日々839 『井上雄彦 最後のマンガ展 in 芸術の森美術館 レポート』

上野の『芸術の森美術館』に「井上雄彦 最後のマンガ展」に行って来ました。コミックスは買ってませんが井上雄彦の作品は昔から好きなのです。
私の世代と少し上の世代なんかはスラムダンクど真ん中、ジャンプの一番面白い(と、私は勝手に思ってるんですが)時代の世代だと思うのです。

上野駅を降りての空間はなんだかのどかでいいですよね、今日は雨で人も殆どいませんでしたが。生活してる人もいず。
週末の前売りも殆ど売り切れてて、平日もそれなりに混んでいるそうなので平日の夜のナイトチケットで行って来ました(少し割高)
二時間しかないので「時間短いんかなぁ」と思いましたが、それほど混雑してない事もあって快適に1時間ほどで全部見られました(早い人なら15分くらいで見れそう)


予備知識を殆ど入れないで行ったのですが(意識的にネタバレは見ないようにしてました)「宮本武蔵の死」を描くのが全体的のテーマで全編書き下ろし。
等身大以上の紙に直接書いてるのもありました。で「生原稿展示もあんのかな」と思ってたんですけど、それはありませんでしたね。
筆の墨絵で描かれた絵は迫力ありました。ここまでやれる漫画家はいないんじゃないかな。漫画家という域を越えて芸術作品の域に達してると思いますけど。
いつまでもマンガの土俵にいつづけて欲しいものですけどね、あんまりアーティステックになりすぎないでほしい。


本編で完結してないのに「死を描く」というのはどうなのか、と思いましたが見ていたらスラムダンクの最終回を思い出しましたよ。
ひょっとしたら桜木花道はあそこで選手生命に関わる怪我なんではないか、もうバスケできないんじゃないか、ということ。
それで未来の話を書く、というのは最新刊のバカボンドの「武蔵が立つことすらできない」という状況に被りますよね。


なんにしても見に行って凄い良かった。興味がある方は是非行ってみるといいと思うのです。損したな、と思うことはないでしょう、これは!
目録と制作風景が上下巻になってますが、当日の朝まで描いてたそうで下巻は後日通信販売だそうです、ふご。
若いお客さん多かったですけど、殆どの人が目録というのか、パンフレット、というのか買ってませんでしたね。勿体無いですよ。
私はDVD買ってTシャツまで買ったので少々買いすぎた気がしますが。まぁ、こういうときに金は使ってなんぼですよ。うん。


話変わりますけど、F1カナダGPは面白かったなー。バリチェロ好きにはたまらんかったねー、一時期でもトップいましたもん。
体調不良の割には頑張ってましたしね、あのグリップのミスがなければあと一つぐらい順位上にいられたかなぁ…。
とはいえハミルトンに助けられたとはいえ二戦連続のポイントは大きい。あとはバトンじゃなくて琢磨なら、とか思ってみたり。


全体もクビサ優勝で面白くなってきましたね。セカンドドライバーのハイドフェルド(ん?)もワンツーフィニッシュで良い調子。
しっかし、クルサードはおいしい所持ってくよなー…、まさか表彰台持ってくとはねぇ。昔からこういうとこありますけど。
アロンソの攻めの姿勢は好きだけどそれで棒に振るのが多いのが勿体無いと思う。そういえばFポンの松田も凄いなぁ、と思う今日この頃。去年優勝できなかったのか信じられん活躍ぶり!