日々1027 『FLCLHDナイト-10周年記念同窓会-』

23:45分、開場。開場前から劇場の入口に詰め寄る。実際に開場したのは、開場時間より少し後だったため熱気というか密度が凄かったです。物販では原画集、フリクリックノイズ、フリクリズム+、絵コンテ集を販売。その全てがサイン入り! 私も原画集と絵コンテ集を購入。全て開演前に完売したようです。


5分押しで開演となり、まずは司会の女性の方が登場。

「司会です!!」の声で呼び込み(最後まで司会の方が誰なのか明かされませんでした。映画館なのか、GINAX関係者なのか…。)
司会「初めて会った時の第一印象などを話していただこうと…」
鶴巻「自己紹介しなくていい?(笑)」
司会「あ、お願いします」
鶴巻、榎戸、貞本、今石の順に挨拶。
鶴巻「一番付き合いが古いのは貞本だよね」
貞本「そうだね。気づいたら座ってた」
鶴巻「僕はスタジオジャイアンツにいたんだけど、その頃は摩砂雪さんとかがいて。僕は摩砂雪さんさん目当てでジャイアンツに入ったけど、入れ替わりでいなかった。で、王立を作ったGINAXがロボットアニメをやるって聞いたの、しかもNHKで。第一話から凄いのが出てくるぞって。ロボットアニメだと思ったら世界名作劇場みたいので「あれ?」って。実際に出てきたのはエッフェル塔だったんだよね。確かに鉄の塊だけど。いつロボットになるのかな、と思ってたけどロボットにならなかった。」
(鶴巻監督のあだ名の話)
鶴巻「ボンバーマンの名前をマッキーって入力した。」
貞本「マッキーってあだ名に自然となったよね。」
榎戸「マッキーとかお貞とかいい年こいたおっさんがなんだと思った」
鶴巻「榎戸さんと初めて会ったのは仕事じゃないよね」
榎戸「いや、仕事だった。吉祥寺の頃」
鶴巻「じゃあエヴァの頃か。」
榎戸「当時のGINAXというのは王立の頃から凄い尖った印象だった。」
貞本「当時は尖ってたね。思っていても言わないことも全部言うの。」
(音楽の話になり、ビデオメッセージでThePillows山中さわおのメッセージが流れる)
鶴巻「もっとディスられると思った。アーティストのアルバム買うと、シングルは良いけどアルバム曲はダメだったりする。それがPillowsはクオリティが落ちないから凄いと思った。榎戸さんにPillows使いたいって話したらCD持ってて。4人の頃で曲調とかも違うんだけど」
(今石さんから見たGINAXは?のはずが、何故か採用話へ)
貞本「今石は最後の採用だっけ? 高村より上だっけ?」
今石「高村さんより半年です。エヴァで入りました。」
貞本「じゃあ高村が最後だ。」
今石「あの面接は辛かった。山賀さんと庵野さんと貞本さんがいて添削するんですよ。」
貞本「こいつは上手いから入れようって。GINAX以外は?」
今石「受けましたよ、落ちましたけど。」
貞本「どこ受けたの?」
今石「ジブリとか…」
貞本「高村は落ちたって言ってたよ。面白いから入れようって(笑)」
今石「高村さんは4回落ちてますから。僕も言ったと思いますけど…」
(以下省略)
今石「一人だけTシャツも揃えないで(他はFLCLTシャツ、一人だけパンストTシャツでした)お前は宣伝に来たのかって感じですいません。10月から新しいアニメをやります。グレンラガンというアニメは他の人から見ればどうなのか分かりませんが、僕的には相当真面目に作ったアニメなんです。で、今度のは終わった時から決めてて、パンティちゃんとストッキング、あとはガーターベルトが出るアニメにしようと。フリクリの時より成長したと思うんですけど、ああいう遊び心のある作品にしようと思っています。」
(PVを流して第一部終了)…カッコ良かった!

第2部
貞本さんのお薦め映像作品を上映。
3位:涙サプライズ→目隠しで踊る、わけわからないのがフリクリっぽい
2位:大声ダイヤモンド→…なんだっけ?
1位:軽蔑していた愛情→イジメがテーマになってるのがマミ美っぽい
・鶴巻監督は二次元萌えだった
・アイドルの話
・榎戸監督のフリクリについて


貞本「エヴァが終わって、その後を「マッキーがやりなよ」って庵野さんが言ったのね。で、一年ぐらいたっても出来なくて庵野さんが「やらないなら、俺がやるよ!」ってカレカンをやったの。そこ、出てくるなよって思って「あー、またポシャるのか」って思って。で、その後フリクリが出来て「おおー」って。庵野とか、山賀とか初監督作品を見守ってきてきたから、親みたいな気持ちなんだよね。」
榎戸「フリクリをやったのは10年も前の感じじゃなくて、最近のことに思えるの。でも、脚本家として意識できたのもフリクリから。縁あって脚本を書く仕事をさせてもらえてたけど、脚本家だって思えたのはフリクリから。「あさげ、ひるげ、よるげ〜なんかやばげ〜」って台詞を考えるのに一日使って。ここでギャグが欲しいからって鶴巻さんに言われて考えるんだけど、「そんなギャグで笑わせて面白いの?」って。言ってる意味が分からない。もう、明るくなってきた頃に適当に「あさげ、ひるげ、よるげ、なんかやばげ〜」でどうですかって聞いたら「ああ、もうそれでいいや」って…。終わった時はもうやりたくないな、って思うんだけど終わると思うと淋しかったです」

長すぎてあまり憶えてないのです。フリクリの話は殆どなかったのは憶えていますが。それはともかく、非常に楽しかったです。