日々972 『レポート ウォッチメンを見た!』

ウォッチメン』を観て来ました。元々はアメリカのコミックスが原作で色々と予備情報は入れましたが観ると聞くじゃ全然違うね。
あまり宣伝されてませんけど、その宣伝のされ方も本格的なミステリーなのでいきなりコスプレヒーローが出てきたので驚いた人もいそう。

ヒーロー(バットマンのような)が存在する世界。この世界ではウォーターゲート事件も起きずニクソン政権が続いている。
それにはウォッチメンと呼ばれるヒーローが関与していた。ヒーローが規制され、数年が過ぎ一人のヒーローが殺される事件が起きて…。

非常に面白い映画でした、主人公(なのかな)のロールシャッハがとにかくカッコよろしい。刑務所のシーンもカッコいいんだよね。
アクションが随所に挟まれますけど、それが非常にカッコイイ。音も迫力あって映画館で観るかいがあるというものです。


あとレイプとかセックスとか結構エグいシーン多し。ヒーローで男性機能を取り戻す、という場面でマシンに火を吐かせて射精を想像させるのはやりすぎw
U-15の名に恥じない描写ではありますけど。全裸でヒーロースーツの前に立っている人ってどうよ。そいや、ヒーローが強い理由も分からなかったなぁ…。


十分面白いんですけど、「終盤、Dr.マンハッタンはなんで納得したの?」「コメディアンは何をどう気づいたの?」とか唸っちゃう場面も。
オジマンディアスが正義ではないけど、ロールシャッハ達も世界を救えないから最後が曖昧。もはや「コメディアンを殺したのは誰?」の領域を離れちゃうんですよね。
オチのオチなんで書きませんが、最後の展開は凄い好きなんですけど。一応、ロールシャッハが最後に救われる要素もありますし。
と、細かい所で観ていて分かりづらかったり、説明が足りないと理解に苦しむ場面も。オジマンディアスの描写の少なさも気になります。


その辺は原作読めって事ですか。むしろ原作が凄いらしいから早く読んでみたいですね。一粒で二度おいしいという奴ですか。
あー、原作読んでもう一回観たいです。今年の私的映画ランキングでは『ヘル・ボーイ』を望んでトップに立ちました。『ダークナイト』より好きかも。
ウォッチメンの一つの要素である「時計」も効果的に出てましたしね。もう一回観たいもんです、ともう一度書いて締め。


あと映画館に置いてあったシネマウォーカーだかのウォッチメン小冊子はいい加減すぎ。Dr,マンハッタン、別に姿隠してないし。