日々1087 『ももせたまみに感じるマンネリズム』

ももいろスウィーティー 4 (ジェッツコミックス)

ももいろスウィーティー 4 (ジェッツコミックス)

ももせたまみ衛藤ヒロユキと同じであると思う。二人に共通するのは「毒がなくなり、絵が安定してしまった」事。ももせたまみは落ち着きすぎてしまった。
どうしても前作「ももいろシスターズ」の続編的意味合いの「ももいろスウィーティー」は甘甘すぎて物足りない。下ネタが抜けてただ可愛いだけなんですよね。
「ももいろ」「スウィーティー」にした時点で「下ネタをやらない」という宣言だったのか。なら女子高生で子供産んでるとか、人妻に高校生の彼氏がいるとか危険球投げるのは何故なのか。
今のももせ漫画は物足りないんですよね、はっきりいって物足りない!! と、いうことでライトエッチな漫画を書いてくれないかなぁ、と思います。『せんせいのおじかん』と同じような漫画に『GoodMorningティーチャー』がありますが、グッティは卒業というゴールに向けてキャラの成長や進展が見られます。
それに比べ『せんせいのおじかん』のタチが悪いのはまったく進展も畳む気もないんですよね。4コマとしては永遠の時間こそが正しいのかもしれないけど。
看板作品ですし、今のままシュチエーションコメディとして延々続いていくんでしょうね。月刊雑誌で連載されるような4コマの寿命は4巻くらいだよなーと勝手に思ってます。
ストーリーとか、キャラクターの成長がないとマンネリ化していくだけで読み応えがない。まぁ、一部のファミリー系とか『OL進化論』等は「進展しない美学」がありますけど。
ストーリー4コマを考えると、その中で小池田マヤの存在は大きいなぁ、と改めて気づかされます。ユリイカ小池田マヤに関する文章を読んだ記憶はあるけど、もっと論じられて良いと思う。