日々911 『レポート ボクらのミライへ逆回転』

ほたるゲンジM-1二回戦落ちたそうで。間違いなく二回戦で落ちるネタをするコンビじゃないし、ネタも面白いと思うんですけど。
事務所力の差で落とされてるとしか思えないんですがね。じっくり見た方が面白いけど、2回戦で落ちるネタをするコンビとは思えない…。


映画の日なんで『僕らのミライへ逆回転』(なんだこの邦題)を見ました。地元では面白いのが特になかったので(WANTEDも終わってた)少し遠征。
単館映画館も良いんですけど、TOHOシネマのフライドポテトが美味くて仕方がないのでそれを食べながら映画を見るのが好きなんですよね。
食べ物が充実してる映画館て好きです、ポップコーンしかないんだもんなぁ…。それでもいいんですけどね。メインは映画ですし。


映画なんですけど、「VHSのレンタルビデオが消えたので、撮り直してそれがヒット」というのが内容ですが、正直微妙な部分も多し。
間が微妙なんですよね。笑わせようとしてるシーンの中で、間延びしてるというか。初めのゴーストバスターズのパロディが一番面白かったですね。
ファッツ・ウォーラーに拘る理由」「ビデオ店に拘る理由」「著作権違反は?」とか色々説明不足だったり、ヒロインがとにかく中途半端だったり不満も多し。
ヒロインが状況を説明されないで理解したり、物わかりが妙に良かったり…。ファッツ・ウォーラーが説明不足だから最後のシーンも感情移入しにくい。
マイクとの恋愛も中途半端だし、なんのためのシーンだったのかしら。ジャック・ブラックも後半に進むにつれ普通の兄ちゃんになって存在感薄いし。
(反対してたのに、店長もいつのまにか同調してるし。映画をリメイクしていくシーンも箇条書きだし、勿体なかった。でもロボコップは笑ったなぁ…)


面白いんだけど、イマイチな場面が多かった。それでも最後のシーンはジーンときたけど。全体的にご都合主義が多いんで、その辺は…。
誰が主人公なのか最後になってブレてしまったのが残念。二人を中心に添えて、考えや葛藤、感情をもっと丁寧に描いて欲しかったです。
ファッツ・ウォーラーの伏線とか随所に挟んでるのに、全然生かされてないんですもの。結局何がしたかったの、という感が否めませんねぇ。
甘甘で★★★☆☆ですかね。2.5ぐらいかも。とにかく「説明不足」につきる映画だと思います。面白いけど。制作費抑えてよくやったけど。
そういう細かいところはまったく気にならない映画好きにはとてもお薦めな映画。暇なら観ても損はないかと思います。