会人のラブコメに挑戦。単に舞台を漫研からWEBデザイン会社に移しただけでなく、社会人4コマとして社会の厳しさも描写しており前作との差別化を図っているように感じらる。着実に仕事を覚えて成長していく男主人公の時任は、オタクか否かに関係なく好感を持てる。それにしても先輩可愛い。社会派なのに可愛い先輩なんてファンタジーだよ! じぇじぇじぇ!

・なあなあでは済まされない社会人ですが、こんな先輩がいれば… 榊さんの絵柄も非常に好み。
・こんな先輩がいたらいいな。ヲタクの希望をしっかり押してくる。榊さんの可愛らしいイラストにもいやされる。
・会社のできる先輩は隠れオタクだった。リア充と縁のなかった時任クンがオタ趣味を通して初めて女性と接点を持っていくストーリー。きらら系では珍しい社会人の恋愛もの。
・こんな先輩と働けたら嬉しいのですけどね。


11位:『あつあつふーふー / 佐藤両々
あつあつふーふー(1) (アクションコミックス)
広島のお好み焼き屋を舞台に高校一年生の蘭ちゃんが、家族のことや、友達のこと、初恋のことなどに頭を悩ませながら、ソースの香りただよう青春を不器用に過ごします。佐藤両々が描く青春4コマ。生きた人物を描くのが本当に上手い。佐藤両々はシュチエーションに合せてちょっとちょっと作風を変えていく面白さがあります。魔法少女からただの看板娘の女の子の日常までコミカルに描き切る。同じ青春でも『わさんぼん』とは全く違う高校生の青春を描く、これが佐藤両々だ!!

・複雑な人間関係がすごいドキドキです。あと、お腹がすきました
広島弁でちゃきちゃき話すヒロインがステキ。
広島弁がかわいいです(*´ω`*) 
・両々さんは"わさんぼん"といい職人さん4コマが上手い。今年は広島が目立った年でもありました。


12位:『飯田橋のふたばちゃん / 横山了一,加藤マユミ
飯田橋のふたばちゃん(1) (アクションコミックス)
双葉社集英社芳文社講談社…。出版社を元にした出版社擬人化女子高生4コマ。堂々と出版社を擬人化して茶化すという4コマが連載され単行本化される面白さ。一発ネタと色物にしか感じられないが、その出版社に合わせてメジャーからコアまでイメージから絵柄まで特徴を捉えて書かれており、地味な存在で終わるには惜しい作品。メジャーな漫画から4コマ漫画誌まで上手くネタを拾ってるため背中に手が届く感覚に感謝。芋っぽいけど、案外これがいいんだって思えてくるのが面白い。ギリギリアウト—!

・生々しい話を可愛いキャラでオブラートに包み(いやそんなに包まれてもいなかったか)・・・ブラックな笑いをとる、そんなお前が好きだ。
・秋田ちゃんの妹のいちごちゃんがヤバイ。
・出版界の危険球! ネタのギリギリ感がたまらない
・漫画好きには卑怯とも言えるネタの数々。「笑いなんて狭きゃ狭いほど、分かる人間には面白いんだよ!!」というやつです。
・雑誌で読んだことはないんですが、噂を聞いて読んでみたらなかなか鋭くエグイ。双葉社の懐の広さがかいま見えます。アクの強いキャラ同士のやりとりが生命線。
・秋○ちゃんとか、コ○マガちゃんとか、リアルの方がワザとネタ作ってくれてるとしか思えない。


13位:『オンノジ / 施川ユウキ
オンノジ (ヤングチャンピオン・コミックス) (ヤングチャンピオンコミックス)
ある日、突然、世界から人がいなくなった。人っ子ひとり、猫の子1匹いなくなった街を、ただ1人残された女の子・ミヤコが流離う。誰もいない町で、笑ったり怒ったり驚いたり赤面したりするミヤコは、やがて街に自分以外の“何か”がいることに気付く。人間なのか、それ以外の何かなのか、何も分からない“それ”を、ミヤコはオンノジと呼ぶことにした。 その後ミヤコはオンノジと接触し、その正体は人間が変化したフラミンゴだと知る。そこからミヤコとオンノジの、2人(1人と1匹)しかいない世界を巡るエピソードが描かれていく。 「SF」というよりは「なんちゃってSF」ぐらいの感覚の作品なので、細かい部分での疑問点は全て放り投げて「こまけぇこたぁいいんだよ!!」という態度で読むのがベスト。いいんですよ、細かいことは。こういう名作と呼べるストーリー作品が4コマで描かれたのは喜ばしいこと。「サブカルwwww 4コマwwww」とか言わないでまずは読んでみてください。オンノジは誰よりも優しくてちょっぴりバカで、ミヤコはバカで。この二人なら大丈夫、そう思わせてくれるから無敵なんだ。

・常識からずれた街の光景も楽しいが、飛行機のシーンのような詩的な風景に心ひかれる。
・終末的世界観と施川ユウキ先生のユーモアのバランス感が絶品。まさにオンノジだ「オンノジ」である。そんな最終回が素敵でした。
・1+1が3にも4にもなるということ。全編ほぼギャグ構成なのに愛。
・今年一番衝撃的だった4コマ。4コマ読んでこんな複雑な気持ちになったのは初めて。


14位:『ちょっと!そこの男子! / 津留崎優』
ちょっと! そこの男子!  (カドカワコミックス・エース)
私立斜陽高校は生徒数600人の共学校である。しかし、元女子高であった為、極端に女生徒が多く男子比率は1クラス平均3人。圧倒的な集団心理に負けちゃうマイノリティ男子の日常をとくとご覧あれ!全く華もなければ、夢も希望もない「男子高校生の日常」ここまで酷い4コマがかつてあっただろうか。1巻完結なのがせめてもの希望。ちょっとブラックすぎるが、ギリギリの面白さが心地よい。箱入りドロップスが光なら、この作品には闇と本質が垣間見える。ダメだこの4コマなんとかしないと。お勧めはしませんが、すげー面白いですよ。このバランスがある種の奇跡。これからが地獄だ!!

・某まんがタイムきららの萌え&ほんわか4コマと違い、作者が鬱憤を晴らすかの如く、毒吐きに終始した驚愕の漫画。一部は実体験がベースになっているそうな。なお美少女は一切出てきません。代わりにブスがたっぷりだよ。ありきたりなハーレム漫画に飽き飽きしているアナタにオススメです☆☆☆
・あまりにひどい(褒め言葉)。箱入りドロップスと同じ作者からこれが生まれたのかと思うと人間の神秘を感じます。
・むごい
・楽しい高校ライフが待っていると思っている、夢を持った中学生のあなたへ。
・箱入りドロップスの雫さんや、艦これ漫画の龍田さんや天龍ちゃんに萌えるファンを現実に引き戻す、凶悪な4コマ(笑)。アタシが4コマなのエースを最後まで買ったモチベはこの漫画にあったりする。なお、作者曰く、自身はどちらかというと男子側に近い立場だったとか…。


15位:『プレフレ / ちび丸』
プレフレ (1) (まんがタイムKRコミックス)
3人の女子高生で描かれる普通の女子高生4コマ。普遍的なことをごく普通に描いている。普通に普通が普通で良い普通さ。「ベタベタした友人関係」を単調に描くのではなく、絶妙な距離感の「飾らない友情」を描く作品。これが、普通なんだ。でも、この普通がなによりも特別なスパイス。面白いかは分からない、でも好き。

・一人ひとりがいい個性持ってて、友達とイチャイチャしてるでもなく、でも大事にしてる感じがとてもいい!
・日常の切り取り方に独特の上手さがある。これでもう少し華があればブレイクしそうなのだけど。
・椿のめがね可愛い。とにかく可愛い


16位:『けんもほろろ / ハトポポコ』
けんもほろろ(1) (バンブーコミックス)
群像劇女子高生4コマ。いつもの不条理で不毛かつシュールな作りが絶対的な個性を放つハトポポコワールドは健在だがこの作品はとにかく登場キャラクターが多くわちゃわちゃしている。連載中はそのキャラクターの多さで掴みきれず辟易する部分もあったが、単行本化で読むことによりその存在を顕著に感じることができる。読んだあとになにか残るような残らないような。ハトポポコは相変わらず面白い。読む人選ぶけど。このアクの強い作品が上位に来るってとっても素敵なこと。クラスのみんなには内緒だよ!!

・ギャグ4コマ界の期待の星。このまま尖って尖って尖っていってほしい逸材。
・アニメ化するときには、画面上部とかに巻頭で書かれてる変態度表を表示してほしい。


17位:『わかばガール / 原悠衣
わかば*ガール (まんがタイムKRコミックス)
2010年。連載していた「乙女通信」の休刊により未完となっていた幻の名作が、きんモザブームに便乗して描き下ろしの最終回を加えてファン待望の単行本化。「きんいろモザイク」に比べると、こちらの方が萌え控えめギャグ濃いめ。原悠衣さんは普通のコマ割り漫画も描かかれているが、4コマで表現するとより巧みに感じられる。残念すぎるお嬢様・若葉、回を追うごとに暴走していく眼鏡っ娘・直など、とにかくみんな頭が素敵におかしくて実質5話の短期連載で終わらせるにはあまりに勿体ない。いつ便乗するの? つーわけで。

きんモザアニメ化で原悠衣さんの名前はメジャーとなりましたが、長髪ですが黒髪ぱっつん、だれにでも丁寧語、天然というシノのような、それでいてお嬢様がヒロインの日常4コマ。もしかしたらきんモザの原点といえる単行本かもしれません。
原悠衣ワールド全開。あの世界観は、唯一無二!
・「きんいろモザイク」の原悠衣さんのかつての連載がコミックスに。もうひとつのきんモザと言えるほど共通した作風。特に主人公の若葉はシノを彷彿とさせますね。


18位:『スイーツどんぶり / FBC
スイーツどんぶり (1) (まんがタイムKRコミックス)
"ジャッカル"の通り名を持つ最強の不良・柿崎志保子。そんな彼女も恋をして、アピールすべく手料理に挑む…!無敵の女子高生料理人・酒井暁美と"神の舌"栗原静香の協力を得て、今日も作るぜ目玉焼き(青)!! 空前絶後の料理(?)4コマ、水着もあるよ!!! 不良だった女の子が好きな男の子のために苦手な料理に挑戦するという漫画から謎の組織「LIFE」と料理対決をするという格闘バトル4コマになっていきます。美少女が出てくる、料理知識は全く出てこない、それを除いてノリだけでいえば最も近い作品は『鉄鍋のジャン』ではないでしょうか。あくまで演出重視、という意味で。なかなかここまで「凄いバカ」に特化した作品はありません。いやー、バカって素敵ですね。

・なんだこの愉快なキャラクターとぶっ飛んだストーリー!1月にも関わらず今年度ベストを確信していた
・スイどんは4コマ界のジャンプマンガやで〜
・なんだこれはの連続。まさに萌え4コマ界の奇才。
・「考えるな、感じろ」を地で行く漫画版パシフィックリム。以上説明終了。読めばわかります。(わけがわからないよ、ということが
・このテンション!このスピード感!このカオス! たまりません


19位:『ラジ娘のひみつ / 小坂俊史
ラジ娘のひみつ 1 (バンブーコミックス )
普段は引っ込み思案なのに、マイクの前では性格が豹変してしまう新人パーソナリティーのラジオ番組の奮闘を描いたコメディ。見事オーディションを勝ち抜いたヒロイン「恩田あいり」が、AMラジオ局「TMZラジオ」の看板番組のピンチヒッターを務めることに。しかし、スタッフの思いがけない方向に番組は進んでいきます。ひとくせもふたくせもある女の子がいろいろやらかしちゃう予感!?小坂俊史最新作。最近の小坂作品はどちらかといえば大人向けのコメディが多く、今作品はその中ではラジオ局を舞台にしたコメディで初期に近い作品。個性的で裏表があるあいりを中心にキャラクターが立っており、完成度が高く読んでいて楽しい作品。レギュラー陣の個性が強く、ここまでキャラクターの個性を押し出した作品は逆に珍しい。小坂俊史、ベテランかつ初期に近い作風でありつつも新しい魅力を感じられる。

・新連載予告で可愛らしいあいりの絵が使用され、まさかあの小坂俊史さんが萌え4コマ!?と物議を醸した作品。 ある意味で期待通りでしたが、綺麗に期待を裏切ってくれた。これがファミリー4コマギャグの最高峰。
・とにかく今年一番笑ったマンガ!この勢いは誰にも止められない!
竹書房4コマアニメ枠でアニメ化しないかな。絵柄は好みが分かれそうだけど、設定上、声優映えしそう。


20位:『彼とカレット。 / tugeneko』
彼とカレット。
きままな大学生イケダくんの元にやってきたのは、まったくデレないツンツン家政婦ロボ・カレット。彼とカレットが巻き起こす、ちょっとエッチ(特にエッチな描写はありません。主人公が変態なだけです。)で容赦ない日常!変態とサイボーグの女の子の同居4コマ。主人公がナチュラルな変態、カレットちゃんはデレまったくなし。とにかくバランスが狂ってるおかしな4コマ。作者のtugenekoさんはスクール水着ナチュラルに着こなすという『すくみズ!』もそうですが、狂った世界観を平然と書いていくという才能が素晴らしいと思う。この作品は連載当時からずっと絶賛してたので単行本化して続刊も出そうというのが嬉しい。あなたが読みたい変態がここにある!! 世界よ、これが変態だ!!

・ここまで突き抜ければ変態もすがすがしい。
・色んな所がどこまでエスカレートするのか楽しみ。


21位:『となりの魔法少女 / 七葉なば』
となりの魔法少女 (1) (まんがタイムKRコミックス)
昔、人の心を操って友達を作った。だから今、友達を作ってはいけない。高校二年生、一人ぼっちの魔法少女はそう思う。友達になろうとする普通少女と、調査を重ねる理屈少女。魔法が生み出す罪は、時に心をえぐる。それでも優しく繋がる少女たち。少し変わった、でもきっと誰もが抱える傷と希望の物語。この作品が上位に来るって凄い嬉しいことなんですよ。この作品は派手でもないし、大きく話題になったわけでもないので。ちゃんと読んでる人は読んでるんだな、と。ミラクが送る「凶悪な魔法使いも巨大な敵もいない」そんな魔法少女物。些細な人間関係や心の揺れ動く気持ち、それが丁寧に描写されている。派手なことも、壮大でファンタジックな演出もありません。そんなこの作品で描かれる、「一人の魔法少女」の友情と葛藤を見守ってもらえれば幸いです。魔法使いさん、お静かに。

魔法少女ってタイトルですが変身しません。戦いません。魔法とはなんぞやというものを深く追求した意欲作。「ドラえもんのヒミツ道具で最強はどれだ」を議論できるような考察大好き人間にオススメ。
・個人的に、今年度第1位の作品。ほのぼのした中にある、シリアスな部分が、とても大好き。
魔法少女モノかと思ったら切り込み方に惹きこまれました
・「人間をなめるな、魔法使い」このセリフが、1巻全体を引き締めたと思う。スパイスの効いた作品。
・友達を作ることを恐れる魔法少女と、彼女と友達になろうとする理屈少女。魔法で作った友達は本物にならない。魔法少女の不安な心を映し出すかのように、カメラは彼女が見る虚空を捉え、その物語を連続的に強く紡ぐ。カメラワークが高めた4コマの物語性を刮目して見よ。


22位:『女子大生生活様式 / オゲ』
女子大生生活様式 (1) (まんがタイムKRコミックス)
ことね、こよ、ねねの三人は、同じ大学に通い、同じアパートで暮らしている。とはいえ、大学からの付き合いであるためか、彼女たちの関係はどこかドライ。三人一緒に行動する機会は多くても、進んで同じ講義を受けたりはしない。仲の良い友達といつも遊んでいた高校時代とは違う、「大学生」特有の空気感が上手く表現されていると思う。きらら本誌では長らくゲスト扱いの掲載が続いてやきもきさせられたが、最終的に連載化、単行本化を果たしたのはそれだけの面白さがあったからこそだろう。願わくば、彼女たちの飲酒回を合法的に読める日まで連載が続いて欲しい。

・ありふれた日常の素晴らしさを表現する漫画がここにも!読み手になんらのストレスを与えることのない作品です。
・独特の空気と“間”の使い方が秀逸。まだ新人さんでこれだけ“間”が扱えるのは流石のひとこと。
・すごくすごいおさげかわいい(パクリ)。とりたてて大事件もなく、色恋沙汰もなく、かといって過度に百合っぽいわけでもなく、淡々と日常を送る女子大生たちをひたすら愛でる。激動の時代を生きる現代人にとってこの4コマは一服の清涼剤となるウサ。


23位:『モノローグジェネレーション / 小坂俊史
モノローグジェネレーション (バンブーコミックス)
小坂俊史によるモノローグシリーズ最新作であり完結編。。中央線モノローグ、遠野モノがたり。限られた遠野の環境を描いた作品から舞台も移り今度のテーマはジェネレーション。と、いってもやってることはあまり変わらず。小坂俊史の時に感傷的なモノローグをたっぷり味わえる。3作まとめてお楽しみいただければ幸いです。

・3部作のラスト。最終回の最後の1ページが美しいくらいにまとまっていて、素敵。
・このシリーズは何度読んでもじんわり染み入る
・モノローグ3部作の3作目。世代ごとの登場人物たちによるモノローグが詩的に楽しめる作品。コミカルであったり、寂しげであったり、様々な心情がじんわり伝わってきます。


24位:『犬神さんと猫山さん / くずしろ』
犬神さんと猫山さん (1)巻 (百合姫コミックス)
"猫が好きな犬っぽい犬神さんと、犬が好きな猫っぽい猫山さん。
「いいからお前らもう付き合っちゃえよ」系のイチャラブ百合4コマ。この作品の一番の功労者及び苦労人は満場一致で2人のバランスを取ってる兼通訳の友人秋ちゃん。健気で涙が出てきますでぇー!! 犬神さん猫山さんのいっちゃいちゃが可愛くてもどかしくてバカで幸せな気持ちになれます。可愛ぃー!!好き好き大好き超愛してる。ボサボサ系髪女子ってさいっこう!! わしゃわしゃしたい!!

・犬神さんが変態だー! だがそれがいい。もっともっと猫山さんとイチャイチャして欲しい。
・去年のうちから「2013年はコレに投票しよう!」と思ってた。萌え好きも、ギャグ好きも、猫派も、犬派も、全てカバー可。
・動物をモデルとしたわかりやすいキャラ付けと、それを活かしたテンポの良さ。かわいいだけじゃなくてギャグに勢いがあってすごいです。きっとそこは秋ちゃんの存在が凄く大きい


25位:『さくらティーブレイク! / 都桜和』
さくらティーブレイク!  (1) (まんがタイムKRコミックス)
数多の部活で出禁を食らっている学内屈指のトラブルメーカー・大東寺桜が最後に辿り着いた桃源郷、そこは茶道部だった。立派な大和撫子(?)になるため、桜は今日も頑張ります。学校のクラブ活動をテーマにした4コマも増えている中、ありそうでなかった茶道部4コマ。作者の前作「うらバン!」同様裏切らない安定感はあるが「いつものまったりふわふわ」すぎて無難な印象をうける部分も。前作でも新キャラクターが登場することで作品に新しい色が生まれ面白さが跳ね上がったので今作にも期待していきたいところ。1巻は種まき、やはり作者が描く誰も傷つけない優しさ溢れる作品は愛さざるをえない。素敵だ。


26位:『彼氏ってどこに行ったら買えますの? / 火曜』
彼氏ってどこに行ったら買えますの!? (1) (まんがタイムKRコミックス)
彼氏いない歴=年齢の亜梨香が、幼馴染と付き合い始めた友人のノロケ話に嫉妬しては悶絶する、暴走&妄想ギャグコメディ。お嬢様で美少女で成績も優秀な亜梨香に「何故か」彼氏ができないのは、暴走しがちな性格もさることながら、男に対する要求が高すぎることも原因だろう。「リア充○○しろ!」「私も彼氏と○○したいですわ」という彼女の捨て台詞は伝統芸能の域に達しており、メインヒロインでありながら噛ませ犬になることを厭わない姿勢には頭が下がる。「この噛ませ犬がすごい!」とかなら上位になれるだろうに。来世に期待!

