日々913 『4コマ漫画のはなし』

結構前の話になりますが、まんがライフMOMOでのカラスヤサトシの連載で「4コマ王子」小坂俊史と勝負をする回が2話連続で行われた。
設定を決められ即興で漫画のキャラやストーリーを考えるのだが、見事な王子の設定に対しカラスヤ先生のは「連載できるのか」と言われてしまう。
連載しにくいキャラを押し出した漫画、そこで思ったのがむっく先生の漫画だ。どの漫画も「突拍子もないキャラ」を使った漫画が特徴だ。
設定がとんでもない漫画は読み切りや単発では面白いが、長期連載にはしにくい。キャラ漫画として代表的なむっく先生はだから長期連載が少ないのではないかなー。


4コマ漫画は特にキャラの個性が求められるが(最近はね。無個性のネタ勝負もありますが)その行き過ぎは連載しにくい。限界がくる。
小坂先生はキャラ以上にあり得ない設定で勝負するタイプで太く短くだ。キャラが少ない、ハルコとかは永遠に続けられますけど。
ある種、「ひがわり娘」なんてのは設定・キャラ漫画の究極で毎回設定を変えて勝負するのだから、オムニバスを越えたオムニバス漫画。
むっく先生がある程度スタンダードな漫画を書いてみたらどうなのかな、と思いますけどそれは両立しないのかしら。