日々969 『漫画な話130』
関西旅行記も終わったので買った漫画について書いて行くのです。
- 作者: 三上小又
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/03/26
- メディア: コミック
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私はこの三又(略すな)先生の漫画は初めて(と、いうか初単行本)読むのですが可愛らしくて丸っこい絵で癖がそれ程ないので読みやすいです。
淡々とゆるい3人の日常なんですけど、ちょくちょく挟まれる友情をちょっと逸したソフト百合にニヤッとしてしまいます。
唯…常識人。ツッコミ。二人に愛されているが、それも嫌がる事はない。
個人的に好きなコマは柚子がパジャマパーティをすると勝手に決めるけど、掃除をはじめるコマ。
縁…ぼけぼけおっとり。癒し系。柚子と並んで唯を困らせる。
個人的に好きなコマは二人にキャラクターを酷評されて、二人に好きだ好きだ言われてスネてたけど黒板にスキーと書くコマ。
柚子…ボケ。トラブルメイカー。時々ナチュラルにエロネタ挟む。
好きなコマは沢山。口についてるのを舐めさせようとしたり、パジャマパーティの「お風呂は入らないの?」の表情とか。
天然であり、アホであり、可愛くもあり、3人がただのコントの配役でなく、時にナイーブであり感情があるキャラクターとして描かれています。
最近はシュールだったり、ただネタに当てはめただけと感じる漫画が多い中でキャラクターに愛着を持てて読んでいて非常に楽しい。
あと、ストーリーがまったくない日常が淡々と描かれるだけなので、悩みとか葛藤とか衝突とか気疲れする要素がなくて気楽に読めるのも吉。
ここまでおんにゃのこを徹底されると男子キャラがいないのも気になりませんね。早くも2009年ベスト漫画かもしれません。
…と、いうか私的4コマランキングでもかなり上位に入ります。