・主人公のドタバタっぷりと周囲の温かな(?)反応にニヤニヤが止まらない。
・個人的に今イチオシの作品。話の中心になるカップルの初々しい恋愛を描きつつ、主人公は恋に憧れるその友人、と言う話の視点が意外に新鮮。妄想暴走お嬢様亜梨香も安定の可愛さ。読むべし!
・毎回同じような話の流れなのに全く飽きさせない。新キャラにも期待。


27位:『ハルノカミカゼ / ichinomi』
ハルノカミカゼ (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
転校生の春日ハルは新しいクラスで不思議な少女、神木さんとめぐり合う。真面目な友人・マイペースなクラスメート・キツネ耳に牛面の生徒…。この日本のどこかにあるかもしれないワンダーな町、神木町を舞台に期待の新鋭が紡ぐ、やさしさがじんわりと染みていく少女たちの物語。今、色鮮やかに咲き始めます。 丁寧に繊細に描写されていく物語。隠された謎が気になりつつも楽しく読める意欲作。この作品はもっと読まれていい。ぱれっとらしいといえば、そうなんだけど。

・カミキ様の謎や夢の伏線とかあるけど、とにかくカミキさまかわいい。まじかわいい。
・カミキ様の一挙手一投足に癒やされる作品。それでいて4コマの作りとしても演出が巧。裏に見え隠れするカミキ様とハルの関係も作品を読む上でのアクセントになっていて良い。
・其処に普通に神様っっぽい存在が居るという不可思議さに引かれました。


28位:『腹黒舞子さんと京生活 / 櫁屋涼
腹黒舞子さんとの京生活(1) (バンブーコミックス)
大学入学をキッカケに、京都で同い年の女の子と同居することになった元気娘の恵(けい)。相手の子は、着物が似合う楚々とした和服美人だけど、なんだかどーにも“腹黒い”ようで……!? 生粋の京女と京都初心者の目を通して、アナタも京都の魅力を味わってみませんか? 『そよ風そよさん』ではマスコット的な可愛さを前面に押し出していただけに、今作品での「人物」をしっかり描写した作品でこんなに安定して個性を発揮できるとは意外でした。腹黒い一面を見せてもカラッとした作風であるためかいやらしさも不快感もない。「おまもりんごさん→少女公団アパートメント」のような想像以上のスキルアップを見れて個人的に嬉しい。この例えが分かりやすいかはさておき。

・舞子さんの美しい京ことばがページから聞こえてくるようです。西日本生まれの私も漫画の中で恵ちゃんと一緒に戸惑ったり感心したり……嗚呼、THE京都! でも、外国人が日本にSAMURAIを夢見るのもこんな気持ち?
・タイトルこそ腹黒と付いてはいるものの、蓋を開けてみれば実に人付き合いが不器用な舞子さん。正反対の性格の二人が織り成す同居生活は所々で百合の香りも漂わせ、思わず読みながらニヤニヤしてしまうこと請け合い。観光地としての観点だけではなく、住人としての視点から見る京都も実に新鮮です。


29位:『隣人を妹せよ! / 森乃葉りふ』
隣人を妹せよ! (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
一人暮らしの高校生・江藤巽と、隣に引っ越してきた自称「妹」の江藤まとり、幼馴染の同級生・乾みなみの三人による、友情以上修羅場未満な三角関係を描いた日常系コメディ4コマです。まとりの純粋さと、みなみのないすばでぃにprprするだけでも楽しいのですが、アクセントは3人を面白く見守る「プリンセス」真木でしょう。3人を引っ掻き回す行動がなにも進展しない三角関係を面白おかしいものにしています。読めば悶絶必死、妹派なあなたも、幼馴染派なあなたにもオススメしたい一作です。あれだな、あれ。私の周りにはどうして自称妹がいないんだろう、って真剣に考えてみたんだけど答えが出ない。自称幼馴染でもいいんだけど。「そんなときはこの一冊!」「Oh!! ボブ、これがあればアンシンダネー!!」

・ラブコメに百合にBL要素までも完全搭載。ヒロイン・まとりちゃんの健気さに加えて幼なじみの乾さんでお色気要素もバッチリ。「どこからでもかかってこい!」と言わんばかりの欲張りな一作。主人公の巽くんには「爆発しろ!」と叫びたくなりますよね。
・絵が好き。シンプルでかわいい。内容も、萌え系テンプレのようでいてどこか奇妙な味。よくわからないけど何か変、という部分に期待感がある。
・これはブヒれます。オススメです。なにも考えずにただ感じるんだ。


30位:『花の任侠物語しずか / 火ノ鹿たもん』
花の任侠物語しずか(1) (まんがタイムコミックス)
由神組2代目の一人娘にして次期3代目組長の由神静花。 長い抗争が終結して春から憧れの高校生活を送ることに…。任侠美少女がおくるドキドキ学園ライフとは?ヤクザ系女子という謎のカテゴリ。まぁ、こういう箱入り娘が極道の娘—みたいのは珍しい設定でもないですが。新人と捉えるのは誤りと思えるほどレベルの高い作品。絵柄から作品の全体的な部分がしっかり作りこまれており、意外性という部分には欠けるが安定して面白い。この作品が跳ね上がるのを期待しつつキャッチーな作品でブレイクを期待したい。

・私はこの作品で女装男子も悪くないと自覚しました(ぉ、その辺は2巻以降が本領発揮となります。静花に組員一同振り回されますが、そこに箱入り娘具合を感じ取る事が出来るでしょう。
・主人公可愛い。箱入り娘系によくある天然少女だけど、可愛いものは可愛い。初々しい気分に浸れる。
・個人的にはしずかよりも由神組メンバーがいい味出していると思います。


31位:『妹はいいものだ / 内村かなめ
妹はいいものだ (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
懐いてるようで懐いてない。懐いてないようで懐いてる。そんな兄妹の日常を描く自由な一話完結オムニバス4コマ。テンプレなツンデレ妹とくっつきすぎず離れすぎずな距離感で接する兄。1本1本が独立しているのでどこからでも読めるスタイルでお勧め! 平日1本ずつ公開されるTwitterでの先行アップ分、ぱれっとでの連載、月イチ更新のぱれっとオンラインと、読む機会も3倍。どこにでもいそうな兄妹の日常を、お好きな時に、お好きな媒体でどうぞ。私は紙媒体が好きだなっ! あと妹が好きだなっ! ひゃっはーい!!(感想には個人差があります。終盤は主催の個人的意思が反映されているためご注意ください。)作者の内村かなめさんらしい読者に感情移入させてくれるわちゃわちゃした様子が安定して楽しい。イイネ!

・うっとうしいけどほっとけない、有事には一番の仲間!そんな関係がたまらない!兄妹がたまらない!!
・タイトル通り。
ツイッターでもほぼ毎日配信している妹4コマ。兄妹仲はいいけど性的なそれには至らない(主人公兄妹は)、絶妙な距離感がによによしてしまう。なお、まんがライフMOMOの某作品にこっそり…


32位:『オレンジぐんだん / 高原由』
オレンジぐんだん (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
欧州から来たシャイな巨乳留学生のベアトリクス、友達と料理と深海魚が好きな蘭、サッカーも格ゲーもプロ級な明良、かわいい女の子へのセクハラが趣味の春子。北海道のとある中学校を舞台にしたそんな4人の楽しい日常を描いたコメディ4コマです。オレンジ軍団というのはサッカー・オランダ代表のことを表し、4人ともサッカー(オランダ代表)が好きという設定ですが、あまり表立っては出てきません(サッカーの話は出てきますけど)。なので、そんなにサッカーを知らなくても全然楽しめます。が、たまに選手の名前とかが出てくるので、知っているともっと楽しいと思います。アクが強くてぱれっとらしい作品に仕上がっております。この作品がもっと売れる時代が早く来るべき。

・おっぱい枠(酷い。個人的に話のテンポのよさが◎。サッカーネタちょいちょい入ってくるけど、わからなくても大丈夫。
・ほんわか女子4人組(たまに+1人)による、日本人よりも日本人らしい留学生のベア子を中心に面白おかしい日常を描いたほっこり系漫画。北海道が舞台。オレンジ軍団!サッカー!…なにそれ美味しいの?てな具合でオレンジ成分は単行本カバーで使い切った模様。追伸:ベア子さんのブラのホックを抑える仕事をください。
・中学生とは思えないおっぱい…
・サッカーネタだけでなく、ツッコミの際の関節技とかが毎回違ってたりと細かいところに目が行きます。あとおっぱい


33位:『クルミくんNOFUTURE / ノッツ』
クルミくん NO FUTURE (IKKI COMIX)
作者が個人的に作った同人誌が編集者の目にとまって単行本化、というあんまり聞かないケースにより発売された作品。しかも大企業・小学館からです。まあIKKIと聞けば「あー」ってなる人もいるかと思いますが。まず驚くのが、まさかの1ページ2コマ構成。B6判だからというのもありますが、これコマ内の台詞がものすごい多いからなんですよね。普通のサイズにしたら、たぶん字が小さすぎて読みにくくなるんでしょう。そういう書き方って、4コマ雑誌プロパーの作家には無いもののように感じます。個人的にはもっと台詞を削って読者に想像の余地を残してほしいなあと思わないでもないんですが、この特殊な台詞感覚が独特のビートを生み出しているのも事実。なお、内容は射精が飛び交うコメディです。言葉だけなので淑女にも安心してお勧めできます。いや本当。射精が飛び交うバイオレンスコメディでも良かったのよ? ごめん、言いすぎた。

インパクトのある設定にハマりました。続きを熱望しております。
・お下品だけど笑える。というかよくこの表紙加工で発売しましたね。その勇気に乾杯。


34位:『ラン様の放課後遊戯 / とく村長
ラン様の放課後遊戯 (1) (まんがタイムコミックス)
放課後、願いを叶えてくれるという謎の女子生徒が…という都市伝説めいた導入はさておいて、兎にも角にも破天荒なラン様がバナナ片手に願いを叶えまくってくれる。バナナ! バナナ! 自己の願いも含めて!迫り来る謎をラン様持ち前の明るさでかき消しつつも、消しきれないミステリアスを良いアクセントにしているのが素敵ポイント。黒髪ロングもあるでよ!!

・ラン様の自由奔放・やりたい放題な感じが読んでてすごく気持ちいい。登場人物は少ないですが単調になることなく最後まで楽しめました。
・らん様のバナナ食べたい
・ラン様の活躍もさることながら、パンチラ率の高さもry右手の謎といい、今後の展開も気になる作品です。


35位:『かくげいぶ! / Ika』
かくげいぶ! 1巻 (ファミ通クリアコミックス)
格闘ゲーム部「格芸部」の日常を描いた4コママンガ。ちびっ子だがエースのウメちゃん、部長のときと、読者モデルのマコ、露出狂のアレクなど、個性豊かな部員が揃う格芸部に、空手少女のさくらが間違って入部してくる。格ゲーマニアにはおなじみのザンギュラのスーパーウリアッ上ネタも満載だ。
ゲーム擬人化作家のIkaさんの商業誌でのオリジナル4コマ作品。「格闘ゲーム部」という色物出オチ設定でありながらストーリー4コマとして昇華させている面白さ。マニアックなネタもあるものの、全体的にはいつものIkaさんという調子。重い部分が全くないため非常にサクサク読むことができる。
今までのIka作品は元ネタがなにかあるか、設定に載せてあまりキャラクターの個性は重視されていない作品が殆どであったため、普通に女学生を書く際のポテンシャルをこんなに秘めていたことに驚く。「これがIkaのオリジナル漫画だ!!」とアピールしてもいいぐらい。漫画ってこんなんでいいんだよなー。楽しいー!

・作者の作品はいくつか読んでいるけど題材がゲームとはいえそれに頼らないキャラがたっていて普通に面白かった!
・Ikaさんにしてはマニアック度控えめな、普通(?)の部活少女4コマ。しかしノリや勢いはIkaさん全開で、どの娘もキャラが立っており愛着が沸きます。ライバルに名古屋弁喋らせるとかズルい。


36位:『魔法少女ほむら☆たむら / あfろ
魔法少女ほむら☆たむら ~平行世界がいつも平行であるとは限らないのだ。~ (1) (まんがタイムKRコミックス)
ほむらが時間を戻した先は、みんなうっかりしてたり、マミ(みたいな人)がたくさんいたり、色んな世界からほむらが集まる「あけみ屋」だったり、いつも何だか変な世界で…!『まんがタイムきらら☆マギカ』の中でも一際光るウワサの作品、第1巻!『月曜日の空飛ぶオレンジ』の作者あfろさんがおりなす「別の意味で最も混沌としたまどマギ」ワールド。まどマギは沢山のスピンオフがありますが、よくこんな作品まで許容してくれるなーと思います。ここまで世界観を崩してめちゃくちゃやってくれると一種の快感すら。でも可愛いんだよなー、みんな。この世界観が好きです。うわーい!!

まどマギの漫画、という基本をしっかりと踏襲しつつ、しかしあfろ漫画という部分はしっかりと屹立している、タツジン! な漫画。一回一ネタを貫いて、それをすぐ理解させ、そして一回で終わるという、普通に難度の高い事をさらっとやっている点はもっと評価されていいと思うの。
・公式アンソロに投票するとは予想していなかったが一票。各話の舞台設定を機軸に展開されるネタの威力も強力。落ちの強さから4コマにした甲斐もあるというもの
・劇場版「叛逆の物語」を観てからだと、またなんとも違った味わいがw
・今期のダークホースでは。『月曜日の空飛ぶオレンジ。』好きなら是非。


37位:『さえずり少女、しんしん鎌倉 / matoba』
さえずり少女、しんしん鎌倉 (まんがタイムコミックス)
ずーっと憧れていた鎌倉に一人遠いフランスから留学に来たコズリちゃん。元気いっぱいブロンド美少女はさっそくクラスの人気者! 歴史ある古都での毎日は新しい発見の連続! そこに、あまずっぱい初恋の予感も加わって…。とにかく、この作品は勿体ない。何故1巻完結なのだろう。もっとコズリが日本で暮らして色々な風景を見る姿を読みたかった。もっとコズリがクラスメイトと遊んでる姿が見たかった。静とラブラブチュッチュしていく展開が見たかった…。と、言い出せばきりがありません。とにかくも、全ての展開を消化するために早足で駆け抜けていく展開は残念の一言。これを何巻も通してやってほしかったなぁ、と思います。1巻完結だから残念、というのは勿論ありますが、1巻完結だからこその美しさもあります。コズリの日常は続いていくのだろう、と

・留学生がヒロイン...と書くと、今年はアニメ化も成した「きんモザ」を浮かべる人も多いでしょう。「きんモザ」はアリスも含めた忍『達』の物語で、話の中で誰か欠けてもストーリーが成り立つ、きららのガールズ4コマとしては割と見かけるフォーマット。「さえずり〜」は、コズリから見た学校や日本(鎌倉)のお話。コズリが居ないとストーリーが展開しないので、その点でも「きんモザ」とは方向性がまったく違った作品となっています。クラスメートや、(コズリの下宿先の)お隣さんの交流など、まだまだ続いていくお話もあるのでしょうが、性急感もなくキレイにまとまった1巻モノになっています
・鎌倉へ留学してきたフランス産のちんまいJKを描いたこの4コマを読むと、鎌倉を舞台にしたマンガやアニメや小説には名作が多いという実感を新たにする。


38位:『ケイくんとアヤメさんがルームシェア / ボマーン』
ケイくんとアヤメさんがルームシェア(1) (アクションコミックス)
小学生のケイくんと、バリバリキャリアウーマンのアヤメさんの同居生活。でも、私生活では立場逆転。オカンなケイくんと子供なアヤメさん。おねショタ系のようですが、ケイくんは思春期を迎えてしまっているため、ラッキースケベイベントでケイくんのドギマギっぷりを楽しむ作品。いやー、思春期っていいですよね。思春期さいっこう!! ひゃっはー!!

・アラサーヒロインのアヤメさん…だけど実はケイくんがヒロインなのでは?と思うことも多々ある作品。ボマーン先生のキャラは特徴的で素晴らしいです!
・仕事は出来るけど私生活はダメな女性とおさんどん少年・・・大好物です!


39位:『f人魚 / G3井田』
f人魚 1 (ヤングジャンプコミックス)
地上には艶かしい“BL”の世界が広がる…。なんて期待して海底からやってきた腐女子な人魚のメロと!! 1組の“攻め”と“受け”が織り成す4コマGAG!!腐女子×BL×人魚=f(腐)人魚!! あらすじを説明してもわけわからないと思うが事実なのだから仕方ない。バカとアダルティな部分が融合していて非常にバランスがいい作品。中性的で「良いよー!!BLやってもいいんやでー!!」的な絵柄が作品の魅力を高めている。10年ぐらいたったら「そういえば俺が若いころ、こんな作品があったな…」と思い返したい名作。

・BL脳な人魚のお話し。BLが苦手な人でも楽しく読めるし、キャラクターがみんなかわいい!
・勘違いトライアングル!
・げすい


40位:『ぼくの奥さん / 樹るう
ぼくの奥さん (アクションコミックス)
「おおかみ貴族のキャロとルイ」。じゃなくて、オオカミに育てられた貴族の娘キャロと、彼女に嫁いできたルイ。突飛な行動をするキャロを徐々に理解し打ち解けてゆくルイの物語。同じくヨーロッパ貴族社会を描いた「わたしのお嬢様」で培った樹るうさんの愛が光る作品。 眩しい夫婦愛とともに、中世ヨーロッパの貴族の闇を垣間見よ!

・架空中世ほのぼのラブコメ。最終的にタイトル通りに綺麗に終わったところがお見事。
・ルイがキャロの特殊な境遇に振り回されつつも、次第に心が通じ合って行く様が胸を打った作品です、幸せが形になるのが見えますね。
・1冊完結で読みやすいが、もう少し続いて欲しかったとも思える。話自体は面白いけど、説明がされていない部分とかがやはり気になる。しかし主人公たちの周りは基本的に良い人ばかりなので、読んでて心がほっこりとする。


41位:『オトナのいろは / あさのゆきこ』
オトナのいろは (1) (まんがタイムコミックス)
「最後に花マルをもらったのはいつですか?」
仕事も恋愛もパッとしない新米社会人、滝村が出会ったのは、美人だけど少し変わり者の書道講師、綾乃。書道を通して人間的にも成長していく姿と、いろいろな人間関係が絡み合った大人の「習い事」を舞台としたドラマチックストーリー4コマ作品です。基本、ストーリー4コマで、どちらかといえばシリアス。作者他作品でも見せる微妙な人間関係の見せ方もさることながら、あさのさんの作品のヒロインには笑顔が非常に似合うと思います。これを読んでいる皆さんの中にも子供のころには通ったことがある方が多いと思われる書道教室を舞台にしたヒューマンドラマをご堪能くださいませ。

・過去のいざこざを吹っ切れない書道家・綾乃先生と、覇気もなければ趣味もないサラリーマンの滝村くんという、接点がなさそうな二人が偶然にも書道教室を軸にして互いの運命を回していく筆致はさり気なくも絶妙ですね。人生を賭けて道を極める厳しさと、人生に張り合いを持てないもどかしさが二人の主人公によって語られるシリアスさと、何だかんだで書道バカな綾乃先生&押しが足りない純朴青年な滝村くんのラブコメ未満な日常のバランスも見どころの一つです。
・書道教室という大人の世界と子どもの世界が交錯する場とあさのゆきこ作品の持つ懐かしさが合わさって良い感じ。
・かつては一世を風靡したが突然引退した孤高の天才女性書家だったが、引退して小さな書道教室を開く綾乃と、冴えないけど実直なサラリーマン・滝村の少しずつ近くなる心の距離と恋模様……も面白いですが、綾乃さんが見せるギャップもまた楽しみの一つ。服や顔を墨で汚しまくったり、服を前後ろに着たりするかと思えば、書に対する真剣さを見せるところも魅力です。そして綾乃が自分のもとを去った彼氏を回想する場面で見せる陰りもまた心惹かれる要素だったりします。
・個人的に一押し作品。読んでいて引き込まれる。
・4コマ作品で、ここまでせつなさをたたえた作品もそれほどないよねえ。マイナーコード好きの自分としてはいろいろ心に突き刺さります。今年の新作イチオシ。


42位:『ミッソンインパッセボーゥ / 大川ぶくぶ
ミッソンインパッセボーゥ(1) (バンブーコミックス/WIN SELECTION)
拝啓、僕はミッソンインパッセボーゥが大好きで、24時間いつでも外出先でも読んでいたいので、このたび携帯をスマートフォンに機種変更しました。するとどうでしょう!仕事の効率が向上、営業成績もあがり、上司には褒められ、同じ部署の憧れの女性ともイイ感じになれました! こんなことならもっと早くスマートフォンにすればよかった! スマートフォン最高!感謝してま〜す! 伝説のスパイレジェンドとその相棒の物語…ではありますけど、とにかくくだらない。とにかく面白い。堂々とこんなにくだらないことを書いてもらえる嬉しさ。4コマの途中で迷路になったり、嘘最終回を書いたり、4コマに勝手に自己紹介をつけたり、反則技をたっぷり繰り出してくるこれが新しい4コマだ!! これを読まずに年が越せるか!!という感じ。超お勧めです。多分、「どこがおもしれぇんだ!」と言う人もいると思いますが、責任は持ちません!!

・同人時代から好きな作家さんです。多彩なキャラクターで押す作風が好きです。
・このフリーダム感がたまらない。


43位:『放課後プレイHighHeels / 黒咲練導
放課後プレイHigh Heels (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 127-5)
シリーズを変えては主役が変わるシリーズでお馴染みだが、今回は初期のシリーズの主人公ヒロインに回帰。描写やグダグダ具合、そしてアダルティな演出まで作品的にもキャラクター的にも成長を遂げておりファンからそうじゃない人まで必読の面白さ。新しくて懐かしい放課後プレイ、はっじまるよー!


