日々900 『レポート パコと魔法の絵本』

900です。


時間があり、そういえば映画の日だな、と思ったのが吉日『パコと魔法の絵本』を見に行こうと思い、映画館へ。で、『アイアンマン』を見ました。
残り座席を見たら都民の日もあってか人が多かったので、どちらかといえば空いてたアイアンマンを見ようと心変わりしまして。
前回ダークナイトで骨太のアメリカ映画見たんで、同じく漫画原作の作品で損はしないかな、と思った感じです。


私は映画館のポテトが好きでして。TOHO系の映画に行った時は必ずポテトを食べます、めっちゃうまいですね。しかしええポテト。
肝心のアイアンマンはというと面白い。序盤から最後まで予想外の事がなにも起きないのが残念。全て予想の範疇の出来事しか起きない。
黒幕が父親の同僚であり、支えてくれた人だけどもっと親しいとか、支えてくれた描写がないとあまり意外性もないのが残念。ひたすら小物。
むしろ元々敵だった禿の人の方が極悪非道を尽くした、という感じの人だし、技術不足の問題はあるけど燃えた戦いが出来たんじゃないか。


ネタバレだらけですけど、最後の一騎打ちもスーツをを開いたまま、というのが不満だし、主人公が爆発を上手く避けて助かったて危機感が足りない。
戦闘以外の所も、もっとハラハラさせて欲しかった。ヒロインへの黒幕の追求も「もっと追えよ!」「襲えよ!」と思わされてしまう。描写が淡泊すぎ。
せめて黒幕一人だけでなく、企業と軍全員で追いつめていく描写ならもっとハラハラして見れたんじゃないですかねぇ…。主人公がのうのうと活動しすぎ。


後、主人公の「こんな遊び人がヒーロー!?」という設定なのに、前半少し出てくるだけで遊び心が全然足りない。拉致後は殆ど真面目なのも残念。
全体的に描写不足の感は否めないんですよ。アイアンマンは最強のヒーローなんだからもっとバトルをしても良かったと思いますし。空中戦もないのが不満。
面白い、けど傑作にはなりえなかったと思いました。ストレスはないけど、満足感もない。そういう意味で非常に残念な作品でした。☆三つ!!
(原作は未読ですし、どの程度オリジナルなのかも知りませんので。あしからず)