ネットな話8 『続き。』

勝手に前編にしておいて後編を書かないというのも身勝手な話なので後半を書いておきます。
勝手にヒロインを書いたものの、一応ヒロインがいたようですね。三角関係も王道なので結果オーライなのでござんす。
自作自演?ニセ翔に騙されるな!(後編)

前回で意気込んだものの翔はどうするか思い悩んでいた。
「くそぉ…、どうすればいいんだ?」
思い悩みながら歩いていると「キャッ」と誰かにぶつかってしまった。
「いてて…、あ、すみません… あっ…」
偶然ぶつかったのは同じクラスで委員長をつとめるさをりだった。翔はさをりがどちらかというと苦手だった。
「あら、貴方は…、火尾君じゃないですの。貴方自作自演とかだって騒がれてるみたいですね?」
「あ、ああ…」
「それでどうするの? 言い訳を載せるつもりじゃないわよね?」
図星だった。
自分の本音を書けばそれにみんな賛同してくれる、なんて思っていた。
「図星みたいね*1。貴方ね、ブログやってればそんなのいくらでもあるのよ。それに負けないブログへの愛、メッセージを書くの! それがブログ魂なのよ!」
「ブログ魂…!! サンキュ、委員長!!*2
なにか雷に打たれたように翔は走っていく。それを見つめてさをりはフーッと息をはいた。


ブログを更新している風景。大げさに雷などがバックに
(そうだ…、大切なのはブログへの愛じゃないか! 俺はブログ道を忘れていたようだぜ!!)
「うおおおおおー!! いっけー! ブログシュート!!」


そしてその文を読んだ周りの反応が描かれる。
「これは…!!」
「へ〜」
「そうなんだぁ」
その表情には未知への期待がこめられていた。次々とトラックバックが送られてくる。
それを見て翔はニヤリとする。
「やっぱ魂と愛がなくちゃブログじゃねぇーぜぃ!!」


実は自作自演?という疑いをかけていた一人は人気ブログの運営者の一人だった。
「ふっふっふ…、翔め… さぁて、言い訳でも載せて評判を落としてるかな…?」
翔のぺージを見ていく。しかし…
「く、くそ… いつもどおりじゃないか… お、面白い…」
「凄いトラックバックの量だ…」
「ゥあああああああああああああああああー!!」
ここでパソコンの画面が光り翔の声で必殺技の叫ぶ声が聞こえる「トラックバックインスパイアー!!&ブログスピリッツターボ!!」
(説明しよう! トラックバックインスパイアとは!! トラックバックに込められた愛のメッセージで悪の力を消し去る効果があるのだ!!)
(そしてブログスピリッツターボとは!! 翔のブログへのスピリッツが熱く見る人の心を揺さぶるのだ!!)
「翔君、僕はブログというものを忘れていたようだ… ありがとう…」


「おっと、メールだ…。いつもの人だ…」
(ブログいつも見ています。貴方の文章で私は励まされています、これからも頑張ってください。)
「…、嬉しいな。一体誰なんだろう、この人は。頑張るぜ、ブログシュート!!」


ここでエンディングテーマ。
〜夢を忘れないで 虹がほら見えるでしょ
 ダメになりそうな時も 貴方の笑顔が私の宝物
 そして時がゆっくりと 優しい時間に包まれて
 そして時がゆっくりと 嬉しい時間に包まれて
 晴れた午後にはまったりと 楽しい時間を探しに行こう
 

アホです。イェイ!

*1:エリカが少し幼いので知的なキャラをアピール。

*2:ここで肩に両手をのせる。少し顔が赤くなり動揺しているのが翔へのフラグになる。