44位:『すいまさんといっしょ / みじんこうか』
すいまさんといっしょ (1) (まんがタイムKRコミックス)
「昨日2時間しか寝てねーわー、マジつれーわー。」そんなあなたにこそお勧めしたい、眠りの精すいまさんのドキドキ居候ライフ。表紙からも分かる通りすいまさんはかなり際どい格好をしているが、柔らかい絵柄と作風のおかげで下品さやあざとさは感じない。感じてくれてもいいのよ!! 男主人公のユウもイケメン過ぎずヘタレ過ぎずの絶妙のバランスを保っており「萌え4コマに男性の方はちょっと…」という人にも受け入れやすいはず。むしろ、すいまさんの天然エロスっぷりに慌てふためくユウを見るのが当作品の正しい楽しみ方かも知れない。むしろ男性に目覚めるのもありだと思う。あー、これでショタがいればなぁ…。


45位:『どろんきゅー / 吉村佳』
どろんきゅー (1) (まんがタイムコミックス)
とっても怖がりなのに幽霊に愛されまくりの女子高生、佐倉さんを 中心に繰り広げられる新感覚ホラーギャグ4コマ! 超美麗イラストで描かれる“コワ面白い”がクセになっちゃう人続出中!ほんわかしない方のギャグホラー4コマ。「恐怖に怯え、涙目になる女の子を楽しむ作品」と書くと語弊があるだろうか。ひょっとしてひょっとするとドS向け作品なのかもしれない。あ、別に怖くはないんで。あしからず。

・可愛さ、愉快さ、そして怖さ! 私の大好きな要素てんこ盛りでございます! って書いてたらオビにも「ホラー×女子高生×ギャグ」って書いてあってそのまんまじゃないか! 特にあとがきで作者さん自身ホラー好きとおっしゃるだけあって、実にホラー好きのツボを心得た作品となっております。ホラー苦手な皆さんも、可愛さと愉快さに手を引かれてこちらの魅力に踏み込んでみてはいかがですか。
・怖がりなのに幽霊が見える少女と、それを知りながら彼女をからかう友人。心霊プリクラに悲しみいっぱいの少女と、その様を笑顔でケータイカメラに収める友人の、キャラの両極端さにむしろ安心する。常識と非常識を極端に解放して可笑しさと安心感を共存させた作品である。


46位:『だから美代子です / むんこ』
だから美代子です 1 (バンブーコミックス)
笑って泣いて、ホロリもあるよ! お茶目でチャーミングなみょー子さんと義父母のなぜか楽しい3人暮らし。読むと笑顔になれること間違いなし! 新しいかたちのファミリー4コマ!! 『らいか・デイズ』のむんこ最新作。設定的には悲哀もありますが、あまりこの作品には悲壮感や戒め、社会勉強のようなテーマはなく全編的に明るい作品になっている。むんこ作品というと重いテーマが絡んでくるがこの作品はそれがない。むしろ、美代子の明るさで元気になって、というスタンスのように感じられる。全編コメディで送るむんこワールド。これがつまらないわけがない!!

・基本的に笑い+たまにしんみりさせるさじ加減が好み。とにかくテンポよくて笑える。愛すべき家族。おとーさんとおかーさん、点目キャラなのに個性が強くて驚いた。
・みょー子さんの笑顔はむんこのシリーズ中最高だと思います。
・むんこ氏の作品は、何かを喪っているけど精一杯幸せに生きてる人物、という結構現実的な所が魅力的なのかもしれない。
・旦那に先立たれた嫁と夫の両親の日常を描いた作品。先立たれた事が吹っ飛ぶレベルなパワフル養父養母の存在で日々楽しく過ごしています。最後の話は他界した夫への悲しみもありますが、それを乗り越えようとする絆が素晴らしいです。


47位:『JOB&JOY / 井上かーく』
JOB&JOY (1) (まんがタイムKRコミックス)
ハンバーガーショップ「ミラクルバーガー」でアルバイトをする舞花、優也、綾奈の女子高生三人組が繰り広げる、スラップスティックギャグコメディ。
典型的おバカキャラの舞花をメインに据えつつ、一見クールな優也が実は最大のボケキャラという変化球。
顔は怖いがとんだいい人である店長の登場以降はギャグのキレにもより一層磨きがかかり、読んでいるとまるでお笑い番組のコントを鑑賞しているような気分を味わえる。
知名度ははっきりいって低いが、純粋なギャグ4コマとして面白い。

・もしかしたら最初のほうはかったるいように思えるかもしれません。しかし、店長が登場してからがこの漫画の本番です。キャラの個性が冴えまくります。


48位:『踊る!アントワネットさま / にしうら染』
踊る! アントワネットさま (1) (まんがタイムコミックス)
時は18世紀、フランスにまだ王様がいた頃のお話。貧乏貴族の娘であり、絵描きの卵マリー・ド・ボヌールはある日ヴェルサイユ宮殿の庭園で17歳の王太子マリー・アントワネットと出会う。名前と年齢が一緒でも中身は似ても似つかない2人のマリーだがこの偶然の出会いがきっかけで友人となる。共に過ごす日々を通してマリーは絵描きとして、アントワネットはフランス女王として友情を深めながらお互いに成長していく…。『孔明のヨメ』もそうですが、その当時の時代背景を作品に上手く投影している時代物は増えています。それを実現できる画力と努力が必要になるわけですが、この作品はそれを体現しています。普通に4コマコメディとして面白くて作りこみも出来ているというのは素晴らしい。そんな大げさな作品ではないですが、お勧め!

・ほのぼのとした宮廷生活の中に時折顔を出す歴史の影。キャラの先行きが気になる
・18世紀のフランスヴェルサイユを舞台にした作品。にしうらテイストが今までにないヴェルサイユ時代を描いています。歴史物ゆえ結果はわかるのですがそこにどう向かっていくのか楽しみです。
・史実どおりであれば、やがて破滅へと向かうストーリーですが...そこに至るまでをどう描くのか、読んでみたい。
・歴史大河ロマンになりうる作品、と今のところは言うべきかなと。先物買い的に、すごく推したくなる作風です。


49位:『普通の女子高生が【ろこどる】やってみた / 小杉光太郎
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。1 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
おじさんからのお願いで「ローカルアイドル」になった奈々子。学校の先輩で完璧超人(ただしボケ気味)のゆかりさんと一緒に取材(ただし地元商店街)にテレビ(ただし低予算ケーブルテレビ)にライブ(ただし地元のデパート屋上)にと、時給1000円でけなげに頑張る姿を描いた、地元密着型アイドル4コマです。アイドル2人よりも先にゆるキャラ「魚心くん」の実物着ぐるみが計画されるという面白い展開となっていますが、文句を言いつつもけなげに頑張る奈々子と、温かく見守るゆかりさん含めた周りの人間関係にほっこりする作品です。アイドル好きじゃなくてもぜひ読んでもらいたいです。アイドル4コマというよりは、なんちゃってアイドル4コマぐらいに思っていただければ幸いです。


50位:『ロボ山さんGoFight! / まつもと剛志
ロボ山さん Go Fight! (ジェッツコミックス)
デビューした2003年から現在までの長い歳月をかけてついに単行本化!! 閑静な住宅街に暮らす梅小路家。母がいないことを除けば、どこにでもある普通の家庭。ただ一つ変わっていること、それはお屋敷の「執事がサイボーグ」ということだった──!!超絶的企業家だった父、マッドサイエンティストな祖父、対人恐怖症のマスク少女・百合、そして「夢は世界征服」の6歳児・綾芽、普通(!)の家族が送る、ロボ執事日常4コマ!いつものまつもと作品といえばまつもと作品ですが、いつも以上にシュールで面白い。ロボ山さん、きっとあなたも一家に一台欲しくなりますよ。私はちょっと遠慮しますけど。家狭いんで。

・1冊にまとまってほっとしています。でも、もっと続いてほしい作品。いつかやってくんないかなぁ。
・ロボ山さん、まさかの復活!この作者さんのノリが好きなら問題なしの一冊。
・ほんわかおもしろい。

4コマオブザイヤー2013新刊部門、結果発表! "ゴールド・フィンガー" 51位〜100位

投票サイト(※レギュレーション及び簡易結果の掲載及び参加者一覧(投票詳細)を掲載しています。)

新刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131229#p1
新刊部門 50位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131228#p1
新刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131225#p1
既刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131227#p1
既刊部門 50位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131226#p1
既刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131224#p1

51位:『3年2組の呪い屋さん /柚木涼太』
3年2組の呪い屋さん (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
幼女! 百合! 変態! 触りたい!! これだ! これが世界に誇る日本の4コマだ!! クールジャパン!! 大・名・作!! 1巻完結なのが勿体ないこと間違いなし!!

・幼女百合最高ですね。
・柚木涼太先生らしい可愛らしい絵。でぃあ以来の4コマだし、そして次の4コマも期待したいです!
・小学生百合という難しいジャンルなのにとにかくキャラが自然に動いていて何回読み返しても面白い。


52位:『まちこう! / 浦地コナツ
まちこう! (1) (バンブーコミックス)
親のすすめで鉄工所に就職した、のんびり屋な主人公・金森草太が一目ぼれしたのは、その工場の社長の娘で勤続10年のベテラン転載溶接工・ひな子。最初は乗り気ではなかったお仕事も、次第に認めてもらおうと頑張る新人工員の姿を描いた汗と火花が飛び散るアツアツ鉄工所が舞台のお仕事系4コマです。大企業ではなく、町工場ならではの苦労や工夫、そして少人数ならではのアットホーム感を醸し出しています。何より、ひな子さんがカワイイ! オンのブカブカ作業着姿と、オフのヒラヒラワンピース。このギャップがたまらなくカワイイ。鉄工に興味がある貴方に特におすすめ! あ、いや、それを抜きにしても全然楽しめる作品です。

・お仕事4コマ。鉄工所ネタが新鮮で何度も「へー」となって面白く読めた。新人主人公+ベテラン先輩とオーソドックスなキャラ配置で読みやすい。あとひな子さん可愛い。
・鉄工所を舞台とした作品、主人公が新人で影が薄いのはご愛嬌?就いたことがない職種ということもありリアリティについては分かりませんがこんな仕事もあるんだと。気軽に読める内容でした、尚、一番気になっているのは銅本の彼女の件です。
・主人公に魅力がないのが残念なんだけど、ヒロインがちまちましててかわいいです。


53位:『城下町のダンデライオン / 春日歩
城下町のダンデライオン (1) (まんがタイムKRコミックス)
特殊能力を持つ王家9人きょうだいの生活は、200人以上の監視カメラによって全国放送中!それを見た国民が、総選挙で次期国王を選び出す!? 重力を操る三女・茜は極度の恥ずかしがり屋で、カメラに映りたくなくて必死。だけど、他のきょうだいの思惑は? 異色の大家族バラエティ4コマ開始! 表紙を見てください。女子高生が一斉にカメラを向けられ、頭には王冠。しかし手には買い物袋。そう、彼女は王族。日々の暮らしを国ぐるみでTV放映され、人気投票によって次期国王が決められるのです。ただし王族の暮らしと言っても一般人と何ら変わらない慎ましやかな生活…。非日常と日常が異常なまでに溶け込み交じり合い、奇跡のバランスが出来上がっている。おっもしろいよー。

・兄弟姉妹9人て多い!と思ったがそれぞれが個性豊かで、キャラが把握できるとその人数の多さが逆に楽しい。「なんだかんだで仲の良いきょうだい」が好きなので。


54位:『ほめよめ / 黒渕かしこ
ほめよめ (1) (まんがタイムコミックス)
“ほめられるって気持ちいーっ”おせんべい屋さんにお嫁に来たかのんさんは、服装だけじゃなく中身もふわふわさん。心の底からほめてくれるかのんさんの“ほめほめ”にあなたも嬉しさでくらくら! 墨色えれくとろでコアな人気を得た黒縁かしこ最新作。主人公とヒロイン、そしてかのんさんの人間関係も楽しい。ただ、未亡人という設定だったりするのでちょっとモヤモヤする部分も。その辺の関係性を消化してくれるのが気になる部分ではあります。作品としては安定して面白いですし、かのんさんは可愛いのですけど。いや、未亡人というので想像を膨らますべきなのか!?

・「若くして亡くなった旦那の家族と同居して、義理実家の自営業を手伝ってますが、最近、思春期の義理弟の視線がちょっと性的です」と小町にトピを立てたら「逃げて」レスが100くらい付きそうな設定のわりに非常にアットホームなマンガです。このほのぼの感が古き良き四コママンガってやつですよ。
・幼なじみが出てきてちょっと安心。兄嫁未亡人相手で突き進んだらドロドロだし。


55位:『ニポンゴ / 空えぐみ』
ニポンゴ 1 (ヤングジャンプ愛蔵版)
私立一本背負い女子高校、 そこはアメリカ・中国・ロシアなど、世界各国の留学生の集うちょっと変わった高校。 通訳を目指す佐藤ちゃんの国際的ハイスクールライフSTART!! ヤングジャンプ連載の多国籍4コマ。個性的なキャラクター達が織りなすアンサンブル。結構留学生4コマというのは増えてきてるんですが、この作品も独自の個性を発揮していて面白い。4コマ誌ではない4コマ作品は独自路線を走る傾向がありますが、この作品も個性的!!


56位:『アイドルマスターシンデレラガールズあんさんぶる! / 千葉サドルwith樫葉ハルキ』
アイドルマスター シンデレラガールズ あんさんぶる! (1) (ヤングガンガンコミックス)
モバマスアイマスのキャラクターを中心にした4コマ漫画。馴染みのないキャラクター達が主役であるため馴れるのに若干時間がかかるが、ゲーム版のキャラクターをキュートに演出しているため読みやすい。知ってる人には改めて面白く、知らない人にも噛み砕いて書かれているため読んでいて楽しい。ソーシャルゲームという狭い世界を広げるのはこういう二次創作作品だと改めて実感する。難しいストーリー物で無理やりドラマを作るよりも『ぷちます!』同様4コマ漫画みたいなショートコメディが一番キャラクターを演出できる部分ってありますよね。

モバマスキャラがかわいく躍動
・すごく丁寧
・ゲームはログインだけして4コマ見ているだけで本当すいません。アイドル達の可愛さをよく引き立てている作品だと思います。
・有名ソーシャルゲームの4コマ。キャラクターのかわいさは流石。原作が大人気なわけです。


57位:『アホガール / ヒロユキ』
アホガール(1) (少年マガジンコミックス)
難しいことなんて考えなくていい。元気に育ってさえくれれば。

・普通が個性になってしまう世界観でがんばれさやかちゃん
・アホすぎて面白い
・勢いだけしかない。だがそれがいい
・そこらのマンガに出てくる「アホキャラ」のレベルではなく揺るぎないアホが主役の濃い作品。


58位:『咲丘TVショー / 神堂あらし
咲丘TVショー 1 (バンブーコミックス )
とある田舎町にある、超地域密着すぎるローカルTV局で新人リポーターとして働く花巻いたる。いつも愛くるしい笑顔で町民からの人気は絶大!! しか〜し、天然度120%で現場のスタッフは放送事故にならないかとハラハラドキドキ、戦々恐々…。今日もゆかいなドタバタレポーターコメディ!萌え系の4コマ雑誌での連載経験もある作者の最新作。今までの作品と比べて読了感もよく、読みやすい作風に仕上がっているように感じられる。特別なことはなにもないけど、楽しいはここにある。

まんがタイムジャンボの「日下部くんanother」が単行本にならなかったのが残念っならないです。大好きな作家さんなので。
・ハイテンションで楽しい作品。いたるちゃんかわいい。


59位:『ゴッホちゃん / マブレックス
ゴッホちゃん(ヤングガンガンコミックス)
実在した芸術家たちを題材にしたギャグ4コマ。どこまでが事実でどこからが誇張なのか、下ネタありのエグいネタ廻しで笑いを誘う。天才は、頭のネジが吹っ飛んでるので題材にしやすい、ということで漫画のネタにされることはあります。ありますが、ゴッホちゃん以上に吹っ飛んだ内容で書かれた作品は、そうないことでしょう。

・実在の画家をマスコット化しつつ、実際のエピソードに沿ったエグいネタをねじり込んでくるのが新しい。ほのぼの出来るようでいてまるで出来ないネタの数々が読者を襲う新感覚日常系偉人4コマ。
・ちょ〜っと下品なネタも目につきますが総じてお笑いレベルの高い漫画です。ダメ人間なゴッホと何故か犬顔なゴーギャンの情けない姿が笑いを誘います。また各回ごとに描かれる実際の作品の模倣が素晴らしいことも見逃せません。
ゴッホら実在の芸術家たちがギャグを繰り広げる異色4コマ。実在の人物を崩しまくったギャグで爆笑する一方、時にシリアスに絵を見せる(作者が自分で名画を模写している!)話は本当に感動する。


60位:『ネガ→ポジ / 森名尚』
ネガ→ポジ (1) (まんがタイムKRコミックス)
ネガティブ思考、人見知り、出不精。ある意味で三拍子揃っている綾乃の生活は、憧れの黒瀬先輩との出会いによって少しずつ変わり始めていく。ちょいギャグちょい百合の4コマとしても及第点だが、ラスト2話で当作品に対する印象は大きく変わった。綾乃をイジる役に徹していた音々が打ち明けた、妹と自分自身に対するコンプレックス。そんな音々の告白に触発され、内気な自分を変えるために立ち上がる綾乃。ストーリー的にはありがちかも知れないが、綾乃をネガティブ少女のままにせず成長した姿を描いて終わったのは作品的な成長を感じられる。日常4コマに成長がないなんて言った人はとりあえず読んでみればいい。


61位:『チェンジアップ! / 秋吉由美子
チェンジアップ! (上) (バンブーコミックス)
青春野球ラブコメ4コマ。秋吉作品らしいカラっとして爽やかな青春物として読める正統派作品。ストーリー作品としての十分に読める。
上巻を読んだなら下巻を読まずにはいられない。両方読んだとき「あーっ!!」となることうけあい。

・あえて竹書房が完全コミックス化にこだわった、秋吉先生のありそうでなかった熱血高校野球漫画。ライバルの設定とか、細かいキャラの名前とかにも秋吉先生のこだわり(小ネタ)があふれていていい作品でした。
・今時珍しい真っ直ぐでピュアな高校生たちによる、真っ直ぐでピュアな物語。本当は感動する場面が多い下巻も選びたいですが、既刊部門は枠が少ないのでこちらを。野球漫画な下巻に対して、上巻はラブコメ色が強いです。照れ屋だったり鈍感だったりする主人公二人の恋と野球の勝負の行方が、実に面白く描かれていて好きです。

62位:『寄り道ファミリ / タダタグ』
寄り道ファミリ (1) (まんがタイムKRコミックス)
両親の海外転勤で、一人暮らしを始めた史夏。住まいは学校の宿直室! 学校の宿直室に住むことになったけど、家族が恋しくて、ついつい妹っぽい同級生と先輩を巻き込んで家族になっちゃった! そんな史夏の「ファミリーシック」を癒すべく同級生のさな子(@妹)、先輩の夕希(@お母さん)、彩音(@お父さん)が「家族」になることに! なんちゃって家族4コマ。母親もJKなら、父親もJK。あなたも私もJK。単純な学園日常4コマではない特殊性が光る。素のままで夫婦を演じてしまうお父さんお母さんが素敵な百合ップル。あらすじを書いてて「なにを言ってるんだ感」が凄い。テラスハウスより面白いよ!!


63位:『惑い星と花 / 野広実由
惑い星と花  (バンブーコミックス)
「私は卒業までに一枚の絵を描くことにした。描き終えても…誰にも見せない……絵。」甘酸っぱく、そして切ない大人と子供の境目で行き違う心と身体。思春期の少年少女が感じる葛藤を描いた作品。野広実由さんといえば『パティシエール』や『うちの姉様』のように、明るい女性を描いた作品が多いですが、この作品はいわば真逆。中学卒業前に大人と子供の境目で心が揺れ動く、等身大の女子中学生の姿を描きます。笑える話ではないです。が、共感できる人はあの頃の自分と照らし合わせてニヤニヤさせてくれる作品ではないでしょうか。明るい作品も、そうでない作品でも確かな野広実由感。素敵。

・しっとりとしつつ香りがたちこんでいる、みじかい生の一瞬の切り抜き
野広実由の本気はエロかった
・胸にガツンときた。作者さんのいつもの作風とのギャップもあったけど、これ単体で読んだとしても衝撃はかなりあったと思う。心に残る作品でした。


64位:『れんげヌードルライフ / 小坂俊史
れんげヌードルライフ (バンブーコミックス)
いい加減な父としっかり者の娘のラーメン屋ライフ。単行本化されないと思いきやまさかの単行本化。いつもの小坂節にいい加減な親父を加えてますますいい加減でグダグダしてます。でも、この親父と娘の掛け合いがなんか癖になる。安定の1巻完結小坂作品。特別でもなんでもない、いつものあれです。安心しますね。

・単行本化は諦めていたので出てくれただけでも御の字。
・奇跡の単行本化!
・正直コミックスになるなんて思っていなかった四コマ、小坂先生の長年の積み重ねと竹書房への大きな貢献が認められた一冊。内容は小坂先生の真骨頂。ブラックなネタを普通に流せるのは小坂先生しかいないかも


65位:『やねうらの彼女 / 北条晶
やねうらの彼女 (バンブーコミックス)
大学進学にあたり一人暮らしをはじめた主人公・片岡准。都心好立地ながら月14000円という格安のアパート「月見荘」に暮らすことになったのですが…ある日、天井から美少女が降ってきた!? なぜか屋根裏で暮らすジャージ&メガネの大家兼女子高生と、ツッコミ属性大学生。そんな二人のちょっと変則的ではあるのですが「一つ屋根の下」での日常を描いたこの作品。最近作者の北条カイザー晶のキャラクターが一人歩きしすぎてて、作品がびっくりするぐらい普通の可愛い作品でちょっと違和感あります。作者らしいダメっぷりはありますが、普通に可愛いんだな、これが。


66位:『シークレット5 / 真枝アキ』
シークレット5 1 (バンブー・コミックス)
事務所イチオシのアイドルが堂々デビュー☆…のハズなのだけど、フタを開ければそこにはヒミツがいっぱい。リーダーのヒトミは、実は超○○○。美少女キャラのふたばは、実は○○○…!!スタイル抜群のミーナも本当はすっごく○○○○で、ダンスが得意なしいなは…なんと○○○! メンバーそれぞれ、個性が激しすぎますが…トップアイドルを目指して奮闘中!! アイドル4コマ。絵柄が個性的なこと、ちょっとアクが強い部分はあるがそれもまた個性。可愛いだけじゃない、強烈な個性が光る4コマがあってもいいのです。それもまた4コマの振り幅!!

