日々503 『文化祭準備のお休み!』

予定があったのですが、それが潰れてしまったので映画を見てきましたよ。テリー・ギリアム監督の『ブラザーズ・グリム』を見てきました。
なんで見たかといえばラジオで伊集院光がインタビューしてて記憶に残ったのが強いですかね。
久々に一人鑑賞。ライブにしても自分が本気で勧められるものならともかく、予備知識ないからガッカリされても嫌だしねぇ。
平日で空いてるから見たいってのもあったけど。上野の映画館って久々(6年ぶりぐらいに)行ったのですが場所変わったんですねぇ、全然知らなかったですわ。


入ったら夕方いえども平日なので20人いたのかいないかぐらい。子供がいないんで静か静か。で、感想(ネタバレはないです)。
初めは「グリム童話のパロディ要素がある」ぐらいの予備知識で見てたんですけど、テリーギリアムらしい万人受けはしなさそうな印象。
いやぁ、もうねぇ。全然ダレるところがなくて最後までドキドキして見れましたわ。ほんと森のシーンとかドキドキしましたからね。
なんか映画を見ててここまで引き込まれた映画は初めてかもしれません。敵の軍人さんも良かったし、パロディも良かったし。虫いっぱい、グロ有りで子供はつらいかな(俺も苦手)。
ただで終わらないのがあの監督らしいとこだわ。他の作品も見よう。で、最後にスタッフロールを見ないで帰れる気持ちを理解しがたい。
余韻をかみ締めるとこなのにねぇ、勿体無い。あそこは音楽を楽しみながら映画の余韻でリラックス・オープン・エンジョイする場なのに!


現実と童話の世界をゴッチャにした世界観が良い。どっち寄りにもなりすぎないように工夫されてますしねぇ。
ただ一言にはファンタジーとは言えない作品。エンターティメントだけど徹しすぎてないところが良かった。徹しすぎた作品なんてつまんないもの。
…あとでチラシ見るとネタバレがヒドイわ(しかも確信部分)まぁ、だいたい予想できるんですけどね。もどかしいぐらい。
不満を言うのであれば、脇役を描いてなさすぎ。あとカメラ・ワークで大体予想がつく。誰がどこにいるか分かりづらい。まぁ、それぐらいかな。おもろかった。