日々992 『アナタボシ』

ブランニューピース(DVD付初回限定盤)

ブランニューピース(DVD付初回限定盤)

アルバムとしては『遠距離恋愛は続いた!』以来2年ぶりでしょうか。一度の活動休止を挟んでいるのを思うとワタナベイビー小宮山雄飛のバランスが崩れる事を危惧しますが。
今回のアルバムはベイビー曲は4曲、ユウヒ曲は8曲です。バランスが崩れてるかというと、そのユウヒ曲のうち2曲はベイビーがボーカルを取ってるのでバランスの崩れは感じず。
ニューピース、フラット、と活動休止以降のユウヒは「ベイビーをプロデュース(遊ぶ)」と言ってましたが、それが体現された形です。その二人の融合が素晴らしいアルバム。
ユウヒ曲は散文口調の歌詞が多いのが気になるが『HI POWER』『LOW POWER』の流れなどはロックでありポップである、ホフディランの真骨頂という感じで素晴らしい。
ベイビーの力も全然落ちてなくて『恋はハチャメチャ』『恋カモン!』の恋2曲は前のアルバムを上回る「ベイビーしか書けないハッピーソング」を表現している。
どうしてもリリース的には伸びないホフディランですけど、是非聞いて貰いたいアルバム。


CHRONICLE(DVD付)

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1stから買い続けているフジファブリックなんですが、今作はちょっと様子が違います。表現しづらいですが、今までの「馴染む」感じではないのは確か。
どんなに壊れてても、旅情的でも「フジファブリックらしさ」に溢れていて聞きやすかったのだけど、今回は何処を見ても賛否両論のよう。私も両論な感じですし。
悪くはないですし、『バウムクーヘン』『エイプリル』『Clocl』『ないものねだり』など良曲も多いですが、なにか物足りなさが残る。唯一無比のフジな感じが薄い。
無性に過去のアルバムが聞きたくなります。『TEENAGER』とか聞くと「あー、やっぱええわ」と思ってしまう自分が負けた気分になりますが。にゃーん。