漫画な話132 『シャーマンキング、真・完結』

シャーマンキング 完全版 27 (ジャンプコミックス)

シャーマンキング 完全版 27 (ジャンプコミックス)

あのみかんから数年、完全版27巻で多数のカラー4Pに渡る毎回のキャラクターなどの紹介、書き下ろし、書き直し…。
(購入してない人は表紙書き下ろしと完結編を書き足し程度に考えてる人がいるだろうが、その比ではない量の書き下ろしをしている)
おそらく最高量の完全版としての作業を終えてついに完結。ファンブックで書き下ろしがあるようですが、『シャーマンキング』はこれで終わり。

25巻…本誌では描かれなかったラキストVSマルコの変態対決を描く。
26巻…蜜柑以降の「グッドモーニング ムー大陸」からホロホロの過去など、以降の十祭師戦を収録。
27巻…残す十祭師戦からの真完結編。後日談の最終廻まで書き下ろしで収録。

ページ足りるのか、と騒がれていましたが終わってみれば「最高だ!」と呼べる最終回までの書き下ろしだったんじゃないでしょうか。
終わってから改めて分かる事があります。「マンキンはやっぱり面白い!」「ロリショタ上等!」という事ですね。特に後者。
この状況で出せた事は今の最終回までを読めたからこそ言える事ですが、絵も余裕ある状態に戻って読めたのは最高だったと思います。


最終バトルはどうなるのかと思いきや、過去のキャラクターがオールスターで登場と若干封神演義を思い出す戦いでしたね。
五大精霊の活躍も見れましたし、乙破千代の再登場、そしてハオの母親。全てを消化してくれる、見たい物全てを見せてくれましたな。
ハオが救われた、というのが一番この物語の救いなんじゃないでしょうか。ハオ以外は若干勢いで誤魔化されてる気もしますが。
ジャンプでここまでしっかりとした大団円が連載されたのは少ない気がしますので、完結編で良かったのかな、と改めて。


個人的には竜が好きでしたので「お前らがベストプレイス」ヤマタノオロチ号再登場、と最終戦までの参加は非常に嬉しかったですね。
竜ってほんとカッコいいよなぁ、と思うわけですよ。素人から一流の退魔師まで上り詰めて夢を実現した、というのは本当にカッコいい。
武井も他のキャラに劣らず愛したキャラクターだよなぁ、と思います。未来も花組、たまお、セイラーミュに囲まれ…変態面は健在なのか謎ですが。


一部で論議を巻き起こしている「連の嫁は聖母メイデンですか問題」はそれ程興味ありません。絶対「蓮 メイデン 結婚」で検索してくる人いるね。
もう全話の感想書いてもいいぐらいの中身ですね、書くかも。ひとまず、武井先生お疲れ様でしたと、締めくくりたいです。