・5人目は、何処。まあ、こういうアイドルは、個人的にはありですね。
・絵も安定していて、コアなアイドルネタが毎回面白い。是非2巻も出てほしい


67位:『ゆらゆら薬局プラリネ / 松田円
ゆらゆら薬局プラリネ (1) (まんがタイムコミックス)
見た目はふつう、仕事もできてまじめな薬剤師・・・なのに重度なシスコンがすべてをぶち壊す兄と、その兄の溺愛に手を焼きつつもうまく対応するしっかり者の大学生の妹を中心に繰り広げられる日常を描くコメディ4コマです。オビの「つけるクスリがない」という言葉が、この作品のすべてを表わしています。はい。釘バットが日常的に出てくるマンガを久しぶりに見た気がします。題名にある通り、「薬局」を舞台にしていますので、薬に関する話題も多少ながらある…と思ったらありません! ありませんでした! タイトル関係なく、シスコン兄の暴走を生暖かく見守る作品です。いつもに増してテンション高めな松田円作品。この漫才が癖になる、安心感安定感全てが半端ない。

・ほら、バカにつける薬はないって言うし(笑)
・シスコンな山内(兄)、虫だけど敏腕な武蔵野社長、乙女ちっくなイケメン池田さんなど魅力的なキャラ満載です。妹のみさきちゃんは普通なキャラっぽいけど、兄に釘バットを渡され素直にバイト先でも携帯しているあたり、お兄ちゃんに慣らされてますよね…。
・妹の存在でリア充になれちゃう主人公爆発しやがれ!と(笑)。松田円節的な作品ではあるのだけど、むしろそれが持ち味なのだからいいのだ!


68位:『メガドラ部長りるなちゃん / Ika』
メガドラ部長りるなちゃん (ファミ通クリアコミックス)
偽幼女大学生ゲーマー4コマ。作者が同人誌で書きためた作品からプロになってからの商業誌での作品まで10数年の歳時記を収録。当初の少女漫画や吾妻ひでおを思い出させるようなロリコン的な作風から現在までのシンプルでデフォルメの効いた絵柄までが見れ時代を感じさせる。ネタ自体はいつもの作者です。ゲーセンにメガドライブに古代大先生にじょじー。キャラクターの名前はバンドのユニコーンからきてます。

SFCを買わずにメガドラ+メガCD+32Xであえて旧バーチャレーシングをやって最高(height的に)のゲーム機を作って遊んでいたものとしてはやはり。
・ジャンスカ女児風ルックスにおっさんの魂を宿した女子大生りるなちゃんによるダメ人げ…もといゲーオタ日記は、ゲーム業界もユーザーも大人気なかった時代の空気を今に伝える歳時記としても楽しめますね。…つーか、リアルミルキーガレージと言うべきSEGAAGESの中の人をゲストページに引っ張ってきた編集はGJすぎです。


69位:『路傍のミオ / 小池恵子
路傍のミオ 1 (バンブーコミックス)
評判の占い師だった亡き祖父の店を守るため、跡を継いだ高校生・みお。残されたのは、持ち主だけが会話できる祖父の形見の不思議な占石だけ。都会にひっそりと佇む占いの館で、泣き虫で口下手な少女の占い師としての新たな生活がはじまる――。泣き虫で口ベタな女子高生だけど占い師やってます。泣いたり、笑ったり…心温まる占い師4コマ。いつもの小池恵子4コマ…ですけど、主人公のみおと占石のコンビが流れるようなボケとツッコミで読んでいて心地よい。あまりミオのキャラクターが主張しすぎない可愛い人物でもあるのも好印象。

・ほのぼの感と毒が見事に調和しています.個人的に,今年一番のヒット作.
・健気なミオと毒舌水晶玉のキャラのおかげで毎回気持ちのいい読み味になっているのが大きな魅力。もっと読みたい
・占師少女の占いな日々。しゃべる占石による的中まちがいなしの占いを用いて、お客様と交流する様子が楽しい。決して明るいばかりでない人の心の裏側まで描いているのが秀逸です。


70位:『泊まりにおいでよ / 師走冬子
泊まりにおいでよ 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)
ここは自然に囲まれた可愛らしいペンション。景色も抜群、露天風呂も完備、貴方もステキな思い出作りにご一泊、いかがですか♪ …なんといっても個性派4姉妹の、他では味わえない独特のおもてなしが評判です!? もはや師走冬子は大御所の域なので大きな変化も特徴もないのですが、いつもの師走節が普通に見れるってだけで幸せ。4姉妹の強烈なキャラクターとそれに振り回される(姉妹含む)お客さんの受難の日々がタノシィー!!

・安定感抜群の師走冬子先生の魅力全開!家族だからこそ、というノリやネタもステキです。
師走冬子ファンならいろいろと唸ってしまうギミックをたくさん抱えている作品で、この作品からは、師走冬子作品としての可能性をすごく想ってしまうのです。


71位:『吸血鬼にっき / あづま笙子』
吸血鬼にっき (1) (ぶんか社コミックス)
人間のはなちゃんが働くのは、吸血鬼のジルさんがキュートな血液パックを売る「吸血鬼向け専門店」! 4コマ界の新星が贈る、人外だらけの異文化交流4コマ・第1巻。いよいよ開店です。ほのぼのお吸血鬼コメディ。あづま先生らしいほのぼのとしたタッチで描かれる「吸血鬼が日常にいる」風景が楽しい。はなちゃんかわいいよー\(^▽^)/同作者の「かてきょん」から見られるのとは別のタッチの作風を読んでみそみそ。


72位:『偽装男子 / 東屋めめ
偽装男子 (アクションコミックス)
家庭の事情で「彼氏」NGの美少女に「彼女」ができました。でも「彼女」の正体は「偽装男子」だったのです!? 好きな女子の為に全力で女装をする男子高校生「みずき」と、彼(彼女?)につきまとわれる女子高生「あやか」の、純愛? 変態? ラブコメディ!!東屋めめ作品は「リコーダーとランドセル」がお馴染みですが、八頭身小学生が主役の作品が最も一般的な作品で、ここを起点で時に暴力的だったり、人間性にズレがあったりと強烈な個性を演出する変な作品が多いのが特徴的です。この作品も例外ではなく変態的作品。でも東屋めめの透明感ある絵柄が中和してる印象。変態っていいよね! 純愛だよね!


73位:『ともだちマグネット / まご』
ともだちマグネット 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)
オタク女子の真琴とリア充のなつみ。決して釣り合わない2人が何故か仲良くなって…。基本的にはオーソドックスなギャップ4コマだが、なつみが真琴を好きな理由のエピソードを知ると作品がより楽しめる。リア充とは思えないほどなつみが可愛らしい。まごさんのデザイン力を感じる。


74位:『WARNINGダライアスさん / 藤丸あお』
WARNING!!ダライアスさん (ファミ通クリアコミックス)
マニアックな擬人化4コマ漫画! 題材となっているダライアスシリーズに加え、サウンドチームZUNTATAまでも擬人化され、カオスで濃い世界観は、ファンなら確実に楽しめること請け合い!まぁ、もうなんつーか「すげぇぇ!!」という言葉しか出ない。クソマニアックな題材ではありますが、キャラクターも作りこまれててキャラクターとしても可愛らしい。こういう「好きじゃないと書けない!」という題材を作品として昇華できる人というのは素敵です。マニアックすぎて読む人を選びに選ぶと思いますが、案外気にしないで楽しめますよ。うちにもばーすとさんこないかなぁ。

・擬人化物なのだが、マニアックなネタも満載。ダライアスファンなら充分に楽しめる出来。
ダライアスに限らないタイトーネタのディープさは現ZUNTATAばびー氏も太鼓判を押すクオリティですが、無口で過激な押しかけ女児女房ばーすとさんを筆頭に、残念美人のずんたさん&外伝さん、ワカメパンツがチャームポイントなジ・エンブリオンさん…挙げていくとキリがないほどキャラが立ちまくった擬人化女子たちによるキュートで魔奴化…もとい間抜けな日常系ドタバタ4コマとしてもオススメできる逸品です。


75位:『4コマ公式アンソロジーはたらく魔王さま! / アンソロ作品』
4コマ公式アンソロジー はたらく魔王さま! (電撃コミックスEX)
小説やアニメ、コミカライズが人気の「はたらく魔王さま!」が、今度は4コマ漫画になって登場! 真奥も恵美も千穂も芦屋も漆原も鈴乃も、可愛く楽しく慎ましく大活躍します♪原作を知ってるあなたも知らないあなたも。あなたもわたしもサザエさん。アンソロでこの順位に入ってる理由を考えれば分かる。面白いってことだ!! ヒャッハー!!


76位:『春になるとウズウズしちゃう / 藤村歩実』
春になるとウズウズしちゃう(1) (ビッグガンガンコミックス)
ここは全寮制ウェイストランズ学園。花も恥じらう乙女たちの、汗と涙と、多めの血にまみれた眩しい青春を描くハイスクール4コマ!! さあ、にぎやかな学園生活の始まりです!!バクマンでも登場した「シリアスな笑い」という理論を突き詰めた意欲作。登場する人物たちは真面目かつ真剣に取り組むものの常識という壁を打ち破っているため独自の異世界世界観を作り上げている。神にも悪魔にもなれる、これが4コマの頂点に君臨する日も近い。あと75位上だったら1位もありえた。惜しい。とりあえず、読むべき。

・ひどい


77位:『純愛教祖みかなさま / 寿孝太』
純愛教祖みかなさま(1) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
「愛だけでは気持ちよくなれませんよ!」「そんなの不純です! 純愛を掲げるなら心だけでも十分です!」「こういう人に限って毎日自慰するんです」
そうだよ! これが名作だよ!! 読めば分かる、これが百合の頂点だ!!

エロくないし、下品だけど下品すぎないそんな絶妙なシモネタが大好きです。テンポも良い。


78位:『輝きジョシ子さん。 / ダ・ヴィンチ恐山、嘘空まこと』
輝きジョシ子さん。 (バンブーコミックス)
破天荒ニュータイプ腐女子のジョシ子さんとそのナナメ上ぶりに翻弄されながら負けじとツイートを繰り返す恐山先輩の超日常系オフィス4コマがコミックスにまとまりました!まんがくらぶでも初めての試み、「Twiiter発4コマまんが」。ダ・ヴィンチ・恐山さんのツイッターhttps://twitter.com/d_v_osorezan )にて呟かれた、「後輩女性(自称輝き女子)の奇妙な生態について」をまとめたものです。「この4コマがえげつない!」とかあったら1位になるぐらいえげつない作品。ダ・ヴィンチ恐山さんも普通の人なんだね、ジョシ子さんは普通じゃないね、という感じ。ほんまえげつないで!


79位:『MEDIGIRL / 道端千揺』
MEDIGIRL1 (バンブーコミックス)
本格!?・医学部女子大生4コマ! 読めば身につく!? “医学部あるある”も満載、可愛い医学部1年生女子3人組を中心におとどけする医学部リアリティコメディ。意外と4コマで最近多い「専門知識がある人が書いてるよ」4コマ。理工学部だったり、その職業のプロだったり、その専門的な職業の「職業あるある」が織り込められている。その知識の披露に寄りすぎることなく。ちゃんとコメディ4コマとしても仕事をしてるので「知識なんて読みたくねー」という人も読んでみそみそ。


80位:『仔ブルのワルツ / 安藤友子』
仔ブルのワルツ
純真無垢なブルドッグの「仔ブル」と個性豊かな犬仲間たちがお届けする、可愛くて癒されてちょっぴりシュールな4コママンガ。小ネタ4コマ『天子さま』でお馴染みの安藤さん最新作。いつだって最新作。可愛い犬たちがマインでちょっぴりバカなので癒されます。毒のあるネタも中和中和!!動物4コマって多いですけど、ネタの切り口が豊富なうえに読み口が爽やかで楽しい。もっと読まれていい作品。それなりに名作!!

・仔ブルをはじめとする犬たちのカワイさと、読者の斜め上から放たれる安堂先生のキョーレツなネタの数々w安堂先生、待望の新刊です!
・amasonにあるイースト・プレスのWEBマガジン「マトグロッソ」で連載していた4コマ漫画。一見、ほんわかな雰囲気だが安堂友子ならではのギャグの冴えが光る。この人のギャグの天才ぶりはもっと評価されるべき。


81位:『初恋症候群 / 瀬戸口みづき
初恋症候群(シンドローム) 1 (バンブーコミックス)
可憐な瑠璃ちゃんの彼氏は、社会人のイケメンダメ男!? 瑠璃ちゃん命の幼馴染・東吾と奈緒がお付き合い阻止に動き出す!女好きの兄や、シビアな先生など、個性豊かなキャラクターが、まとめてアナタを笑わせます!! まごうことなきいつもの瀬戸口作品。キャラクター達がどれも憎めず「なにやってんだこいつら…」感が凄い。安定の安定!


82位:『ニャンコロカムイ / 樹るう
ニャンコロカムイ 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)

しのびのテーマ

忍が通る 獣道
風がカムイの 影を斬る
孤り 孤り カムイ
孤り 孤り カムイ
風の中を 抜けて行く


83位:『くじらジュブナイル / 群青ピズ』
くじらジュブナイル (1) (まんがタイムKRコミックス)
幼なじみと突然の再会。しかし彼はまさかの並行世界の住人なのでした。しかも向こう付き合っているのは「私」らしく……、というパラレルワールド・ラブストーリー(それ東野圭吾やないか!)SF的設定を絡めたラブコメというのは、萌え漫画としてはわりと見かけるように思います。もちろん4コマとしてはめずらしいのですが、一般的な漫画(特に萌え)の感性をそのまま4コマに持ち込む姿勢はミラクという雑誌のコンセプトにはふさわしいものと言えます。ただこの作品は設定よりもヒロインのキャラが前に出ている節が個人的にはあってですね。友達には大人っぽいクールな態度を見せておきながら、実際は純情で乙女でかわいいもの大好きという性格は、ド定番ゆえに強力。あとやっぱり絵が上手いんですよ。いちいちイラストとして様になっている。総じてミラクネイティブという印象の作品です。ミラクネイティブ!

・もう完結してますが、こういう変化球な話も大好きなんですよ。ストーリー4コマとしては重くなりそうなところでうまく混ぜっ返す別役さんがいい仕事してましたね。
・並行世界と幼なじみと届かぬ想いとほやほやの恋のコラボレーションがすばらしすぎてぐうの音も出ない。なお、10月に出た2巻で物語は既に完結している。


84位:『ジムメン! / 岩城そよご』
ジムメン!  (1) (まんがタイムコミックス)
「イケメンも 体重増えれば ただのデブ」。名言です。
昔はイケメン、今はポチャメン。大学時代は女の子の歓声をほしいままにしたが、仕事(デスクワーク)と甘いもの好きが原因で太り、彼女にふられた花巻佑太。痩せようと決心したスポーツジムにいたのは、一見美人で優しそうな2人のインストラクター。佑太はつられて早速入会するのですが、無事に痩せてイケメンの容姿を取り戻すことができるでしょうか? という感じの、業界初? 新感覚ダイエットコメディ4コマです。佑太のダメンズっぷりと、「アメとムチ」なインストラクターのつぼみ・葉子コンビを加えた3人によるボケ・ボケ・ツッコミと、周りを囲むジムメンバーがリズムよく、楽しく読めます。ダイエットという題材を抜きにしても全然楽しめますよ。


85位:『Seed / 双三ヒロ』
Seed (まんがタイムKRコミックス)
「学校」が生き物のように移動し、巨大な植物が蔓延り、巨大な動物が跋扈する。女子高生・キョウが暮らすその地球は、私たちが暮らすこの地球と全然ちがう…!?「もっと自由に4コマを」そのコンセプトを突き詰めに突き詰めた結果生まれた異色作。SF、絵柄、構成、あらゆる観点から既存の4コマとは違った異質の路線を貫いた。決して誰もが認める名作にはなりえなかったが、4コマの新しい時代を作った4コマであることは間違いない。更に尖らせるか、それとも別の方向性にいくか、楽しみでも不安でもある。


86位:『うり×うり×うり! / 赤穂老師
うり×うり×うり! (バンブーコミックス)
高校に入学した水月すずめは、ごく普通の女子高校生。でも超自由奔放でマイペースな母親・つばさと、身内なのに謎がいっぱいな祖母・ちどりの2人は、なんとすずめにそっくり! それをいいことに、隙あらば2人には学園で入れ替わられて…!?うりみっつな娘・母・祖母が贈る、ハイテンションスクールギャグコメディー!! 三世代ギャグ4コマ。あるようでない設定だが、キャラクターが可愛く三世代のそっくりさんの個性豊かでそれぞれ面白い。作品全体の安定感とブレなさが際立つ作品で1巻完結として完璧。次回作も楽しみな一作。うりうりうり!!

・親子3代が同じ顔、で迷惑かけまくり!が面白い
・ちょっと待てというところを待たずに突っ切った感じ。


87位:『▲コンプレックス / 鴨鳴アヒル
▲コンプレックス (1) (まんがタイムKRコミックス)
ある日突然、クラスメイトの鋼音と「夫婦」を演じることになった円。最初は戸惑うばかりだった彼女の中に、いつしか芽生えたその気持ちの名前は――。新鋭・鴨鳴アヒルが描き出す、空より青く春よりあたたかな恋愛譚。この作品は面白いです。ただ「万人受けする作品か?」そう尋ねられたら「万人受けする作品ではありません。」と私は答えます。間口が広いとはいえない4コマでさらに間口が狭い作品でしょう。私がポイントとしてあげたテンションの高さ、百合、ギャグ、とっつきにくく受け入れづらい部分も多々あると思います。その異質感にとって余るほどメインキャラはもちろんサブキャラも魅力的に描かれており細部にわたって魅力的な作品です。サブキャラみんながみんな癖が強くて印象的。

・機微がしっかりと描かれた恋愛マンガと馬耳東風なボケそしてボケが心地よいコメディマンガが混在した正統派ラブコメ


88位:『トド彼 / 高嶋あがさ』
トド彼 1 (ビッグコミックス)
会社員のトド山さんと優子さんの時に重くてちょっと軽いお話。日常編の選りすぐりエピソードや、ちびトドくんの夏休み、優子さんとトド山父の浅草珍道中、そして…あの号泣エピソードとその後の二人のドタバタをしっかり収録。異質なことも当たり前のように書けば違和感はなくなる。トドのトド山さんは普通に社会に存在してるし、恋人関係も成立してる。感傷的でリアリズムに溢れてるのが痛い。その一方でコメディ部分はすげぇ楽しい。そういう4コマがあってもいいと思う。好きになれない人もたくさんいると思います。でも、心に響く人はきっといます。とりあえず、読んでみてください。トド。

・一見するとイロモノ作品と思われがちなんですが、登場人物(トドだけど)それぞれに歩んできた人生(トドだけど)があって、そんな味のあるキャラ達のやり取りは淡々と流れるコマの中にもしっかり血の通ったドラマになってます。薦める層を選ばない満足感の高い一冊。
・トドのトド山と同棲している優子。設定をみるとギャグだがアラサー男女の恋愛、年老いた親との関係など深いところを切り込んでくる作品。


89位:『三種のジンギ! / 羽昨あみ』
三種のジンギ!  (1) (まんがタイムKRコミックス)
三種のジンギ、それはブルマ・旧スク・アニメっぽい制服からなる女子高生の最強装備。現代の高校から失われしそれらを取り戻すため、乙女たちが狙うは生徒会長の座!高校を丸ごと舞台に色んな人たちをお手伝いするのです!きららMAXらしいハイテンション作品で、無茶な設定だなーと思いつつも尻上がりに面白さが増していった作品。それだけに2巻が出ないという結末が残念でならない。読み返すと面白いのよ、これ。私はスクミズがいいなぁ、と思います。かしこ。

・漫画・アニメからもどんどん旧型の学生ユニフォームが失われていっている気がするので、こう直球なコンセプトは嬉しいです


90位:『月曜日は2限から / 斉藤ゆう』
月曜日は2限から 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
規則が厳しい宝成高校の一年、居村草輔。登校中に出会った、クラスメートの全身校則違反少女・咲野瑞季を学校まで連れて行ってしまったがゆえに、災難のような青春が始まる。ゆるくてダルい学校生活が淡々と過ぎていく。社会に枠に当てはまらない少女と主人公、あとプラスアルファの日常。今日もなにもない。なにもないけど、なんとなく楽しい。ゆるゆる不条理学園4コマ。


91位:『突撃奉仕暴ランティア部 / 東屋めめ
突撃奉仕暴ランティア部 1 (バンブーコミックス WIN SELECTION)
クラスになじめないぼっち転校生の伊香保が入部した「ボランティア部」。そこは善意や奉仕精神とは真逆の暴君が支配する部活でした。という感じで、ドS部長&Mっ気たっぷりツッコミ系ヒロイン&火に油を注ぐサブキャラ達が画面狭しと暴れまくる、東屋めめワールド全開な調教セクシーコスプレコメディです。部長のイジリに文句をいいつつもけなげに(?)頑張る伊香保ちゃんに思わず涙する…ことはないですね。SMとか調教とか出てきますが、普通にギャグ漫画として読めますのでご安心を。


92位:『こもりちゃんはヤる気を出せ / コンノトヒロ
こもりちゃんはヤる気を出せ(1) (少年マガジンコミックス)
主人公は幼くして完全なひきこもり生活を送る少女・こもりちゃん! 4コマ漫画界の秘宝・コンノトヒロが送る、明るく楽しく思いっきり後ろ向きなひきこもり少女のほんわかコメディ!こもりちゃんはダメ人間幼女ですが、作者の作品の中では最もまともな作品だと思います。相変わらずダメ人間要素は多すぎですが。こもりちゃん可愛いよー\(^▽^)/ストロングポイント!あとそことなくエロい! ひゃっはー! これはいい4コマです。もっと売れていい作品だと思う、マジでマジで。


93位:『有閑みわさんカラフル / たかの宗美
有閑みわさん カラフル(仮) 1 (バンブーコミックス )
みわさんがカラフル! 全米が泣いた!!


