日々1003 『レポート ターミネーター4』

予告した通りターミネーター4のレポを。
カップル多め、対して作品には思い入れない感じの。「ルーキーズとターミネーターどっち見る?」みたいな感じの。中には往年のファンみたいな老夫婦もいましたが。
子供連れもいたけど、この映画観てもちびっ子にはなんにも残らないだろうなぁ。ストーリーは難解だし。機械とか夢に出てくるんじゃないかなー。

簡単なあらすじ。審判の日が起きてから15年の世界。抵抗軍として戦うジョン・コナーの前にマーカスというサイボーグが現れる。マーカスはカイル・リースと出会っていて、カイルはスカイネットに捕らえられたという。
ジョンは迷うが機械であるマーカスを潜入させる。ジョンは潜入に成功するが実はマーカスはサイバーダイン社に改造された潜入用だった。束縛から逃れマーカスはジョンを助ける。
が、ジョンの心臓はダメージを受けていた。マーカスはジョンのために心臓を提供するのだった。

まぁ、良くも悪くもターミネーターという感想。物語的に「決定事項」をテーマにしているので、マーカスの存在は良かった。ただ束縛から逃れてもリスクが何もないのが拍子抜け。
「無駄に長い追いかけっこ」「すぐフラフラになるジョン・コナー」「戦闘は予定調和に進めていく」という悪しき過去の遺産もバッチリ投影されております。おいおい。
クライマックスに繋げるための予定調和のような展開が続くため若干盛り上がりに欠ける。マーカスを抵抗軍が捕らえた所なんて「早くしろよジョン」とみんな思った事でしょう。


酷評はしたがつまらないか、と言われるとそうでもない。それでも面白いと思って飽きずに見られるのは『ターミネーター』のブランド力と予定調和の心地よさ。
アクションも多めだし、マーカス、ジョンと男臭い二人は見ていて魅力的。特にジョンが音楽をかけてバイクを奪うシーンなどは凄い興奮する。ターミネーター戦はダレるけど。
ターミネーターだけじゃなくて、機械との戦いはダレ気味。モーターバイクはカッコ良かったけど、他はイマイチ。デカいのはなんだ、トランスフォーマーかってんだよ。
はじめ「T-800」の映像を見たときにジョンは言葉を失うけど、後にCGでシュワルツネッガーことシュワちゃんが登場した時にもっとリアクションをして欲しかった。
わざわざ出すんだからもっとファンにサービスくれよ。「お前が相手か…」とか「お前は知っている」とか言ってくれよ。ジョンは全体だとイマイチ。5に期待かな。
別にシグナルも捕虜を助けたいだけで見破ったわけじゃないもんな。まぁ、ついに司令部も吹っ飛んでジョン・コナーが中心になるようだし、カイルとも出会うし楽しみ。


ターミネーター』は悪い部分も目立つ作品なのでそれ程期待はしてませんでしたが。見た後何も残らない作品ではありましたけど、普通に面白くはありましたよ。お薦めは別に。