日々889 『レポート スイッチ』

神保町花月に「鈴木つかさ×奈須崇」の旗揚げ公演「スイッチ」を見てきました。時間的に立て込んでいてギリギリになってしまいました。
神保町花月は初めて行きましたが入り口がかなり地味な佇まい。パッと見で分からないですね、あれは。それほど問題ではなかったのですが。


ヤクザである鈴木つかさ清水けんじが足抜けをするためにボスに言われ「第三倉庫」に向かうことになるが…。と、いうお話。
正直、最近はボリューム不足の舞台が多かったので、舞台の中で何度か奈須さんのニワトリンがクライマックスに行かせる所に不安になる。
「不安を告白する」という同じ流れが多いのが若干辟易気味。全体的に作品の満足度を否定するほどではないのでいいんですけど。


今回全体的に演技力高めでしたね(しいていえばピース綾部がもっと表現力あればもっと面白くなるのではないだろうか?)
又吉が危うい部分があったけど一番笑いを生み出したのも又吉ですね、出番が後半だけなのにかなりの存在感ありましたし。
舞台にはいるのにセリフが少ない清水、セリフも出番も少ない土佐さんは少し可哀想な役柄。土佐さんの役は個人的には凄いはまり役。
なんといっても石田さんでしょうねぇ、今回一番存在感ありましたし。分かっていてもヨーロッパの二人の対面は笑いますよ。


個人的に凄い面白かった。鈴木つかさが脱退してまでやりたいことの形が見えたし、非常に満足できるものでした。
何より、次の公演を見たいと思わしてくれる舞台こそが満足できる舞台なのではないか、と。物販が少し充実するといいですねぇ。