94位:『OLはとぽっぽ / たかの宗美
OLはとぽっぽ (1) (まんがタイムコミックス)
ある日突然、ハトと合体した普通のOLダイアリー…!? 大人気実力作家が送る超絶シュールな4コマ! 愛鳥家としても知られる著者の視点から描かれる ハトの愛らしさをギャグ満載でお届け! 第1巻が満を持して登場!
てっけんとう先生の「はとがいる」に代表されるように今の4コマ界は空前のハトブーム。実力派作家がたかの宗美だから書ける鳩ワールド。とりあえず読んでから「なんじゃこりゃー」って言ってください。シュールな世界観を構築していて「これもありだなぁ」と段々思えてくるはずです。やっほー!


95位:『TEIOH-! / 庄司二号
TEI OHー!  (1) (まんがタイムKRコミックス)
学校の頂点に登り詰めるため、「帝王部」に入部した財津原葵。 そこで巻き起こる破天荒なまでの帝王たちの、帝王たちによる、帝王のための勝負の数々。基本もう波乱しかない日常。「波乱こそ我が日常」。強い女性が好きならこの作品はマスト!! 破天荒遊戯!!


96位:『村ドル / 佐野妙
村ドル (1) (まんがタイムコミックス)
芦原あおいは玉川村に住む中学一年生。ひょんな事からご当地アイドルになったけど、昭和アイドルおたくのマネージャー、隣村のご当地アイドルたちとてんやわんやの日々。ゆるキ○ラにもA○Bにも負けません。なんちゃってご当地アイドル4コマ。こういう田舎の風景と佐野妙漫画は凄い相性が良いと思います。オーソドックスで派手なこともないし、特別ドラマチックでもないけど読むと元気になる。


97位:『趣味じゃない園芸 / 駒倉葛尾
趣味じゃない園芸(1) (まんがタイムコミックス)
神奈川県の湘南とか鎌倉あたりの、廃れ気味な崖っぷち植物園の職員が再起をかけ日々あさっての方向に奮闘する日常を描いた「アウトドア系公務員」4コマ。公務員って感じではないですけど、公立の植物園職員ですから公務員なんですね。学園物で園芸部が出てくるものは比較的多いかと思いますが、植物園という「趣味」ではなく「仕事」としてのマンガというのはあまりないと思いますので、その点では異色ともいえます。題材は地味ではありますが、個性あふれる職員たちの日常をお楽しみください。「教師諸君!!」で安定した作風の駒倉葛尾が描く、また違った世界観。おもしろいよー!

・知人の農家にも、某農業月刊誌にも好評だった駒倉先生らしい切り口の植物園四コマ。知識が必要な描写が多いところに博識を感じます。
・これまでなさそうでなかった(笑)モチーフを作品にしたというところで、この作品には高い評価をあげていいと思うのです。


98位:『アパートに澄む少年 / HERO』
アパートに澄む少年 HERO個人作品集5 (ガンガンコミックスONLINE)
HEROさん個人短篇集の5作品目。アパートの部屋を借りたらなんか礼儀正しい少年の幽霊が居たり、クラスメートからハブにされちゃったり、男女の幼馴染同士の思春期めいた想い、など3編。 心にズキッと響く物語。でも、最後は優しくなれる物語。人は、なにかになれる。


99位:『ぽむ☆マギ / 九十九』
ぽむ☆マギ (1) (まんがタイムKRコミックス)
このほむら、ちょっと…いや、かなり変!!?? キレっキレのシュールな笑いを満載して贈る、 限界ギリギリ「魔法少女まどか☆マギカ」マンガついに発売! ぽむらちゃん。まどマギの暴走の一つ。公式でこういう作品をやっちゃうのが怖い。面白いんですけど、もうなんでありですね。公式ってのが\すげえ/


100位:『南国育ち / こむそう
南国育ち(1) (KCデラックス)
あのパチンコ・パチスロでおなじみの『南国育ち』が漫画化!! 南国大好きな女の子たちが、水着でキュイーンとハシャぐんです♪ 100位!! 肌色成分たっぷり! ええねん、これでええねん!! こういうのでええねん! アホでええねん!! 笑っとけ笑っとけ!!

「いつ読むの?」「今でしょ!」" 4コマオブザイヤー2013 "既刊部門、結果発表!!feat 1〜50位

投票サイト(※レギュレーション及び簡易結果の掲載及び参加者一覧(投票詳細)を掲載しています。)

新刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131229#p1
新刊部門 50位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131228#p1
新刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131225#p1
既刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131227#p1
既刊部門 50位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131226#p1
既刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131224#p1

1位:『箱入りドロップス / 津留崎優』
箱入りドロップス (2) (まんがタイムKRコミックス)
校進学を機に、叔母の所有するアパートで一人暮らしを始めた春日井陽一。その彼の隣に、同い年の西森雫が引っ越してきた。箱入り娘で外の世界を全く知らない雫との生活がはじまる。昨年の新刊部門からの既刊部門での首位を獲得。新刊部門でのきららが今年度あまり伸びなかったことを考えると、この作品は「きらららしくない作品」の旗手としてこれからの4コマを引っ張っていく存在なのかもしれない。新たなきらら4コマの魅力を引き出す安定の面白さ、可愛さ、そしてきららでは珍しいキャラのたった男性キャラの魅力を感じてほしい。

・1巻ではそこまでではなかったのですが、人が増えて時間が進むにつれて、ヒロインの成長と主人公の変化、周りのキャラの個性も見えてきてとても面白くなってきた。どうしようもなくニヤニヤしてしまう全体の構成がたまらない。
・きらら作品だけど,読者に媚びない.男性キャラがいい味出してます.
・王道ラブコメ感漂ってまいりました。相ノ木兄妹どっちもがんばれ。ちょう頑張れ。
・「ちょっと!そこの男子!!」と並行してこれが連載という事実自体が既に面白いんですがw
・ただでさえ天使の雫ちゃんが成長の中これまで見せなかった色々な表情を見せ始めもはや大天使に。脇を固めるキャラも増えてきましたが、そのどれもが決して死にキャラにならず魅力的なのが素晴らしい。既存キャラ見せる新たな一面も良いですね。小此木超良いやつ。あとこの漫画は某男子高校生の犠牲の上に成立しているので黙祷ぐらいはしたい。
・このラブコメは最強だ。
・陽一と雫の関係や相ノ木の活躍がたまりません。
・雫さんは天使。
・4コマの枠に収めておくのがもったいないくらい純粋に漫画としての質が高く、男キャラにも好感がもてる稀有な作品。生きたキャラ、ネタの安定感、ともに近年のベスト・オブ・ベストかなと。
・雫ちゃんかわいい(確信)


2位:『ゆゆ式 / 三上小又
ゆゆ式 (5) (まんがタイムKRコミックス)
原作を生かしたアニメ化も成功し、作品の質は落とさず知名度が上昇し、まさに「ゆゆ式ワールド」を確立させた一作。やっていることは変わらないものの、サブキャラクターも充実しますますゆゆ式の求心力は止まらない。ここでお母さんへのドギツイ妄想とか書きたいけど怒られるからまたの機会に譲ります。これが名作ってやつだ!

・ゆゆキチなので票を入れるしかないのです
・独特の空気感とそこから生まれる思わずクスリとしてしまう笑いが大好きです。
・ゆずこが好きです。可愛いです。面白いです。これ以上の説明は、不要。
・幸せが幸せを呼ぶ、そんな多幸感に満ち溢れた作品です。
・なにはなくともゆゆ式。我が身を振り返ると、今年は本当にゆゆ式の一年でした


3位:『スターマイン / ストロマ
スターマイン (4) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
新刊部門2位→3位→4位、そして今年は3位と安定して4コマオブザイヤーで上位を確保し続ける申し子。ドラマCD化も実現したぱれっとのエース。星空に彼女が欲しいと願った少年の元に、願いを叶えるために現れたのは嫁候補たちでした。巻数を重ねるごとに新たなキャラクターの魅力が再発見され新たな面白さが垣間見える。アニメ化マダー!

・ドラマCD付だと更に楽しめる、騒がしくも楽しい彼女達に囲まれたお話を楽しみたければ是非に
・安定の安心感。みんなかわいい。メインじゃないところでちょろっといる子もいい感じに個性発揮してて楽しいですね。行成と星娘たちが恋人同士のような家族のような不思議な関係性を保ちながら平和に続く空気感が好き。牧乃さんちょうかわいい。
・これだけキャラクターがいて、1話の中で同時に動かせてしまうのは本当に凄いと思う。何度も何度も繰り返し読んでしまう!
・設定は現実離れしてるけどそれがいい。ヒロイン一人一人を丁寧に描けてる感じがする。ハーレム物の王道作品と言っていいんじゃないでしょうか。


4位:『ひだまりスケッチ / 蒼樹うめ
ひだまりスケッチ (7) (まんがタイムKRコミックス)
もはや「最もファンに愛されている作品」と言っても過言ではないだろう。時が進むにつれ卒業、進学、その先の未来が見えてくるのが楽しくも少し淋しい。高校で美術を学ぶひだまり荘の住人を中心とする学園コメディ。巻数が進み、永遠のユートピアにも変化が見えてきている。フレッシュな1年生、安定の2年生、修学旅行、進路、そして…、と岐路を迎えている3年生らが描かれている。若干の変化が飽きさせない。蒼樹うめの期待を裏切らない魅力があふれた作品。

・この作品もまた一瞬のきらめきを切り取ったものなのだと強く思わされる卒業編・序
・元々好きな作品ですが、6巻最後の話にて好きメーター振り切れて殿堂入りしました。沢山の優しさに包まれながら過ごす学生生活、3年生組の卒業へ向けた動きが進むにつれ、この物語にも何時か終わりが来ることを実感せずには居られません。その時、笑顔で見届けられたら良いなと思います。
萌え4コマと言う枠で括ってしまうにはあまりに惜しい作品。
・今更何をか言わんや、なド定番。ひだまり荘の変わらない日常も、三年生の卒業、と言う大きな節目に向けて少しずつ動き始める。7巻という巻数に至っても、絵柄も話の面白もまだまだ進化し続けるうめ先生に乾杯。


5位:『光の大社員 / OYSTER』
光の大社員(5) (アクションコミックス)
この作品がこの順位にいることって結構凄いと思う。読んでくれた人がちゃんと評価してくれたんだなぁ…って。ありがとうございます!! 唯一無比のOYSTERワールド炸裂。「たくさんの社員の中において、ひときわ大きく輝く社員」を目指すサラリーマン必見、サラリーマン4コマ。勢い任せと言葉遊びのコント4コマを貫きながら、最後まで全くテンションが落ちないのが凄まじい作品だった。完結してもこの作品は読んでおくべきだと思います。迷作だ!!

・ただ面白い。ただギャグ漫画である。何かしらの意味合いを読み取られやすい昨今において、その道程はいかなる厳しさであったか。そんな事は全く匂わさないのもまた、この漫画らしさでありました。お疲れ様の一票です。
・この巻から登場するサトリというキャラが大当たりでした.
・至高のナンセンスギャグ漫画、完結。作者自身も大体これぐらいで終わらせようと考えていたとのことで、最後までテンションを切らさず走り抜けたのは見事でした。「全百話」の目標をむりくり達成させようとした最終話は必見。
・ギャグ4コマとして近年出色の完成度。フォーマットがきちんとしてます。


6位:『氷室の天地 Fate/schoollife / 磨伸映一郎
氷室の天地 Fate/school life (6) (4コマKINGSぱれっとコミックス)
PCゲーム『Fate』の公式スピンオフ作品。プロレスギャグでお馴染みの眼鏡御代磨伸映一郎が描く狂気と歓喜の宴。ドラマCD化も実現し、パロディとギャグにまみれたひむてんワールドは勢いの止まる様子を見せない。本編も冬なり聖杯戦争の幕が開こうとしてる。氷室許嫁騒動も段々と佳境に入るなどストーリー面も気になるところ。日夜停滞中のきのこワールドで動き続けるひむてんワールド。名作か、はたまた迷作か。現在未確認で進行形!!

・恐ろしいまでの情報量
・眼鏡!
・正直Fate関連を全く手をつけていない人間なので肝心のFateそのものとしての内容はホントにわからないです(^^;)基本ネタを楽しむ(特に29関連)マンガと思って読ませていただいています故。
眼鏡っ娘万歳!


7位:『きんいろモザイク / 原悠衣
きんいろモザイク (4) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化も成功し「モザレス」と呼ばれる「きんモザがない生活なんて考えられない!!」という人が続出している。まんがタイムきらら系列、ふわっとしたカラーイラストには定評があり、着実にファンを増やした実力派。留学生のアリスを中心に楽しくも愉快な学園生活を描く。現行メジャータイトルだとAチャンネルに似た雰囲気があるが、作者である原先生の絵柄には温かみがあり他の漫画にはない独特のカラーを醸し出している。可愛い絵柄だけでなく、時に狂気的とも言える破壊力のあるボケが恐ろしい。ゆるっとふわふわ! 「ああ、きんモザよ永遠なれ(1番) おお、きんモザきんモザよ(2番) きんモザサンバ、オーレ!(3番、以下永遠に繰り返す))

・かわいい絵柄に相反してフンドシとか(カツラではなくて)ヅラとか平気で出てくるけれど、問題なんて何もないよ。
・この部門、みんなマニアックな作品選びすぎなんだよ!王道。王道でいいんだ。アリス可愛い、prprprprpとかで良いんだよ。
・アニメにもなったので挙げなくても良いかと思ったけれどやっぱり好きな作品なので。


8位:『わさんぼん / 佐藤両々
わさんぼん (3) (まんがタイムコミックス)
和菓子屋の娘と和菓子屋で修行する主人公の物語。ストーリー性、キャラクター性どれも優秀でそれに加え裏打ちされた和菓子屋への取材と、それを生かすリアルな絵柄が作品の魅力を高めている。作者らしいギャグも随所に織り込まれており読む人を飽きさせない。段々と人間関係も複雑な絡みを見せ、それぞれが出会いやその中で葛藤することで成長を見せている。どのような終幕を迎えるのか想像つかないストーリー4コマ。間違いなく、面白い。

・主人公の草太が単純明快で素直な心の持ち主が好印象。普段どこか抜けてるようで芯がしっかりしているのがなんともかっこいいです。
・人間関係がますます面白くなって個人的に今一番続きが気になる4コマです。
・京の黒ロン美人を見たいなら『わさんぼん』を読め、と言いたいほどステキな作品。職人ものとして恋愛ものとしてのストーリーも丁寧に進んでおり今後も楽しみ。
・今、一番続きが楽しみな4コマ漫画。お仕事パートと恋愛パートのバランスも良く、読みやすい。
・柏木無双!
・柏木さんの魅力。


9位:『信長の忍び / 重野なおき
信長の忍び 7 (ジェッツコミックス)
大河4コマ。戦国時代を信長、そして忍びである千鳥を中心にコミカルに描く。実際の歴史に介入する千鳥、そして史実通りに突き進んでいく信長、秀吉たち。コメディとして楽しめる4コマだが、史実が史実なだけにコミカルなだけでは終わらないシニカルな部分も垣間見える。重野作品では珍しい色であり、そのバランスも魅力的な作品。いつかのラストに向かって突き進むについてより面白くなっている。

・単なる娯楽作品ではない。史実をみっちり研究され、笑いも涙もどちらもよくでるようにネタを練られた秀作。
比叡山焼き討ち、こう来たかー!!という感じ。期待を裏切らない内容でした。
比叡山焼き討ち編が素晴らしかったので
・同一時代を扱った漫画が、比叡山焼き討ちを多面的学説から描いたのと比較して、あえて従来の説から描いたというところに、作者の心意気を感じました。
延暦寺焼き討ちをこう書くかぁーと正直膝を打ちました。戦国時代を題材にしている以上やはり史実の出来事は避けては通れないんですが綺麗事で誤魔化さなかった事、真摯に正面から描かれた事が素晴らしかったです。


10位:『アキタランド・ゴシック / 器械』
アキタランド・ゴシック (2) (まんがタイムKRコミックス)
ここは北国のとある県。日照時間の少なさとは対照的に、前向きで変わった県民が生活しておりました。ツノの生えた女の子・アキタもその一人。持ち前の理屈っぽさと、子供ならではのポジティブ性で、今日も楽しく過ごしています。2巻完結。去年の新刊部門で1位をとったように、読者に強烈な印象を残し惜しまれつつ終わっていった名作。こんな光り輝く作品があった、とたまに思い出してください。

・さらば、あきためく大地よ。きらら系統の漫画の中でも独自の立ち位置を確立していた作品ですが、やはり通読すればするほどコク深く、味わい深い。変という言葉の方がしっくりきますが、でも、変というだけでは包みきれないあわいも含んでおります。こういうのを、不思議というのでしょう。
・popでGOWな完結巻。この落ち着かないけど優しいアキタめく大地な世界観大好きでした。
・まだまだ飽き足らんど


11位:『月刊少女野崎くん / 椿いづみ
月刊少女野崎くん(3) (ガンガンコミックスONLINE)
無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女マンガ家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女マンガ家でもある野崎くんの日常を描く、少女マンガ家男子コメディー!! とにかく、面白い。少女漫画をメインとする作者の絵柄は艶やかでカッコよく、その一方でギャグは無骨でキレ味抜群。野崎くんはカッコよく、千代は可愛く。個性豊かなキャラクターがどれもウザ可愛い。痒いところに手が届く面白さ。キャラクターも増えていき世界観が広がることでますます面白くなっていく!

・相変わらず面白い。ラブコメなフラグ立ちそうと見せかけてすぐ叩き折ってギャグに転がすキャラばかり。でもごく稀に本気でにやにやさせる一本をぶっこんでくるのがたまらないです。
・変態の周りには変態があつまる、という好例(酷い。変態しかいねぇ!でもちゃんと漫画ネタねじ込んでくるあたりが流石としかいえない。
・多分いま一番笑える作品ですね。普通に少女マンガの方も読んでいましてそちらもラブコメで楽しい作品なんですがまさかここまで4コマとして面白くなるとわなぁ。毎回毎回楽しみな作品です!


12位:『棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜 / きゆづきさとこ
棺担ぎのクロ。~懐中旅話~ (4) (まんがタイムKRコミックス)
棺を背負った旅人クロと言葉を話すコウモリのセン、そしてニジュクサンジュ。クロの旅のゴールはどこにあるのか。童話風新感覚4コマ。話が進むごとに洗練され、謎が解けては新たな謎が生まれていく。確実に完結へと近づいている。それは嬉しくも寂しくもあり。ファンタジー4コマとしての世界観は圧倒的。きゆづきさとこの名作。段々と終幕に向けて明かされる謎、明かされていない謎が紐かれていく。クロちゃの未来が幸せであること願いつつ。

・芸術的漫画として言えばおそらくこれがナンバーワン。絵画のようであり絵本のようであり。その様は、4コマの表現の限界に挑戦するかのごとく。
・やはりきゆづきさとこの才能には圧巻の一言。文句なしの選出。
・完結するのがとても楽しみな作品です。4巻は両親の帰りを待つ女の子の話が好きでした。
・謎が多かった物語の核心に迫ってきました。4コマだけど絵本を読んでる感じ。


13位:『父とヒゲゴリラと私 / 小池定路
父とヒゲゴリラと私 2 (バンブーコミックス )
男やもめのお父さんと、その娘のみちる。そこにお父さんの弟を加えた三人の生活の始まり。叔父さんはヒゲでマッチョだから「ヒゲゴリラ」。と、インパクトのあるあだ名を付けられたものですが、元気でちょっとわがままなみちるの言動と、それを受け止める大人たちの愉快で、ときどきじんわり染みる家族の毎日。春から冬まで季節季節の大切なエピソードが描かれています。この物語はコメディとシリアスのバランスが素晴らしい。シリアスを上手くコメディに繋げ、コメディが上手くシリアスと共存しています。そういう読ませる部分は読ませ、ちゃんと漫画チックに楽しませてくれるがこの漫画の非常に上手い部分だと思います。成長するみちる、変わっていく人間関係、変わらない部分、全てが愛おしい。

・これもある意味ラブコメ枠なのかしら。みちるの元気いっぱいな日常にほほが緩んだり、たまによぎる昔の話にしんみりしたり。
・1巻に続いてド安定、笑いの間に挟まる暖かさと切なさ。
・「日常系」っていうならこれこそ本当に日常系だなあ、と思う子育てもの。登場人物がみんな可愛いと思います。
・凄く面白いギャグがあるわけじゃないけど、日常の中にうまくネタを織り込まれた構成で、小説を読むような感覚で読める。少しづつ動く人間関係の今後の展開も気になっています。


14位:『家族ゲーム / 鈴城芹
電撃4コマ コレクション 家族ゲーム (10) (電撃コミックスEX)
鈴城芹の大河4コマ。ただのゲーム好きの家族の話は巻を進めるごとに人から人へと繋がっていき、ゲーム以上に「恋愛」を軸にまわっていく人間関係。もはや広がりすぎ得た人間関係は読む人を選びそぎ落としてるかもしれない。それでも積み重ねてきた年月と人の絆は太く残っている。きっと素敵な未来が描かれるだろう。


15位:『ぱら☆いぞ / 道満晴明
ぱら☆いぞ2 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)
道満晴明が送る下ネタ4コマ。下ネタが常識となっている空間は価値観が逆転した藤子・F・不二雄の『気楽に殺ろうよ』的パラドックス感を感じる。多彩なキャラクター達が巻き起こす常軌を逸した狂気の世界観はまさにフェスティバル。連載が続くごとにより「道満晴明」らしくなっていく。それが脳に心地よい。はよ第2部を!

