近況。アロハシャツブームがきてます。
今回はTYPE-MOONファン必読（読んで怒ろう！）『コハエース』をご紹介。題材は久々に4コマじゃないです。非4コマをテーマに更新するのは『しばちゅうさん』以来でしょうか（エッセイ特集を除く）。
「買ってあげて」武内崇
「ある意味奇跡」奈須きのこ
「コンプティーク」連載中のタイプムーン10周年記念漫画が、読者の熱い声援に強いられてついに単行本化。その驚きの白さと驚愕の内容に、タイプムーンファンは己を試される一冊。
「こりゃ面白いけど単行本化はないだろ！」と思われたコンプエース掲載の楽屋オチ漫画が単行本化。コンセプトは"『月姫』の琥珀と秋葉がタイムスリップをし型月の歴史を辿る"という名目で主に青セイバー、奈須きのこ、さくらをディスっていくという内容なっています。コハクさんマジパネェっす！！
TYPE-MOONフェスなんて大イベントをやる裏で、「あーあー、そうそう。型月ってこんなんだよな。」「ああ、セイバーさんって残念だよね。」「バゼットさんって残念だよね。」「まほよって例によって延期したよね。」と誰もがあえて目をつぶってる黒歴史的な部分、誰もが思っているツッコミを堂々と指摘する素敵な内容になっています。
しかし、公式という名目で磨伸映一郎先生とFate世界にキン肉マンを持ち込むお方といい、型月周辺にはどうしてこう素敵な人材が集まってるのかしら。この漫画は公認ですけど。さすがに琥珀さんがセガ信者とか公式設定にされても困ります。いや、ま、琥珀さんだからなんでもありですけど。
「ヤフオクでレイディアンドシルバーガンを競り負けたコハクちゃん」とか「21世紀に残したいハードはセガサターン」とかやりすぎです経験値さん。そして驚きの白さです。秋葉様の髪の毛にベタを塗ってください。とか、色々つっこみどころ満載。経験値さんお得意の勢いギャグが満載で非常に楽しい内容になってます。
ここが酷いよコハエース
まぁ、全部酷いんですけど。酷くない部分のほうが少ないんですけど。青セイバーさんのダメっぷりへのツッコミは特に。
「弓塚さんのシナリオカットされてるじゃないすか」
「どうしてこうなった！」
さっちん、マジさっちん。
「実は私もFateははずすと思ってました」
公認でこの台詞。
「ぶっちゃけ2005年あたりから型月から新しいゲームがなんもでてないっつーか」
「暗黒の21世紀！？」
ノベルゲーは出てないという。うぉぉん。
「まぁ私はファントムオブインフェルノの頃からウロブチの才能に気づいていましたけどね」
「これはめんどくさいファン」
あるある。
「ヒロインであるさくらのことも忘れないでくださいね」
「ヒロイン…？」
「ファンディスクでさくら大人気と思ってたころが私にもありました」
さくらマジさくら。
「まほよみたいに延期してたらどうしましょう」
「まほよを延期の代名詞みたいに言うな」
あるある。
「きのこ投げハメで泣かしてぇ！」
「きのこに言えよ！」
「きのこ仕事してぇぇ！」
「ゲームする暇があるならリメイクしてください！」「きのこだって人間なのよ！」
きのこディスリ集。
間違いなく型月をかじった人なら面白い漫画です。ギャグとディスリの狭間で、リアルな当時の型月への印象を感じ取ることができます。ファンディスクのボリュームが死人が出るレベルとかね。月姫のリメイクいつ出るんだよ、とか現在進行形で何年も思ってるところとかね。きのこ、きのこ、働けきのこ。
こう、マイナーからメジャー媒体にきて、昔から今まで追い続けさせてくれるメーカーさんって少ないじゃないですか。月姫、Fate、メルブラ、まほよと過去の財産とリメイク的新作で生き残ってる型月だからこそ愛があるイジりが出来るっていう部分もありますし。さぁ、2巻が楽しみだなー！ 今世紀中に出るかなー！ 月姫のリメイクは今世紀中にできるかなー！！ 楽しみだなー。
メルブラは永遠に続くコンテンツ。早くさっちんを主人公にしてください。
