日々927 『レポート WALL・E/ウォーリー』

WALL・E/ウォーリー』を観てきました。
CGアニメというのはそれ程好きでないし、馴染めるか不安な部分が多々ある。事実、OPで『魔法の帽子』って短編がありましたが、あまり面白くなかった。
それが正直好きではない、伝統的な『トムとジェリー』のようなドタバタアニメだったので、不安になりつつ鑑賞開始。
「ゴミが増えすぎた地球でウォーリーがゴミを片づけていると、イヴというロボットがやってきてウォーリーはイヴに惹かれる」というお話。


序盤は展開が早くて「ウォーリーもうイヴに惹かれてるの? イヴはウォーリーあんま意識してないぞ?」と思っていたんですけど、
イヴの宇宙船に来てからは進行が早いものの、イヴがウォーリーに惹かれていく過程が描かれたので安心。予定調和的であるものの面白い。
決して可愛い外見ではない、ウォーリーが可愛く見えてくる不思議。そして、そのウォーリーの「イーヴァ」の声もたまらなく愛おしい。
宇宙で二人がダンスを踊るシーンは大変美しく、この映画のクライマックスと言っても過言ではない。暖かい映画でしたねぇ…。
ロボットが人間以上にイキイキと描かれ愛情が生まれるって素敵だけど、逆にある種怖くもあるよね。


大衆映画で、運動せず太ってしまい一人では動けない地球人、ゴミと放射能で汚染された地球。皮肉たっぷりに現実を描き出す。
それでも希望的な映画で、最後は希望を持たせるし、地球人の熱さも描くしハラハラもさせてくれる。でも、なんで泣かせてくれないのかな…。
最後があっさりしすぎ「時をかける少女」なら一回戻ってくる(場合が違う)最後にウォーリーとイヴの交流をもっと観たかった…。
あとは、ウォーリーの活躍の場が少ない。偶発的な物以外は起こしてるのはトラブルのみ、最後に挟まれてたぐらいで。
結構、イヴも船長も自力で頑張っちゃうんだよね。だから「あれ、ウォーリーなにしたっけ?」という感じになってしまう。
イヴのウォーリーを完全に意識する過去の映像を再生もちょっと尻つぼみ。良い映画だったから、もっと求めてしまうんだよねぇ。


今年の映画1位は文句なしに『ダークナイト』ですね。当時感想も書きましたが、次々と来る濃厚な展開がたまらなく面白い。
最初から最後まで長い割には間延びもせず飽きないで見れる。何より、悪役の存在が最高。バットマンアンチヒーローなだけにその描きが面白い。
過去のバットマンの悪夢を払拭した素晴らしい映画でした。もう一回見たいなーと思わせてくれる映画。今なら、もっと極悪非道でも良かったと思うけど。


今年の映画で良いのか分かりませんが、公開されたのは今年なので同列に『ホット・ファズ』むしろこちらが真の1位でしょうか。
前半は忙しくて『ミスト』とか面白い映画を沢山スルーしてしまった。実際、見に行こうと思ってスルーしてしまった映画も沢山あったのだけど…。
ただ、例年になく映画を劇場に見に行った年でした。地元に映画館が出来たのは大きいね! 来年は地元離れるからまた数減りそう…。


2位は前述のウォーリー。


3位は『レッドクリフ part1』


4位は『アイアンマン』


5位以下はどれも同列ですかね。洋画が非常に面白い、特にヒーロー物にハズレがなかったですね。マーヴル物は鉄板でしょうか。