・下ネタの連続なのに爽快感すら覚える読後感はなんなのでしょうか。あと病田さんと呪田三女かわいい。
・性的なギャグにはどこか生々しさが漂うものですが、これはもう行きすぎで乾いてしまってるのがすごい。もちろん黒ロン揃いなのも良し。呪田さん。
・しょーもない下ネタやってるまま完走して、今年一番笑った4コマはこれかなと思う。呪田四姉妹と女体化した博士が大好き。


16位:『孔明のヨメ。 / 杜康潤』
孔明のヨメ。 (2) (まんがタイムコミックス)
昔々の中国。なかなか良縁に恵まれない少女、月英にやってきたのは変わり者と有名な諸葛孔明との縁談!? 全く新しい三国志4コマの開幕! 孔明を主役に夫婦生活を描いている。三国志に詳しい作者だからこそできる、物語で語られない孔明の日常生活が描かれており興味深い。孔明をメインに使ってはいるが、諸葛亮の要素を抜きにしたストーリー4コマとしても面白い。夫婦としての葛藤や困難も描かれ、夫婦と孔明という人間を掘り下げているのも面白い。

・いやこれ、面白いっすよ。三国志ってある意味ありがちな題材だけど、バックボーンがちゃんとしてるからこその分かりやすくて何より面白いっつーのは素晴らしいです。これは文句無しに選びたい作品。
・しっかりとした取材と考証をもとに、史実に沿いながらも「孔明夫妻の日常」というファンタジーを描き出しているのが見事。三国志の英傑たちが顔を覗かせ始め、物語が加速し俄然面白くなってきました。4コマファンだけでなく三国志ファンにもオススメの一作。
・雑誌のほうではだんだんきな臭い話が進んで来たけど、この頃はまだそこまで行ってなかったかな。ある意味「破れ鍋に綴じ蓋」ってこういう夫婦なんですかね。いやぴったりで(笑)
・新しい時代の三国志演技。それがこの孔明のヨメ。徐庶、鳳統などおなじみの人物も出てきて、ますますにぎやかに。いつかマルチメディア化してほしい期待の一作。
・作者の中国へのあこがれ臭が作品の端々からバンバン伝わってくる作品ですね。どうしても他の作品では勇猛果敢な作品になりがちだけど、これはほんわか天然夫婦の微笑ましい様子を眺められるのがなんだか楽しいです


17位:『しかくいシカク / ざら』
しかくいシカク (2) (まんがタイムKRコミックス)
黙っていれば容姿端麗、口を開けばえろオヤジ。バレッタが特徴的でも一見フツー、実は意外とナチュラルに腹黒。見た感じは華奢で小動物、中身はもっと小動物。そんな女子高生3人にカメラを持たせたら…。カメラをテーマに今までとは違った角度と構成から新たなざらワールドを展開している。密度は相変わらず濃く、どこか艶めかしい。レギュラーも揃い、種まきとしての期間も終え遊びも増え作品として魅力が増してきている。この作品の過度期はいつなのか全く読めない底深さがある。

・作中の細かいネタやキャラクターの濃さ、話もテンポがよくて大好きです。全てのネタ再現込みで、ふおんコネクトのアニメ化できませんかね?
・先走って祝・アニメ化! と叫びたいですが、生憎とあとがきの雑談レベルの話なので真相は作者様(と出版社の)胸の中。カメラを主眼に置いた漫画であるものの、時たまそこから全く離れて学園モノらしく人間関係の描写や学校行事を経て、シカクの世界が徐々に進行し広がっていく様を見ているのが楽しい。自身の高校時代を思い出しました。前作「ふおんコネクト」とも微妙にリンクしているのが小憎い演出。作中で、混ぜるな自然のごとく、配置される小ネタを完璧に把握しているのは作者様だけなのではと思うこの頃。
・小ネタと書き込みがすごい。読んでいると目が疲れる(褒め言葉)ぐらいの作品
ふおんコネクト!アニメ化はよ


18位:『LSD〜ろんぐすろーでぃすたんす〜 / ほた。』
LSD~ろんぐすろーでぃすたんす~ (2) (まんがタイムKRコミックス)
「思いっきり走るのって、楽しい――!」高校1年生になり、長距離走を始めた椿(つばき)。陸上部は経験者ばかりで、練習メニューも結構キツめ。だけど一 生懸命走りこんでいるうちに、長距離の魅力にとりつかれ――。日本初(!?)の本格陸上4コマ。絵柄、構図、ネタまで全体的にレベルが高くきららでも屈指の安定作に仕上がっている。陸上というテーマに真正面から向き合っており、「なんちゃって陸上」ではない、しっかりした陸上4コマとして評価されるべき作品。熱い要素たっぷりでありつつも萌え4コマとしても楽しい。異色かつ王道! やはー!!

・今までで確立した人間関係の膨らみとキャラクターの成長を感じ取れる点に一票。綺麗事だけで終わらない陸上へのひたむきさもまた良し!
・百合としても、高校生としても、大好きな成長物語です。LSDって気持ちいい・・・!
・陸上初心者だった椿の心情の変化が丁寧に丁寧に描かれていて読んでて泣けてきます。駅伝編での朝岡椿のストーリーの終わらせ方が好きです。
・可愛い系と見せかけて、わりと本格的な陸上部4コマ。ゆっくり成長していく主人公に感情移入しつつ、日常のシーンではニヤニヤ。後輩たちの登場で楽しみが増えました。
・個々のレベルが違う部活、当然目標等も違う。難しいテーマですが丁寧に書かれています。


19位:『せんせいのお時間 / ももせたまみ
せんせいのお時間【通常版】 12 (バンブーコミックス )
永遠のマンネリズムかつ不朽の名作完結。最初から最後までテンションも変わらず魅力的な生徒とみか先生ら個性豊かな教師陣を書き切った。学園4コマの金字塔。ももせたまみ、永遠の代表作。どうでもいいですが、私は中山がももせヒロインで一番好きです。二番目は三人娘、三番目はももシス時の加藤先生。

・超ロング連載の締めくくり!素晴らしかったです。皆のそれぞれの巣立ちが感慨深かった。
・ずっと続くと思っていた「お時間」もついに完結…。不覚にも最終回は泣いてしまいました。みか先生の丸顔、いつまでも忘れないよw!(マテ
・興津高校の生徒の皆も遂に卒業・・・追い続けて10余年、感慨深いものがあります。 
・完結記念も兼ねて。みか先生と北川は将来同棲するって信じてる。
・色々あったなぁ。そんな感慨を想い描く最終巻。作者も世間も、そして自分もホント色々あったなぁ(^^; 定番で安定してた作品でしたね


20位:『キルミーベイベー / カヅホ』
キルミーベイベー (5) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化もされた超メジャー作品。暗殺者として生きるか死ぬか、2人は果たして友達か他人か。その関係性の中で最期の決断を迫られるやすなとソーニャ。二人が選ぶのは希望か、それとも絶望か。メディアミックスも広がりも見せ映画化への期待も高まりつつある。全米が泣いた!! 1億3000万部の大ヒット(予測)!!

・投票は義務。


21位:『恋愛ラボ / 宮原るり
恋愛ラボ (9) (まんがタイムコミックス)
アニメ化も安定の出来に終わった恋愛上手な女の子を目指す恋愛ラボの面々を中心としたなんちゃって恋愛4コマ。なんちゃってのはずが、だんだんと現実の男の子が接近してきたことでのニマニマが止まらない。女の子の前で見せてきた顔と男の前で見せる顔が違うことに興奮せざるをえない。これからも楽しみなストーリー4コマ。スズちゃんが小学生とラブラブになっちゃう展開はまだですか! 萌え4コマにしては最近はちょっとラブ成分大目で読む人を選ぶかもしれません。安定の宮原るりワールド。

・体育祭のエノの可愛さが天井知らずな事は措いておいて新聞のミカちゃんの話で泣きかけました。
・アニメ放映を記念しての選出となりました。本来であれば9巻を選びたかったのですが、9巻はストーリー形式なので8巻で。


22位:『放課後アトリエといろ / 華々つぼみ』
放課後アトリエといろ -4 (角川コミックス)
高橋寧々16歳。高校生デビューします。個性いろいろ、十人十色。放課後系、美術部ライフスタート。萌え系学園4コマのお手本のような作品。同じ美術を題材にした4コマは数多くあるが、この作品だけに感じられる個性が光る。派手な特徴はないが、安心して読める可愛らしくも女の子らしい作品。女性作家らしい繊細かつほんわかしたストーリー・キャラクターが魅力的。

・最後まで大安定だった賑やか楽しい美術部4コマ。打ち切りになってしまったのがほんと惜しい。
サザエさん時空ではない学園モノの性としての卒業が近づいてくるのが寂しいお祭り会でした。


23位:『ぱわーおぶすまいる。 / ウロ』
ぱわーおぶすまいる。 (2) (まんがタイムKRコミックス)
篠華まゆと蒼葉宗馬は幼なじみで、同じ高校に揃って進学。明るく元気な天然少女のまゆ、そして個性豊かなクラスメートに囲まれ、面倒見の良い宗馬は振り回されっぱなし!? 所謂主人公とヒロインの友達以上恋人未満的4コマ。ありがちだがきらら系では男性キャラが登場する作品も珍しいため、このありがちなパターンが逆に新鮮。安定感とまゆの可愛らしさだけでご飯3杯はいける。作品としての質が落ちてこず、有り余る魅力あり。

・笑顔が眩しい元気っ娘まゆさんを中心とした恋愛ストーリー。見てるこちらが恥ずかしくなってしまいそうなほどの仲良しぶり…。羨ましいと思いつつも今後の展開が楽しみな作品です。 みるくちゃん眼鏡っ娘かわいい。
・1巻ではあんまりおもしろいと感じなかったんですが、2巻終盤~現在連載分あたりから毎回毎回超面白くなってきてびっくりしてます。そーちゃんがやっと素直にまゆさん大好きって言ったおかげですね。そのせいで各キャラの立ち位置がある程度明確になった感じです。環さんのコイツデレ隠す気全然ねーだろみたいな雑なツンデレ具合にはあざといと思いながら毎回やられる。


24位:『G専ラフスケッチ / 鳥取砂丘
G専ラフスケッチ -2 (カドカワコミックス・エースエクストラ)
宮本史子は未来のゲームクリエイターを目指し、専門学校に入学。都会にドキドキ、風変わりなクラスメイトにドキドキ。でも楽しい毎日。ほっこり、ゆったり、でも少しずつ確かに夢は形になっていくようで…。夢を追いかけ、その夢を追いかけるスタートラインに立ってわちゃわちゃする物語。子供なんだけど、うっすらと見える将来のビジョンがちょこっとリアルで楽しみでもあり。個人的にはいい形で終えれたと思ってます。

・ゆるゆる展開かと思いきや、意外とリアルな感じのお話もあったりして、読了感が非常に良かったです クリエイター志望の方はぜひ!
・もうちょっと続いて欲しかったものの、見事にまとまってくれたという感もあります。


25位:『かみさまのいうとおり / 湖西晶
かみさまのいうとおり!  (9) (まんがタイムKRコミックス)
きららを支えた下ネタ4コマ。教会、神社、山伏、お寺の娘。個性豊かな仲間たちの物語も最終巻。色々あったけどこの組み合わせは最高でした。100人読んで100人に受け入れられる作品ではないけど、ポップでキュートで下ネタ満載のいつまでも色褪せない不朽の名作。

・僕を4コマ読みの道に引きずり込んだのがこの作品でした。暗喩的なお色気描写とハートフルなストーリー、一見相反する二つの要素の両立させ方が非常に巧い。何年経ってもオススメしたい、萌え4コマの金字塔。
・約10年、きらら本誌の柱の一つとして楽しませて頂き、私の心の支えにもなっていました、最終回付近は何だか心が落ち着きませんでしたよ・・・ 
・えろい
・他の人が選ぶだろうと思いつつ、やっぱり選ばずにはいられませんでした。
・正直これを読むためにきらら本誌を購読し続けていた
・きららの比較的初期からの作品が完結。ぱれっとで培ったドラマ要素を取り入れるなど最後まで意欲的である。


26位:『夜森の国のソラニ / はりかも』
夜森の国のソラニ (3) (まんがタイムKRコミックス)
“夜森の国”――。そこは目覚めに迷う者たちが集まる夜の国。記憶を無くした私は、新しい私「ソラニ」として無くした記憶を探し始める――。既存の4コマに囚われないストーリーラインを築く「まんがタイムきららミラク」を象徴する一作。絵本のような幻想的でファンタジックな世界観で読む者を魅了してやまない。ストーリー4コマとしての新たな扉を開いた感覚を覚える。読む人も選ぶだろうが、4コマ史に残る一作であることは間違いない。

・独特の世界観を表現する美術。ストーリーの見せ方も多彩で飽きる要素の無い作品。漫画の枠を飛び越えた芸術品と言うべきか。
・アニメ化、期待してたのにな〜。個人的には、本当に、こういうほっこりできるシリアスものが、好きなんです。
・4コマの新しい表現方法に魅せられたファンタジー4コマ。縦へのコマのぶち抜きや巧みな視点移動で描かれる美しい世界に惹かれる。


27位:『ご注文はうさぎですか? / Koi』
ご注文はうさぎですか? (2) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化も決定し、「この作品がないとダメなんだぁぁぁ!!」と終了後にはうさロスになること間違いなしのこの作品。「♪うっさぎ〜うっさぎ〜」と無邪気に、喫茶ラビットハウスにやってきたココア。実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店で…。お店で出会う女の子たちもクールでちっちゃいチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位から可愛さと笑いが炸裂! この作品があれば来年は戦える!!

・キャラの可愛さだけじゃない。ドコかおかしな面々の遣り取りのギャグだけじゃない。アニメ化でちゃんと表現できるのかを心配する程の背景美術に注目したい作品です。
・かわいい4コマと言えば間違いなくこれ。Koiさんの絵は見るたびにかわいすぎて死ぬ。ほのぼの日常系作品の大本命としてアニメにも期待。


28位:『あいうら / 茶麻』
あいうら (4) (カドカワコミックス・エースエクストラ)
おバカな奏香、やる気のないツッコミ役の彩生、人のいい歩子を軸に展開される女子高生の日常を描いた作品。言ってしまえばよくある萌え系4コマですが、独特の力の抜けた展開ですらすらと読めます。絵と表情の上手さがギャグの面白さを保証しつつ、キャラクターの広がりと的確な掘り下げが作品の強度を高めるというバランスに優れた作品。そんなことよりカニ食いてぇぇぇ!! カーニー!!!

・「あいうら」に投票したと去年の自分に言っても、絶対信じてくれないと思う。3巻の「1」のエピソードで、オカシーの株が急上昇した。単なるウザキャラでないオカシーの魅力、あさりがオカシーを慕う理由、もうひとつの「あいうら」の結成秘話、全てがあのエピソードに集約されている。1人のキャラに愛着が湧くだけでこんなにも漫画は面白くなると教えてくれた、今年最高の萌え4コマ
・テンポが良く絵が綺麗で読みやすい、これぞ日常モノな作品の3巻。


29位:『スケッチブック / 小箱とたん
スケッチブック 9 (BLADE COMICS)
今日ものんびり、大きなイベントもなくまったり日々は続いていく。美術部の面々は今日も元気です。多分、これからもいつまでも。青い空と虫がいればなんとかなるデース!! そろそろアニメの二期やってもいいんじゃないかな! メインの一人が引退状態ですけど!

・10周年おめでとう!またひとつ虫に詳しくなったよ!
・安定して面白い作品。キャラ個々が個性的やし、読んでて和らかな気持ちになる。
・この作品全部が大好きです。再アニメ化も期待したいなぁ。
・肩の力を抜いて感じましょう


30位:『JC探偵でぃてくてぃ部 / 鈴城芹
JC探偵でぃてくてぃ部! (3) (IDコミックス REXコミックス)
ひいおじいちゃんは名探偵!な照葉は探偵に憧れている中学生。学校で起きた事件を見事解決(?)して、でぃてくてぃ部を発足!! 仲間の詩と細と供に事件に挑む!? 今日も名探偵照葉が行く! 鈴城芹発、なんちゃって探偵漫画も残念ながら完結。4コマと普通のコマ割を時に混ぜてダイナミックに描く。どうでもいいけど、なんか性犯罪多いです。なぜか。

・探偵モノ、学校モノ、アクションにお色気と、色々詰め込みに詰め込んだ高密度4コマ、完結巻。コマの隅々にまでつめ込まれた小ネタやファンサービスもあって、そう言う意味でも高密度。終わってしまうのが本当に惜しい・・・晩白柚よ永遠に!
・小中学生の頃に読んでいたジュブナイルなミステリを想い出す作品。日常の些細な、大人は気にも留めないような「事件」に目を輝かせる女子ズがかわいい。
・少女たちによる学園探偵もの。記号的な巨乳さんも出てきますが、全体的にほのかに漂ういかがわしさがこの作者の本領だと思います。新キャラの増子さんが好みだったので完結は残念。


31位:『うのはな3姉妹 / 水谷フーカ
うのはな3姉妹 (4) (まんがタイムコミックス)
朝ドラ風4コマ完結!! 次 女・桃子も正式に加わり家族4人体制になって北原豆腐店。 め でたしめでたし♪… と思いきや!? 派手な出来事もなく、静かに繊細に淡々と日々の出来事を描いていく。進路、婚活、生きるってことは全てイベントだなって。水谷フーカさんにしか書けない世界観。唯一無比。

・心温まる豆腐屋一家の最終巻。最後のページは思わず目頭が熱く…。感動しました。
・商店街の豆腐屋一家を描いた4コマ。こっちが本編なんじゃないかと錯覚するほどしっとり読ませる描き下ろしは、最終巻でも存在感を放っていました。桜と南田くんのエピソードをもう少し読みたかったです。


32位:『みそララ / 宮原るり
みそララ (6) (まんがタイムコミックス)
成長すればするほど新たにぶつかるカベ。まだまだ新米ライター麦田美苑はどうやって乗りこえる!?読めば明日の仕事が待ち遠しくなる? 宮原るり作品の中でも大人向けな作品。主人公をはじめ子供っぽいが、メリハリがついており時に大人っぽくてそのふり幅が魅力的。


33位:『晴れのちシンデレラ / 宮成楽
晴れのちシンデレラ 6 (バンブーコミックス )
お嬢様高校きっての才媛、春姫こと春日晴さんには、人に言えないお悩みが…。極貧生活から一転、いきなりお嬢様になってしまった超庶民派お嬢様のハラハラギャップ生活♪ 宮成楽さんの代表作。この作品が最も宮成楽さんらしいと思います。いつまでもこれからも面白い。


34位:『らいか・デイズ / むんこ』
らいか・デイズ (16) (まんがタイムコミックス)
むんこさんの代表作品。らいかの成長、他のクラスメイトや周囲の人々とのちょっとめんどくさくて楽しい日々。時に感傷的でゆかいに楽しく。ちょっとラブがコメる時がたまらない。はぁ〜、らぶこめっ! らぶこめっ!! ラビュン!

・バレンタインデー回にやられた。あんな台詞言われたら一生モンの思い出やろー。
・連載10周年を記念しての選出になりました。安定して高水準な4コマ作品。今後もますます楽しみです。


35位:『レーカン! / 瀬田ヒナコ
レーカン! (4) (まんがタイムコミックス)
まんがタイムジャンボの看板にすっかりなりえた作品。安定感と質の高い話づくりを誇る霊媒体質である少女のゆるふわコメディー。高い画力で読む読者を魅了する。こんな4コマもあるから4コマってのは面白い。

・毎巻良い話がありますが、3巻のジューンブライドの話、もっと細かく指定するなら「大人になる日に。」の2ページはその中でも突出して良い話です。関連して2013年7月号のまんがタイムジャンボ目次ページに2ページで読者を号泣に追い込んだだろうあの子が再登場しています、注目ですぞ。
・表紙からはわかりにくい、ヒロイン・天海さんのピュアっぷりと友達みたいなユーレイたちによるハートフルコメディ
・笑いと涙。心を満たしてくれる至極の作品です。


36位:『チェリーブロッサム! / 茶菓山しん太』
チェリーブロッサム!  (3) (まんがタイムKRコミックス)
園芸部の主人公とメインヒロイン2人のちょっとエッチで楽しい部活ライフを描いた漫画。決して主人公はイケメンではなく特別カッコいいわけでもない。どちらかといえば気持ち悪いレベル。でも、一生懸命な部分や園芸に対する情熱が好印象で嫌いな人はいないだろう。特定の女の子ルートが存在しないだけに、恋愛に発展しそうな部分も読んでいて興味深い。エロコメ的作品だが、それがあまり下品になりすぎず、女の子が可愛いのも好印象のポイントではないだろうか。

・ラブコメ混戦具合にワクワク。
・ノリとテンポに勢いがある。人物増え過ぎな感は否めないが個性を上手く出そうとしてると思います。
・安心のドタバタコメディ。面白い。


37位:『ギンダラとギンメダイ / 渡辺伊織』
ギンダラとキンメダイ2 (バンブーコミックス )
明るくて人気者の姉・百萌、地味で目立たない妹菜々葉の交流を描いた作品。なんというか幸せなオーラに包まれた作品。一見地味なファミリーものだが、渡辺先生の可愛らしくも暖かい絵柄がなんとも読みやすい。関係性がしっかり構築されていて「こういうのが読みたい」というツボをついてきます。美人だからー、地味だからー、というだけで成立してなくて、各々のキャラクターのいい部分ダメな部分が協調されていて面白い。最後まで普通で、最後までいつも通りで完結した名作。

・最終巻。なんでもう最終巻なんだよと。1巻に引き続き安定感があって面白かった。派手さはなかったかもしれないけど凄く好きな4コマ。仲良し姉妹(+純情幼馴染)万歳。
・(自分的には)突然の連載終了だったのて驚き。単行本おまけの性別逆転漫画も楽しかった。
・眼鏡!


