日々964 『レポート ユニコーン 蘇る勤労2009』

茨城県民センターに2時間かけて行って来ました。久々に力入れてレポートを書きました。完結です!!


・パンフレット
・赤Tee
・エコバック


を購入しました。物販だけで階段2階分並ぶ羽目になりましたよ。SOLDOUTも結構ありましたね、ジャンパーとか残ってるのに。
奇跡的に一枚取れたため、青春18きっぷの余りを使って茨城に遠征。常磐線で1本ですが1時間半以上かかるという不便具合。
このチケットもヤフオクでは相当な値段で出ていたようで…。今回のチケット狂奏曲はすさまじいものがありますね。私の周りも連敗続き。


指定席だというのに長蛇の列。開場前に物販のために並んでいるようです、会場の外で茨城は売らないんですね。
それでも、ライブハウスでもホールでもここまで列を作るライブはここ最近見たことがなかったので熱狂具合が伝わってきます。
ライブ前の物販でこんなに並んだのも久々でした。に、しても客の年齢層が比較的高し! 当時のファンなのだろうな、と思いつつ。


私の席は7列目でしたけど、会場全体が傾いているため(後ろも見やすいよう)微妙に立ちづらい。少し立てば慣れましたけど。
会場も熱気ムンムン、もう歓迎ムードが凄い。開演前にブザーが鳴って注意が入る時に客が総立ちで拍手喝采するライブなんて見たことない。
殆ど時間通りにライブスタート。物販販売はさすがに時間で打ち切ったのだろうか? 私が買った時点で20分くらいでしたし。
拍手で相変わらず歓迎ムードがいっぱい。始まると、全員総立ち(私もここで立つ)幕の向こうで演奏がスタートするのでした

01. ひまわり
02. スカイハイ
始まった瞬間は幕で姿は見えないがユニコーンが存在しているのを感じる。観客の熱狂具合が凄いので、この二曲はどこか落ち着かない。
どちらかといえばアップテンポな曲以外は「どうやって楽しめばいいんだろう?」って雰囲気も少し漂ってましたね。演奏を楽しめば良いんですけど。



03. おかしな二人
聞かせる演奏曲が続いたと思いきやその矢先にこれですよ! しかも民生がハンドマイクときたもんだ。生で見るのは初めてかも。
もうこれには私も大興奮。この後何度も感じるのだけど「すげぇ、民生が○○歌ってる!」「生で聞いてるんだ」という感動がある。
川西さんのドラムが凄いパワーあるんだよね。色んなドラマーさん見てきたけど、ひょっとしたら一番好きかもしれません。
もう「おかしな二人」はとうぜんながら凄いカッコいい。この曲がここで来た事がこのライブがなんでもありって教えてくれましたね。


MC
テッシーの茨城話。前日入りで来て、16年前は電車に乗り遅れて車で急いで来たので今回マルイがあるとか前回は記憶になかったので都会だと驚いたそうです。
橋に行った話をしてましたがあまりメジャーでない(地元民も少ない?)のか反応が薄い。後は公園で寝ていたそうです。民生がイジりまくり。
EBIが収支ニコニコしていてなんか楽しそうです。民生自分が話さないから楽そうだったなぁ、話を途中で終わらせまくる。


04. ボルボレロ
05. ペケペケ
そのMCを挟んでEBIゾーン。ボルボレロはEBIがフル回転で普通に聞かせる曲なので大分クールダウン。ええ曲です。
そして「ペケペケ」あのイントロが来た瞬間ったら! 民生の所でビジョンに「明日」って出るしスタッフも分かってるよなぁ。
おかしな二人」といい初期の強力すぎるナンバーを立て続けに投入されてキツい! 三回目の明日の前の演奏が凄い好きです。


06. 素浪人ファーストアウト
ここでビジョンに江戸屋敷の地図とヒゲとボインのPVのような侍写真(若い頃)が登場! 全体的にビジョンがカッコいいんですよね。


07. オッサンマーチ
ここでテッシーボーカル。間にMCを挟んだかな、ここでも映像で歌詞の文字「ハッピー」などバンバン登場。イサムはおっさんでは昔の顔写真も!
この曲は普通にテンション上がるし、アルバム曲じゃ屈指の出来ですよね。阿部どんのキーボードに手島ショーもあって非常に楽しい曲。


08. キミトデカケタ
09. ロック幸せ
ここから川西ショー。キミトデカケタは映像が凄まじい! ドッド絵の川西くんが暴れ回る地獄絵図のような光景が繰り広げられる。
マリオの音をサンプリングしてテッシーを叩くとコインが出たり最も悪ノリしてましたね。50歳とは思えないですね、川西くんを見てると。
ロック幸せの途中では一瞬「君たちは天使」のイントロでのEBIの声の場面も。そのままロック幸せの「明日の事は〜」と歌うので拍子抜け。
さすがにヘルメットは被らないですけど、下手に上手に動き回る姿に体力あるなぁ、と。でも声は結構潰れてた気がしました。


10. AUTUMN LEAVES
椅子を持ち込んで奇妙な空間。このライブで一番「どうしたらいいのか?」というホラーな感じ。終わっても拍手がなかなか鳴らず。


11. デーゲーム
大体の曲で興奮して飛び回ってるから聞かせる曲でどうすればいいか困る、会場が寒くて冷えるんですよね。ライブでこの曲を聴ける日が来るとはなー。


12. 最後の日
この曲はアルバムでかなり好きな曲なのでテンションアップ。「アイラビュー!」
またタイプが違うけど、民生とユニコーンのライブの違いは圧倒的に盛り上げるショー的曲の数の差にあると思います。
民生のライブも楽しいし、聞かせる曲は多いんだけど明らかにテンションが上がる、という曲は少ないんですよね。顕著に思います。


