日々951 『レポート:パンク侍斬られて候』

もう大分日にちが経ってしまいましたが下北沢の本多劇場へ『パンク侍斬られて候』の千秋楽公演を鑑賞してまいりました。
千秋楽ということで座敷の臨時席まで出る盛況ぶりでした。

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

原作を読んでの参戦でしたが、正直原作を越えられてない。映像を駆使して頑張ってはいるんですけど説明だけで終わっちゃってるような。
賛否両論らしいですけど、馴染めない人には本当に馴染めないだろうし、途中からの展開も意味不明ですよね。私は嫌いじゃないですけど。
原作が元々情報量が多いのでカバーしきれてないのが勿体ない。例えば猿のシーンとか猿がどういう生き物なのか殆ど説明ないですもんね。
笑わすのか、真剣にやるのか中途半端な印象。カリカ林と福田転球さんの演技に救われたという感じ。それでもスピード感あるから楽しく見れるんですけど。
掛十之進(山内圭哉)VS真鍋五千郎(福田転球)だけは原作以上で一番笑えたし良かったです。転球さん初めて観たけどすげーや。
なんにしても、これは小説もそうだけど最後のシーンだけで満足できるんですよ。「こんな世界だから譲れないものがあるのよ」という一言で十分。
あの台詞は大好きです。OPのダンスはもう一度観たいカッコ良さ。山内さんはカッコよろすですがPiperファンからすると腹筋さんが本当にチョイ役で残念。