38位:『かなめも / 石見翔子
かなめも (6) (まんがタイムKRコミックス)
新聞4コマ完結。アニメ化以降存在感は希薄になっていたが、安定して高いクオリティを維持し続けていた。キャラクターの個性は増すばかりでこのまま続いていくとバランスがいつか崩れるのではないか、と思っていたので完結もまた良しか。個人的には作者ブログで書かれていた「書かれることのない設定」を作品化して欲しかった。どうしても、その書かれてない部分を残しての完結は作品のピースを欠いているとしか思えない。それでも、きららの歴史に輝く作品の一つであることは間違いない。


39位:『センセイあのね? / 小石川ふに
センセイあのね? (2) (まんがタイムコミックス)
高校2年生、夏。 好きになったのは「 先 生 」でした。 甘酸っぱくて、じれったい初めての気持ち。 … ねえ、先生。スキっていったらどうする? おふとんかぶって、ジタバタしちゃう『ウブ片恋4コマ』!! こういう先生と生徒の恋愛、ってのは両想いにしろ片思いにしろありがちなんですけど、ストレートでどこまでも真っ直ぐ。先生に片思いしてるけど、なんにも進展しない真っ直ぐな真っ直ぐな片思いを描いている。昨今珍しいですよ、ここまで恥ずかしくなるぐらい眩しい片思い。心が洗われるような思い。「恋」の甘酸っぱさが、読者を包み込むくらいに伝わってきます。

・とても美しく突っ走って完結した名作。こういう純真な恋心というやつに大変弱いので、もう問答無用という感じ。
・もうね、つぐみはじめ、小石川先生のキャラの可愛さといったらもう…!!こちらも最終巻ですが、素晴らしいラストだったので、もう許すw!小石川先生が同人で発刊された後日談「センセイあのね?それからね?」もオススメです!!
・センセイ大好き!なつぐみがとにかく、もうとにかく可愛い。日常、受験、卒業そして結末まで、つぐみの恋愛を見事に描き切った最終巻。恋する乙女の可愛さに、ベットの上でゴロゴロしたいのなら是非読むべき!


40位:『あいたま / 師走冬子
あいたま(7) (アクションコミックス コミックハイ! )
アイドルの卵、略してあいたま。学園アイドル4コマ。アイドルが日常にいる生活と一緒に生活するドルヲタの対比が面白い。段々とキャラクターの個性が掘り下げられていくことと、主人公が変化していく様子が面白い。今も続く師走冬子の金字塔。

・表紙はまぁおいておくとして…。貴重なコミックハイの主力4コマ。あいちゃんも比較的落ち着いてきて、出血も少なくなりました(笑)のびのび楽しく続いてほしい師走先生の学園四コマ
・学校外のキャラクターにも広がりを見せた巻。あいちゃんの持ち味に限界を垣間見せたりもしてますね。各キャラクターのお召し替えがすさまじいのはいつものことか(笑)。


41位:『野村24時 / 板倉梓
野村24時 2 (バンブーコミックス )
独身35歳借金持ちの男とOL・女子高生・小学生の美人3姉妹との同居って…これってありですか〜? 板倉梓が持ち合わせる毒とアメが融合したハイブロー4コマ。ブラックだけど優しい。エロくなりそうなのにエロくならない。野村のうだつの上がらない喪男っぷり、その野村の存在が段々と愛おしく思える。野村の情けない気遣いと優しさが好きになってくる。三姉妹も同じ気持ちなのかも…。あれ、野村幸せフラグ? それもいい。

・だんだん、主人公の年齢に近づいてきていて怖いです。とはいえ、少しづつ運気の上がってきた野村さん。周りの賑やかな面々も運気上昇に力を貸している・・・かも?
・冴えない人生を送っているようでいて、田中三姉妹宅で幸せな居候生活を送る野村がある意味うらやましいです(笑)。野村にとっては時には少しシビアなことがあっても、ほのぼのしたこの擬似家族ホームドラマが続いてくれればと思います。


42位:『〇本の住人 / kashimir』
○本の住人 (5) (まんがタイムKRコミックス)
小学生の少女「蓼科のり子」と童話作家の兄「蓼科いずみ」の日常を描いた4コマ漫画。可愛らしい絵柄ながらもシュールな世界観を貫く、4コマ漫画の中でも異色な存在。「いつものkashimir」で説明がつく漫画家になったと個人的には思ってます。でも、この作品は他の作品より分かりやすいと思います。あくまで、他のkashimir作品よりはな!

・マニアックでかつ4コマとしても面白い。もはや奇跡としか。


43位:『ふうらい姉妹 / 長崎ライチ
ふうらい姉妹 第3巻 (ビームコミックス)
ギャグの応酬。反則技のオンパレード。狂気の漫画家・長崎ライチが描く唯一無比の世界観。これが邪道だ。シリアスな笑いだ。


44位:『うちは寿! / 小池恵子
うちは寿!  5 (バンブーコミックス)
風通しのいい家族です♪ 能天気、ぐーたら、イケメン鑑賞、妄想…寿家のにぎやかな日常。 おめでたーい家族4コマ。色々大変なはずなのにそうは全く思えない風通しのいい作品。読むと爽快、こういうのもありだよなーって。おすすめ!!

パイロット版では名言されていたが、連載版では曖昧になっていた「寿家に父母がいない理由」が、遂に明らかになる。それに伴い、千宏は自分の家族構成が「普通」でないことに気付き始める。決して不幸を強調するわけでも、殊更に自分たちは幸せですとアピールするわけでもなく、この世界のどこかに存在するかも知れない一つの家族の日常を淡々と描き切った、今年最高のファミリー4コマ。
・寿家の美女3人+ちびっ子の毎日はいつまでも呑気なままで続いていく…かと思いきや、ピュアな小1から反抗期バリバリな中学生になっちゃった千尋くんには世間体とかその他色んなものが目についてしまいますが、「でもごめんだからってその通りには生きられない!!」…何もかも承知でマイペースを貫くお姉さんたちの強さには絶対に敵わないことを悟るには、まだまだ時間が必要みたいです。…なんて大団円を迎えつつ、まだまだ物語を続けていけそうな余韻を残しまくるエピローグが「おあずけ」感にあふれてて、実にもったいないというか罪作りというか。


45位:『Aチャンネル / 黒田bb
Aチャンネル (4) (まんがタイムKRコミックス)
アニメ化もして安定の評価を誇り、むしろアニメ化をしたことで漫画の評価がさらに上がったように思える。キャラも増え広がりも見せる一方、普遍的な話とヤマナシオチナシの4コマで快進撃を続けているが、最近はフェチズム溢れるカラー絵が素晴らしい。そうや! 着衣だってエロいんや! 見えなくたってエロいんや!! 全米が大絶賛やで!!


46位:『月曜日の空飛ぶオレンジ / あfろ
月曜日の空飛ぶオレンジ。 (2) (まんがタイムKRコミックス)
イカの自販機。 朝起きたら頭が箱に。 植木鉢に信号機。 キュート&フリーダムなこの興奮、初体験。かつてないシュールな世界観を発揮している怪作中の怪作。なにが常識でなにが常識でないか分からなくなる。構図から世界観、ネタすべてにおいてシュール&シュール。「まんがタイムラク」が生み出した最大の功績であり問題児。最初から最後までシュールレアリズムでぶっ飛んでます。このテンションで全2巻が読めるんて素敵なんだろう。そうだろ、セバスチャン!!


47位:『もこもこBOX / ☆画野郎』
もこもこBOX (2) (まんがタイムKRコミックス)
「萌え」でも「面白い」でも「可愛い」でもなく、完全に「癒し」という言葉がぴったりな本作。ストーリーも山もオチもなにもないけど、とにかく「なんでもないようなことが幸せだったと思う」という感じ。耳としっぽでモフモフ。布団が今日も暖かい。今日もご飯がおいしい。今日もみんなと一緒で楽しいな、そんな当たり前のことが幸せと改めて感じられる本作。絵本みたいな作品。こんな優しくて可愛いだけの作品があってもいいと思うんだ。好き。

・絵柄、キャラ、展開、みんなやさしくってたまらない。心の置き場所に迷った時は、ふかふかのキューちゃんの尻尾に預けましょう。


48位:『よゆう酌々 / 辻灯子
よゆう酌々 (2) (まんがタイムコミックス)
バツイチのうえ失職してしまった主人公が、目玉焼きすら満足に調理できないのに小料理屋の女将になってしまうというドタバタコメディ。作者である辻灯子らしいといえば辻灯子らしいが、男性キャラが強い個性を発揮しており、他作品と比べて異彩を放っている。そうだよ、これが辻灯子だよ。こういう大人も読める作品って素敵やん?


49位:『レッケン! / 吉谷やしよ
レッケン!(2) (月刊マガジンコミックス)
戦国・幕末・武将に志士! 歴史をこよなく愛する女子=歴女の「好き」は止められない、省みない、ただひたすらに萌えるのみ!!  歴史を現代の話に絡め、そして個性豊かな女性キャラクターが絡み合っていく日常は萌えざるをえない。一見無理ある設定でも、無理を通せば道理になる。それがこの作品の色ってやつさ。素敵だね!!

・個人的に今一番プッシュしている作品ですっ!個性最強な歴女たちの歴史三昧な日々を是非!
・きらら系では希少なギャグ4コマを描かれていましたが、月マガというメジャー誌でも実力を顕示!
・主人公(被害者)のユッキーこと幸村くんと、「信長の忍び」の信長様がスイーツで盛り上がる話を、出版社の垣根を越えて実現しないかなあと思ってます(笑)。


50位:『お姉ちゃんが来た / 安西理晃』
お姉ちゃんが来た 2 (バンブー・コミックス)
アニメ化も決定した弟好き好き大好き超愛してる作品。原朋也13才。父親の再婚によって変な姉・水原一香17才が出来ました。お姉ちゃんからの愛が…重い…。最近流行り(私はそう思ってます)の姉4コマの一つ。基本的な部分がしっかりしてて見劣る部分なし。姉の弟好き好き大好き超愛してるっぷりがまぶしすぎてまぶしすぎて。マンネリ化してる面も見られるが、やはりこの安定感が読んでいて楽しい。これもラブ、あれもラブ。

・俺も姉妹がほしい
・アニメ化が嬉しい。弟大好きな一香の行動が可愛くて面白い。
・来年1月よりアニメ放映開始を記念しての選出。時間がたち、姉弟の絆が深まっていることを感じられるのが良いですね。

4コマオブザイヤー2013新刊部門、結果発表! "私を愛した4コマ" 100位〜132位

投票サイト(※レギュレーション及び簡易結果の掲載及び参加者一覧(投票詳細)を掲載しています。)

新刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131229#p1
新刊部門 50位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131228#p1
新刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131225#p1
既刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131227#p1
既刊部門 50位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131226#p1
既刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131224#p1

4コマオブザイヤー2013既刊部門、結果発表!!"4コマは二度死ぬ"feat 101〜149位

投票サイト(※レギュレーション及び簡易結果の掲載及び参加者一覧(投票詳細)を掲載しています。)

新刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131229#p1
新刊部門 50位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131228#p1
新刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131225#p1
既刊部門 1位〜(http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131227#p1
既刊部門 50位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131226#p1
既刊部門 100位〜( http://d.hatena.ne.jp/hachinohe/20131224#p1

101位:『ちびミクさん / みなみ』
ちびミクさん・さん (マイクロマガジン☆コミックス)
みっくみくにしてやんよ!! ほのぼのミクさん4コマ。かの有名な初音ミク…の妹であるちびミクさんの、ほのぼのな日常を描いたサイレント4コマ。可愛らしいちびミクさんや、周囲の人たちがくりひろげる日常の風景がユーモラスに優しく描かれている。こんなミクの描き方もある、そんな答えを提示したような作品。


102位:『セトギワ花ヨメ / 胡桃ちの
セトギワ花ヨメ(5) (バンブーコミックス)
スゴ腕ウェディングドレスデザイナー、ヒスイが織り成す笑いアリ涙アリ感動アリのドレスストーリー!! ハプニングもハッピーに!それがヒスイ流☆ 胡桃ちの作品の中でも作りこみが半端ない。一話一話の完結の中で衣服を絡めて「いい話」を作る胡桃ちのの引出の量の凄さ。胡桃ちのはもっと評価されてしかるべき。


103位:『やさしい教師の躾けかた / 宙』
やさしい教師の躾けかた。 (3) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
狡猾な小学生女子たちに弄られまくる。可愛い女教師のゆるカワライフ。主人公の女教師は、子供が苦手で弄られキャラというある意味無敵の天然素材。精神的にも肉体的にもエロい。ブレないエロさを強調していく風潮、嫌いじゃない。むしろ愛してる。


104位:『放課後せんせーしょん / 庄名泉石
放課後せんせーしょん!  (2) (まんがタイムKRコミックス)
ちっちゃいけれど完全無敵! あおいは誰にも止められない!? 相変わらず振り回されるキエ、スタイル抜群(しかも成長中!?)のスナオ、大食いに磨きがかかったこもも、謎の存在ゆかり。みんな揃えばそこが放課後!minoriの大人気原画家庄名泉石の描く女子高生ライフ堂々のフィナーレ! 勢いのまま走り抜けていた全2巻。もうちょっと読みたかったなーって思う今日この頃。


105位:『スーパーメイドちるみさん / 師走冬子
スーパーメイドちるみさん (11) (まんがタイムコミックス)
愉快なメイドさん4コマ。完結にむけて静かに加速していく師走冬子ワールド。いつだってちるみさんは温かくて優しい。この世界観が大好きです。

・連載が終了した今となっては、ちづる部長の登場は終わりに向けての合図だったのだろうか……と思いますが、それを抜きにしても、いつも通りのにぎやかさで楽しませてくれます。個人的にインパクトの大きかったお話、美少女になったタコのみずだ子さんの回も収録されています(笑)。
・みなさんご存知だろうけれども、大団円へむけての道筋ができていた巻なんですよね。終わりを知っているから言えるけど、終わることへの可能性に、いろいろな意味で挑戦した巻なのです。

106位:『聖ジョルジュ女学園暗黒料理研究会タベルナ / 』空木あんぐ
聖ジョルジュ女学園暗黒料理研究会 タベルナ 3 (バンブーコミックス WINセレクション)
理研究会が舞台な奇食4コマ。安定したギャグとカオスを放り込んで今までにないハイテンションギャグ4コマを作り上げた。全3巻、面白いが詰まってます。ごちそうさま!

・旬の食材(ネタ)をふんだんに使い、あらゆるものを取り込んで成長してきた一作。それはまさに彼女たちが作る料理のように(?)。「料理関係ねーじゃん!」と言いたくなるようなぶっ飛んだネタの数々もタベルナだからこそ。ごちそうさまでした。
・もうこれだけで投票すればいいやって思えるくらい最高の最終巻。やるべきノルマを達成しつつ、綺麗に終わってくれた。多分人生で一番好きな4コマになるでしょう。そして29日に元ネタ事典を出します。り-21aです。よしなに!

107位:『みもりろっくおん / みずなともみ
みもりろっくおん! 2 (バンブー・コミックス)
恋に恋する高校生、みもりちゃん。大好きな今野くんのことなら何でも知っている…。でもちょっと待った! みもりちゃん、今野くんとお話していないのに、なんでそんな事まで知ってるの!? ストーカー女子高生のちょっぴりアブない日常!? 聞こえがよく書くなら純愛4コマ、悪く書くならストーカー4コマ、些細なことで喜ぶ主人公が可愛らしい。クライマックスの積み上げていったものが垣間見える展開は好きです。


108位:『ごきチャ / るい・たまち』
ごきチャ (2) (まんがタイムKRコミックス)
世界一健気なG、ここに登場!! 人間のお友達がほしくて、ゴキブリがいないという北海道に越してきたごきチャ。殺虫スプレーをかけられても、猫に追いかけられても、川に流されても、ごきチャは精一杯前に突き進む!! かわいさ100%でお届けします! 「どう考えても出オチだろ!」という設定ながら、その印象の壁を遥かに超えて可愛らしくも面白い4コマに昇華している。百聞は一見にしかず、まずは読んでみようってことで。4コマの懐の深さとるい・たまちさん、すげぇなぁって単純に思います。


109位:『でり研 / ひらふみ』
でり研 (3) (まんがタイムコミックス)
B級グルメ&むっつりお色気へのあくなき探究心、そして未来への不安と挫折にまみれたメシウマなキャンパスライフもついにクライマックス! おいしい物を食べるというサークル4コマ完結。ひらふみさんが描くどうしようもないダメ人間感が存分に味わえる一方でまともな青春4コマをしており新たなひらふみ作品の一面が見えた作品でした。恋愛関係、進路にも4コマにしては珍しくしっかり完結させておりもっと評価されていい作品だと個人的に思う。ただ、あまりにも綺麗すぎるのでもっとドロドロしてたほうが作者らしいなーなんて思ったりする部分も。全3巻、名作です。


110位:『SUN×GIRL / 30M先』
SUN×GIRL (3) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
大自然の残る、海に囲まれた常夏の島「姫子島」。そこに住む朴念仁の少年「りゅう」と、りゅうのことが大好きな、無口でやさしい少女「うな」…。生徒数わずか4名の小さな分校で起きる、騒がしくも楽しい毎日を描いた青春ラブコメディ! 最初から最後まで恥ずかしいぐらい青春してた作品。若者にゃ一分一秒が青春なんよ。素敵やん、にゃんぱすー!!


111位:『スーパーダンガンロンパ2さよなら絶望学園4コマKINGS / アンソロ作品』
スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 4コマKINGS VOL.4 (IDコミックス DNAメディアコミックス)
編集長「アンソロは面白ければいいんだ。面白いものは支持される当たり前だ。」


112位:『笑って!外村さん / 水森みなも
笑って! 外村さん (4) (まんがタイムコミックス)
自分ではそのつもりはないのに、「不良少女」に見えてしまうために様々な弊害を被ってしまう不憫な女子高校生・外村夏紀の日常を描く。ドラマCD1化もされた一作。ある種、同じことの繰り返しなのでマンネリズムも感じられるが、不憫な外村さんが愛おしくも可愛い。大丈夫、きっと理解してくれる人も中にはいるよ!


113位:『ヤンデレ彼女 / 忍』
ヤンデレ彼女(11) (ガンガンコミックスJOKER)
91位と同じ。この巻を支持したい人もいる。それはとっても素敵だなって。


114位:『タマさん / 森ゆきなつ
タマさん (6) (まんがタイムコミックス)
熟女に女子高生にヤンキー、超・修羅場でも皆をトリコにしまくり!! せやけどわし…ただの猫やで。 最後まで目が離せないスペシャル猫「タマさん」完結巻!! 語られてるのも殆ど見たことないんですけど、タマさんの終盤の展開は凄いと思ってますし、個人的に大好きです。過去と現在が交差する世界観。是非読んでほしいです。


115位:『本屋のホンネ! / なつみん』
本屋のほんネ! 2 (バンブーコミックス  WIN SELECTION)
百合漫画が大好きな新河岸龍太郎君は、本屋を舞台にした百合漫画に影響され、現実世界にも百合を求めて本屋でバイトを始めることに。ところが、「ブックストアーときわ」の店員は、店長を始めバイトの女の子まで変わり者ばかり…。個性的なキャラクターのわっちゃわちゃ。このフレーズ何回か使ってる気もしますが。でも、このわちゃわちゃまた格別なんだ。


116位:『うしのこくまいる / 湖西晶
うしのこくまいる! (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
心霊相談所を営業している霊能力者「下地辛多郎」は呪い代行をしたある日、丑の刻参り1万人目ということでワラ人形の精「丑の刻 参」を贈られる。その状況に困惑していたところ、他の人に見つかりそうになり…。不幸が不幸を呼ぶ蜜の味4コマ。結構エロティック。過去最高に湖西晶の本領発揮という調子で随所随所いやらしくも微笑ましい。個人的には小さくまとまってしまって、あまり跳ねなかった印象があるのが少し残念。でも、湖西晶さんの作品は安心しますね。


117位:『LisaStep! / 奄美あまゆ』
Lisa Step!   (2) (まんがタイムKRコミックス)
英国からやって来た女性教師、リサ。彼女から見た日本の毎日は全てがエキサイティング!子供じゃない大人な先生だからこそのまったりスクールライフは、とっても心地いい〜♪ 大人な女性教師たちのハイビジュアル学園4コマ、ここに登場!! 「よくできたさくひん」という言葉に尽きる。目新しい設定ではないものの、基本を忠実にこなしつつリサの設定、周りの個性豊かなキャラクター達が生きている。ミラクの看板となって活躍してくれると思いましたが完結でもう一伸びが足りず無念。


118位:『まんがーる! / 玉岡かがり
まんがーる! 3 (アース・スターコミックス)
漫画編集部で働く女の子の日常を描いたドタバタコメディ! もし、漫画編集経験ゼロの女の子たちが、コミック雑誌を創刊したら?天真爛漫な“はな編集長"と女子編集部員たちのゆる〜い日常や業界の闇を描いた意欲作! 原作は実力派4コマ作家の力を発揮した愉快な作品に仕上がってます。愉快痛快怪物くん。


119位:『でこぼこガーリッシュ / 原鮎美』
でこぼこガーリッシュ 2巻 (ビームコミックス)
期待の新鋭・原鮎美が描く、女どうしの友情、友情、そして友情の物語……! 身長が高すぎるせいで、いつも男性だと誤解される織子(おりこ)。身長が低すぎるせいで、小学生だと思われちゃうナッツン。そんな、でこぼこなふたりが営んでいく、乙女心(ガーリッシュ)に満ちた女子大生ライフ。織子とナッツンの友達以上恋人未満の関係性がスゴイ心地よい。2巻部分に突入し、キャラクター達の見えなかった部分が見えてきて作品として面白いです。ガーリー!