13. PTA〜光のネットワーク〜
これが凄まじい。「まさかこの曲を?」の代表格でしょ、民生がヘッドセットマイクつけて歌う曲、しかもこのTMパロディを歌うとは!
それ以上に途中から繰り出されるEBI&川西のラップが衝撃的! 私の席は横側だったので川西くんがグッズを投げて大パニック。もっと横だったらなー。
ここは川西さんを見ればいいのか、映像を見ればいいのか、誰を見たらいいのかパニック。もう一回見たいなぁ、カッコよすぎですよ。青パーカー二人。


14. WAO!
PTAの最後にライトセーバーを持った阿部どんがパーカー二人を斬って第一部完、という感じで第二部的にWAO!がスタート。
どうしても再結成してからテッシーに目がいってしまう。WAOのライトハンドはもはや見とれてしまうね。カッコいいぜ、テッシー。


15. BLACKTIGER
犬声を堪能。「常磐道〜」って歌ってましたね、細かい! これは映像がボカしたハイウェイの映像でカッコよかです。


16. R&R IS NO DEAD
17. サラウンド
何度か書いてきましたけど、こういう重いヘビーロックは本人達は好きなのだろうけど観客はどう楽しめばいいか困ってますよね。
バカな曲からドシリアスな曲まで全てをこなすのがユニコーンの魅力でもあるんですけどね。R&Rは阿部どんの真骨頂という感じですな。


18. 大迷惑
と、ちょっとダレてた所でこれ。その前にグダグダなMCがあってテッシーが「さぁ体操の時間です」をカミカミで言って民生に止められる。
その後「なんだって?」と言われて「体を動かす時間です」と言ってイントロで大迷惑が鳴り響く。もはや反則技で嫌でも盛り上がりますね。
この曲も生で聴ける日が来るとは、ですよね。今までもユニコーン再結成の日まで一度も歌ってこなかったんじゃないでしょうか。
民生の声も年をとったな、と感じますけど「西も東も!」で上がる所や観客に歌わす所も変わってない。当時に見たかったなぁ…。


19. ヒゲとボイン
20. 車も電話もないけれど
この選曲は嬉しい。ネギちゃんもこの曲良いって言ってたなぁ、とか色々な事を思い出して感慨深くなりました。
車も電話も〜の歌詞は本当に素晴らしい。こういう曲は一度もその後書いてないんじゃないでしょうか。「そこらの枯れ木に花が咲いた」泣けます。
音だけじゃなくて、歌詞も素晴らしいバンドだったよなぁ、と改めて思うわけですよ。後期の名曲二曲続けてでもうお腹いっぱい。


21. HELLO
第一部フィナーレ。この曲が最後なのは予想してたので特に驚きはなし。この曲は一種のレクイエムだと思ってます。悲しくなるね。


EN-1
01. 人生は上々だ〜CSA(SMA)
アンコールではツナギ姿から全員がPVの東京オリンピック姿になって始まりました。この時点ですでに2時間20分以上やってます。
そして、ここからはおとなしいと思ってた阿部どんがメインで始まる「阿部SHOW」正しくは横山やすしSHOW。怒るでしかし!
「怒るでしかし!」のリズムでドラムを三三七拍子で叩いたりとよく分からないノリでやりたい放題、阿部どん全開でしたね。
この辺からは完全に後ろの三人は座って休憩モード。オチの「チャンチャン」のSEの後、横山やすしポーズ(ロバートデニーロに見えるけど)


そして人生は上々だを民生と歌い上げて、途中からはSMAに移籍したという事でCSAをSMAの住所で歌おうという事になる。ビジョンに住所を映す。
(その前に、CSAを知ってるか、ということで「つわものどもに〜」と歌い出すが「デーモン木暮みたいじゃね?」と言うので中断w)
…が、そこで映し出されたのは阿部がツアーで撮っている写真で作られたスライドショー。試しにストップすると食ってるテッシーで場内爆笑。
その後、二度ストップさせても白目でおにぎりを頬張るテッシー、そばのエビを食べるテッシーと手島SHOWが繰り広げられ場内爆笑続きでしたw


そして最後は阿部が寝転がってIの字を作り「これは茨城の愛だ!」と言ってました。阿部は当時よりアカ抜けたけどなんも変わってないのが嬉しい。
途中でダーハラが横を通って下から見てるので何をしてるのかと思ったら、その後阿部が飛び降りたのでそのガードをしてましたw


EN-2
01. すばらしい日々
ラストナンバーは当然この曲。セットリスト違いは「開店休業」のようで、そっちもいいけどやっぱりこの曲が最後がしっくりくる。
あの頃と違うのは川西さんがドラムであること。そしてビジョンには5人が並んでいる姿が映っていること。なんて素敵なんだろう。
こんなに悲しい歌なのに、なんだか暖かい歌に聞こえる不思議。メンバーが誰も欠けずにパワーを増して再結成。民生一人のすばらしい日々とは違う高揚感を感じた。

そしてギリギリの電車に乗り込んで帰りました。余韻もなんもない! いやぁ、凄い楽しかった。こんなに楽しいライブは久しぶりでした。
おっさん達が3時間もライブをやるタフさに感激。何回かまだ行きたいけどチケットがありません。ギャース!