120位:『リコーダーとランドセル / 東屋めめ
リコーダーとランドセル 6 (バンブーコミックス )
アニメ化もされた見た目“大人”の小学生「あつし」と見た目“子供”の高校生「あつみ」が見た目によるトラブル続出に翻弄されるコメディ。東屋めめは派手さには欠けるが、地に足がついた面白い4コマを正統に描く。もはや安定しすぎてマンネリズムもあるが、安定して読める面白い4コマです。ギャグの切れが時にシュールで半端ない。やっほい!


121位:『マックミラン高校女子硬式野球部 / 須賀達郎』
マックミラン高校女子硬式野球部(1) (少年マガジンコミックス)
別冊少年マガジン」で連載・即ブレイクを果たした『マックミラン高校女子硬式野球部』が隅から隅までパワーアップ! 『マックミランの女子野球部』として新登場!! 母性溢れるマネージャー・正清大地が男一人で美少女揃い、実力派揃いの女子野球部を支えていきます! 日常はユルく、試合は熱く! 必見の新感覚“ほぼ野球”ショート&4コマ!! 女の子は可愛くてどこかヘタレな子も。思ったよりちゃんと野球してます! ついつい流し読みしちゃうけど、ちゃんと読めば世界が変わる!! かもね。


122位:『さつきコンプレックス / シュガー』
さつきコンプレックス (2) (まんがタイムKRコミックス)
早乙女皐月はやたらと可愛い。しかし弟である俺のことが大好きらしい。その上天然で無防備。コスプレも大好き。何かと見てて危なっかしいし、俺が守らないと…いやこれ兄貴なんだけどな!!! 話題騒然の男の娘コメディ4コマ。…まさか単行本にまでなるとは。個人的にはちょっと男の娘、と呼ぶには女の子すぎるんですよね。まぁ、その男の子だけど女の子らしくて女の子より可愛いっていう背徳感がいいんですが。なんか同じことどこかで書いたような。


123位:『愛蔵版かしましハウス / 秋月りす
かしましハウス 愛蔵版 (1) (バンブーコミックスBBコレクション)
名作。秋月りす作品はオムニバス的でキャラクターの存在は薄い作品が多いですが、この作品はキャラクターがしっかりしてて姉妹の魅力が描かれている。やってることは同じだけどね☆


124位:『据次タカシの憂鬱 / あどべんちゃら
据次タカシの憂鬱 (5) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
次で終わるとか聞いてない。ダメ。


125位:『世界は妹が支配しました / ほっぺげ』
世界は妹が支配しました。 (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
仲睦まじく日々を過ごす麻生姉妹だったが、ある日突然、妹の真緒が魔王になっちゃった!? しかも、魔王のくせに性欲>支配欲なもんだから、妹の貞操を守ろうと姉の悠は七転八倒の大立ち回りでフォローする毎日。こんな魔王で大丈夫? とんでもない設定に見えて意外とキャラクターも大切にしてて読みやすい作品。キャラクターも掘り下げられ魅力的になっていく作品。え、もっと上位でいいのよ?


126位:『奥さまはアイドル / 師走冬子
奥さまはアイドル(6) (バンブーコミックス)
実は奥さま…なアイドルのお話。実はアイドル…な奥さまのお話でもあります。むしろ後者がメイン。基本的には日常4コマではありますが、時折ストーリーテイストなお話もあったりして読んでいて楽しい。安定と安心の師走冬子作品。手放しでお勧めできます。やっほー!


127位:『おうちでごはん / スズキユカ
おうちでごはん 6 (バンブー・コミックス)
ばけつでごはん!!


128位:『よこしまゼミナール / 松田円
よこしまゼミナール 2 (バンブーコミックス)
合格☆させてあ・げ・る この予備校、講師陣に問題、いや定評アリ! 笑いの偏差値上げちゃいます♪ 必見の最終巻! 松田円作品でも結構毒があってコミカルな作品。この安定っぷりが癖になる。

・もう少し長く続いて欲しかったなーと思った作品。せっかく北先生の元嫁さんも出てきたのに、そこで終わってしまったとは……。塾漫画ってカテゴリは余り見ないし、そう言う意味でも面白かった。


129位:『花とハリネズミ / ヤマダ』
花とハリネズミ(2) (ガンガンコミックスONLINE)
女子に人気だけど、どこか近寄りがたい雰囲気をもつ生徒会長・束佐将太郎。平凡な女子高生・朝田ハナは彼に近づこうと奮闘するけれど…? ちょっと痛くて、かなり眩しい青春ライフ。感傷的で優しくてバカらしい。青春なんてそんなもん。早く続きをお願いします。どうなるんだよ、これ。


130位:『勤しめ!仁岡せんせい / 尾高純一
勤しめ! 仁岡先生 (8)(完) (ガンガンコミックス)
大嫌いな子供たちを葬るために教師になった仁岡先生と、そんな仁岡を何故か慕うおかしな生徒(&教師)が繰り広げる学園ギャグマンガ! 一言添えるならば、完結が感慨深いです。


131位:『めくるめく / 田丸さと』
めくるめく(4) (アヴァルスコミックス)
頭のネジが抜けたゆるゆる4コマ。一生こんな感じなんだろうな。それもいい。


132位:『ピース*2 / 鳴海けい』
ピース*2 (2) (ガンガンコミックス)
大人しい読書少女・間宮(まみや)さんにとある告白をされてしまった瀬川(せがわ)くん。ステキなその告白に色々な意味でドキドキが隠せない!? この告白のどこがステキな内容だというのか詳しく(ry ダメだこの4コマ早くなんとかしないと。


133位:『きんこん土佐日記 / 村岡マサヒロ』
きんこん土佐日記 第8巻(2011.4→2012
なにかと時事ネタで話題になる高知新聞でお馴染みのきんこん土佐日記。新聞系の4コマは単行本化されるケースが少ないので、単行本化するような作品は読んでみるのも一興と思います。

・高知在住の知人に村岡マサヒロさんのことを教えてもらい、ジュンク堂池袋の変な場所(マンガコーナーでなく地方コーナー)まで買いに行き、すっかりハマり買いそろえました。方言の味わい、幼児だから許される失礼な言動、たまらなく好きです。


134位:『シュガービーチ / 下村トモヒロ
シュガービーチ (2) (まんがタイムコミックス)
ビキニ姿の女子高生がビーチで大はしゃぎ! 大人気スポーツギャグ4コマ、怒濤の最終巻! 大会に出場した九十九高校ビーバレ部の運命やいかに…!? 肌色成分多め。そういえば、天津向さんが表紙が素晴らしいって以前大絶賛してました。


135位:『かりあげクン / 植田まさし
かりあげクン(53) (アクションコミックス)
植田まさし漫画は当然だけど凄い面白い。こういうランキングで評価される存在ではないけど、この人の漫画は凄いと私は思ってます。当たり前だけど面白いよ、植田まさしは。


136位:『かいちょー / 武シノブ』
かいちょー☆ (2) (まんがタイムKRコミックス)
勉強も運動もイマイチだけどかわいいから生徒会長の我らが里乃! 2年生に進級してもやっぱりかわいいから生徒会長続投! 面白かわいい仲間も次々登場の第2巻です! 可愛くてまったり日常…ないかにもな萌え4コマ。普遍的なので、あともう少しプラスアルファがあればなーと今なら思います。


137位:『琴浦さん / えのきづ』
琴浦さん 5 (マイクロマガジン☆コミックス)
アニメ化も成功に終わった次世代4コマ。心が読める女の子琴浦さんと主人公及び周辺の人との交流を描く。ほのぼの4コマと思いきや、鬱気味な重い話や暴力的な要素を含むから油断できない。その要素は異質であり痛くも切ない。大丈夫か、この二人と最新話読んで思いました。よし、とりあえず性行為だ。

・とりあえず4巻の方に。アニメ化で知りましたごめんなさい。どうして読んでなかったんだろう。めちゃくちゃな毒と闇がはびこりつつも、根底にあるのはあくまでコメディ。そこがすばらしい。


138位:『おねがい朝倉さん / 大乃元 初奈』
おねがい朝倉さん (11) (まんがタイムコミックス)
お仕事系4コマ。10巻まで出ている、長期連載作品。4コマの世界では、1巻、2巻、4巻に壁があり、5巻以上作品はかなりの人気作と考えられる。主人公である朝倉さんを中心に対人関係に変化がないため、1巻さえ読んでしまえば、後はどこからでも読める作品。変化がない世界ながら読者を離さない部分が作品の強いところ。暇な時間にまったりと見るのにちょうどいい作品、まさに4コマの鑑的作品。


139位:『よりぬきサザエさん / 長谷川町子
よりぬきサザエさん  1
不朽の名作。漫画とアニメは別物の長谷川町子節。これが毒があるんだよな、また。


140位:『おにさん、こちら / 昼間行燈』
おにさん、こちら (2) (まんがタイムKRコミックス)
「何を迷っているんだ? 願い事、言いに来たんだろ?」いつも失敗続きな女の子・かなで。自分を変えたいと願った彼女は「鬼」が住まう神社を訪れる――。何をやってもダメダメな女子高生と、取り憑いた鬼の交流を描く和風ファンタジー。コメディが中心ではあるものの、話の芯として主人公の成長があり読んでみると案外骨太な作品である。暖かな家族や友人、そして破天荒な妖怪に囲まれた賑やかな日常のなか、登場人物の過去やコンプレックスが時折匂わされ、他に変えられない不思議な読後感を得られる作品。


141位:『しくしくし / るい・たまち』
しくしくしくし (2) (カドカワコミックス・エースエクストラ)
泣けば大雨、怯えて積雪、怒ればドンガラガッシャンと大落雷! 気分で天候を変える力を持つなお天気神・つくしとその相棒のイナリが織りなす全国行脚の様子を描く、なのエースで連載中のるい・たまちの作品です。同氏の作品といえばやっぱり「ごきチャ」のイメージのほうが強いですが、小さい女の子がけなげに頑張る姿にほっこりできるところが氏の作品のいいところ。つくしの多彩な表情と、それが天候にリンクする非日常。それを引き出す周りのキャラクターたちが生き生きと描かれてます。


142位:『ストライクウィッチーズ小ぃサーニャ / たちきヤマト』
ストライクウィッチーズ 小ぃサーニャ (2) (カドカワコミックス・エース)
サーニャ可愛いよサーニャ


143位:『ふわふわ科学 / 田仲康二』
ふわふわ科学 (2) (まんがタイムKRコミックス)
意外と知らない暮らしの科学、美少女達と学べます!! テーマのレベルも1巻からさらにパワーアップ!使える知識盛りだくさんの応用編完結第2巻、満を持しての登場です。まぁ、別に理系知識なんてなくたって楽しめます。お勉強4コマというよりは、あるあるのいつものあれ。雰囲気が面白いデス。


144位:『ニポンゴ / 空えぐみ』
ニポンゴ 2 (愛蔵版コミックス)
私立一本背負い女子高校、そこはアメリカ・中国・ロシアなど、世界各国の留学生の集うちょっと変わった高校。 通訳を目指す佐藤ちゃんの国際的ハイスクールライフSTART!! ヤングジャンプ連載の多国籍4コマ。個性的なキャラクター達が織りなすアンサンブル。結構留学生4コマというのは増えてきてるんですが、この作品も独自の個性を発揮していて面白い。4コマ誌ではない4コマ作品は独自路線を走る傾向がありますが、この作品も個性的!! この巻を支持する人もいてもいい。それってとっても素敵だなって。


145位:『リトルバスターズ!EXThe4コマ / 笹桐ゆうや
リトルバスターズ! EX The 4コマ (3) (電撃コミックスEX)
編集長「アンソロは面白ければいいんだ。面白いものは支持される当たり前だ。」


147位:『しばいぬ子さん / うず』
しばいぬ子さん 2 (バンブーコミックス )
しばいぬだけど制服着てるし学校行くけど、案外女の子だよ。しっぽ生えてるだけど。

・前衛芸術。

147位:『いとをかし / 楠見らんま
いとをかし(2) (バンブーコミックス)
駄菓子屋「伊藤菓子」の店主、伊藤あおい君。見た目はどう見ても女の子なのに立派なオトコの子。でもその可愛い容姿のおかげで(?)当たり前のように女の子に間違われちゃいます。常連さんに至ってはあおい君のことを…!? 可愛いオトコの娘!? に恋しちゃうぞ! 個人的にはちょっと可愛すぎるんですよね。まぁ、その男の子だけど女の子らしくて女の子より可愛いっていう背徳感がいいんですが。ちょっと可愛すぎてマズい。病院行ってくる!!


148位:『めがもの / 永井道紀
めがもの! 2 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)
ひとみちゃんは優しくマジメな普通の女の子。ただ、緊張すると目に力が入りすぎて…少し誤解されやすいのです…。連載当初は稚拙な印象をうけたが、連載が進むごとにそれが個性になっていき味のある作品になっていった印象の作品。ひとみちゃんのキャラクターが可愛くも面白い。ファミリー4コマとしてこういう作品があると安心します。


149位:『R-18! / ぷらぱ
R18!  (5) (まんがタイムKRコミックス)
美少女ゲーム会社で繰り広げられる安定と安定。

「この4コマが熱かった!」今年の新刊5選&既刊3選 for 4コマオブザイヤー主催セレクション

通常更新はちょっと久しぶり。まぁ、仕方ないですよね、この時期は!! うん! 告知をブログ上ではしていませんでしたが、今年も「このマンガがすごい!2014」のアンケートに参加しています。今年のベストではありますが、雑誌と全く同じランキングにはしたくないということで「熱さ」に焦点を置いて、また別の目線から私の本年ベストを選んでいます。2013年の私のベストはこれだー!!


新刊部門

ある日、突然、世界から人がいなくなった。人っ子ひとり、猫の子1匹いなくなった街を、ただ1人残された女の子・ミヤコが流離う。誰もいない町で、笑ったり怒ったり驚いたり赤面したりするミヤコは、やがて街に自分以外の“何か”がいることに気付く。人間なのか、それ以外の何かなのか、何も分からない“それ”を、ミヤコはオンノジと呼ぶことにした。 その後ミヤコはオンノジと接触し、その正体は人間が変化したフラミンゴだと知る。そこからミヤコとオンノジの、2人(1人と1匹)しかいない世界を巡るエピソードが描かれていく。

今年のベスト。自分しかいない世界に放り出された少女と一人のフラミンゴの物語。「このマンガがすごい!2014」で9位にもランクインした作品。個人的には「漫画読み」には受け入れられる作品だとは思っていましたが、「4コマを読む人」には興味をそそる作品にはなってない印象なのでその層にも読まれることを祈っています。
施川ユウキは日常系の作品が殆どなのでこのようなストーリーテイストの作品を書くのに4コマが選ばれたというのは喜ばしい。今までは「思わせぶり」な部分はあったものの本格的なストーリー作品はなかったので今回の作品で初めて施川ユウキが秘めていたポテンシャルが存分に生かされた感があります。
「SF」というよりは「なんちゃってSF」ぐらいの感覚の作品なので、細かい部分での疑問点は全て放り投げて「こまけぇこたぁいいんだよ!!」という態度で読むのがベスト。いいんですよ、細かいことは。こういう名作と呼べるストーリー作品が4コマで描かれたのは喜ばしいこと。「サブカルwwww 4コマwwww」とか言わないでまずは読んでみてください。(発売当時のレビュー


金持ちをこじらせて、周囲から孤立するお嬢さま・地獄巡 春。彼女が出会ったのは、無口で時代錯誤な変人・川柳 徒然。それは、お嬢さまにとって初めての友達。そして、初めての…?

クール教信者作品からなにかひとつ、ということで『小森さんは断らない!』もいいですが、紹介をしていなかったこちらの作品を。お金持ちで偏屈な少女と無口で偏屈な少年の物語。書かれているのは凄い普通のことなんですけど、時に少女から、時に少年から、時に第三者からクール教信者さんが丁寧にシンプルに描写していてどんどん読めてしまう。
ギャグなところはギャグですし、偏屈な部分は凄い偏屈。シリアスに決めるところはちゃんと決めて、1巻のクライマックスである告白シーンは4コマでの三大告白シーンに入る描写。友達って? 恋人って?と当たり前のことをステップアップしていくのは先が楽しみな作品。
(※三大告白の残り二つ? えーと、ラジオでGO!、幕張サボテンキャンパス。ちゃんと考えます。)


格闘ゲーム部「格芸部」の日常を描いた4コママンガ。ちびっ子だがエースのウメちゃん、部長のときと、読者モデルのマコ、露出狂のアレクなど、個性豊かな部員が揃う格芸部に、空手少女のさくらが間違って入部してくる。格ゲーマニアにはおなじみのザンギュラのスーパーウリアッ上ネタも満載だ。

ゲーム擬人化作家のIkaさんの商業誌でのオリジナル4コマ作品。「格闘ゲーム部」という色物出オチ設定でありながらストーリー4コマとして昇華させている面白さ。マニアックなネタもあるものの、全体的にはいつものIkaさんという調子。重い部分が全くないため非常にサクサク読むことができる。
今までのIka作品は元ネタがなにかあるか、設定に載せてあまりキャラクターの個性は重視されていない作品が殆どであったため、普通に女学生を書く際のポテンシャルをこんなに秘めていたことに驚く。「これがIkaのオリジナル漫画だ!!」とアピールしてもいいぐらい。漫画ってこんなんでいいんだよなー。楽しいー!
当時のレビュー


拝啓、僕はミッソンインパッセボーゥが大好きで、24時間いつでも外出先でも読んでいたいので、このたび携帯をスマートフォンに機種変更しました。するとどうでしょう!仕事の効率が向上、営業成績もあがり、上司には褒められ、同じ部署の憧れの女性ともイイ感じになれました! こんなことならもっと早くスマートフォンにすればよかった! スマートフォン最高!感謝してま〜す!

今年のギャグ漫画としてはベストな勢い。伝説のスパイレジェンドとその相棒の物語…ではありますけど、とにかくくだらない。とにかく面白い。堂々とこんなにくだらないことを書いてもらえる嬉しさ。4コマの途中で迷路になったり、嘘最終回を書いたり、4コマに勝手に自己紹介をつけたり、反則技をたっぷり繰り出してくるこれが新しい4コマだ!! これを読まずに年が越せるか!!という感じ。超お勧めです。多分、「どこがおもしれぇんだ!」と言う人もいると思いますが、責任は持ちません!!


週アスPLUSにて100万PVの大人気4コマコミックが、待望のフルカラー単行本化!
きままな大学生イケダくんの元にやってきたのは、まったくデレないツンツン家政婦ロボ・カレット。彼とカレットが巻き起こす、ちょっとエッチ(特にエッチな描写はありません。主人公が変態なだけです。)で容赦ない日常!

変態とサイボーグの女の子の同居4コマ。主人公がナチュラルな変態、カレットちゃんはデレまったくなし。とにかくバランスが狂ってるおかしな4コマ。作者のtugenekoさんはスクール水着ナチュラルに着こなすという『すくみズ!』もそうですが、狂った世界観を平然と書いていくという才能が素晴らしいと思う。この作品は連載当時からずっと絶賛してたので単行本化して続刊も出そうというのが嬉しい。あなたが読みたい変態がここにある!! 世界よ、これが変態だ!!


既刊部門

Fate/stay nightのコミカライズ作品。世界よ、これが公式だ!!

贔屓目ではなく、巻が増すごとに面白くなっている。ずっと種まきをしていた許嫁問題や沙条さんの設定が生きてきて、それらがストーリーに絡んでいくことで「ギャグ4コマ」でしかなかった氷室の天地が新たな扉を開いてまた新たな一面を見せている。勿論ギャグのキレは相変わらずであり、既存のキャラクター達の暴れっぷりも加速度を増すばかり。
「今後どうなるのだろう?」という面白さと元ネタたっぷりの安定したバカ漫画としての魅力が合わさって4コマとしては長編作品になっているものの飽きが来ない。作品世界では、ついに聖杯戦争の時期がきており、「氷室の天地の世界観が進行している」中でどう進行していくのか楽しみである。交わりはしなくても、世界は繋がっているのだから。


祖母を亡くした主人公かながひょんなことから新聞専売所で働くことになり・・・
主人公かなと専売所の個性的な仲間達とのドタバタコメディー。

新聞4コマ完結。アニメ化以降存在感は希薄になっていたが、安定して高いクオリティを維持し続けていた。キャラクターの個性は増すばかりでこのまま続いていくとバランスがいつか崩れるのではないか、と思っていたので完結もまた良しか。個人的には作者ブログで書かれていた「書かれることのない設定」を作品化して欲しかった。どうしても、その書かれてない部分を残しての完結は作品のピースを欠いているとしか思えない。それでも、きららの歴史に輝く作品の一つであることは間違いない。


B級グルメ&むっつりお色気へのあくなき探究心、 そして未来への不安と挫折にまみれたメシウマなキャンパスライフもついにクライマックス!

おいしい物を食べるというサークル4コマ完結。ひらふみさんが描くどうしようもないダメ人間感が存分に味わえる一方でまともな青春4コマをしており新たなひらふみ作品の一面が見えた作品でした。恋愛関係、進路にも4コマにしては珍しくしっかり完結させておりもっと評価されていい作品だと個人的に思う。ただ、あまりにも綺麗すぎるのでもっとドロドロしてたほうが作者らしいなーなんて思ったり。


さて、今年のラインナップはいかがでしょうか。全体的な今年の4コマ作品に関する雑感は4コマオブザイヤーを終えてから書きたいと思います。4コマオブザイヤーも締切まで残り1週間足らず。投票特設サイトをご覧いただいて是非参加してみてください。