日々855 『レポート ダイナマイト関西2008 ノンジャンル予選』

ダイナマイト関西・ノンジャンル予選を観戦。結論から言うと凄い良い大会だった、参加者それぞれのカラーが出ていて良かった。。
私は試合経過をメモったりもしてないんで回答は書きません。私の周りはいい観客さんばかりだったんでマナーの悪い客はいませんでした。
VTRは見にくい席でしたが、ちょうど真ん中の席ということで非常に見やすい席でした。久々に心からいい席だと思えましたよ。


○ レオちゃん(一般) VS 熊代桃(一般) ×
私も予備予選の時から「レオちゃんすげーぜ!」と書いていたので注目してました。熊代さんはどうなの?と思っていたんですが…。
想像以上に熊代さんが良かった。ただ、あのキャッチフレーズだと「変ホ長調メンガーの人なんだな」と思われる方もいるのでは。
レオちゃんはどんどん試合ごとに伸びてった印象があるので、熊代さんとも互角の戦いでしたね。どっちが勝つか分からんでしたし。
お化け屋敷のネタでの「トラックがビュンビュン走る」「兵隊がいる」とか初戦にしてはかなりヒートアップしたほうの戦い。


× 新田哲章(一般) VS マッスル坂井(プロレスラー) ○
一般予選では凄かった哲ひとさんですが本戦では正直はまらなかった印象。坂井さんも全試合にいえることだけど突き抜けてなかった。
サドンデスは両方イマイチさんではあったけど好みの差でしたね。もっとシンプルな解答を観客も求めてた気がしたり…。


○ 椎名基樹(ライター) VS 岡田斗司夫(大学教授) ×
今回の問題カード。試合と関係ないところで遊びまくりの椎名さんとオタキングの戦い。椎名さんの次の試合にも言えるけど、二人とも解答を出すのがゆっくり。
お爺ちゃんと慣れてない方と他の人の差が出たのかな、と。オタキングはタップしたり途中でコメントしたりD関にそぐわない行動が目立ちまえひた。
あと椎名さんは書き間違いとか大杉っす。「かりやざきしんご」は笑った。


× 吉原朱美(女優) VS せきしろ(ライター) ○
この試合は勿体なかった。吉原さんは正直知らないんだけどお題への適用力が凄くて経験を積んだらかなりのキラープレーヤーになるのでは。
字も小さくて読みにくいし解答も長くて分かりづらい。それでも面白い、他の女性とは全然タイプが違う面白い大喜利をする方でした。
相手が横綱相撲のせきしろといきなり当たらなければ…。つーか、裏方が笑いすぎで酷かった。オタキングもそれを指摘してたし。


○ レオちゃん(一般) VS 高山雄次郎(よしもとクリエイティブ・エージェンシー) ×
さすがに「ちょっと面白い社員」を連れてくんなと思った。字が細いと言っても改善されないし、実況も内輪受け感を脱しなかった。


○ マッスル坂井(プロレスラー) VS 大西右人(一般) ×
別の所で大活躍の大西氏。打ち合わせを大西氏とはしなかったのでしょうか(ボールをいきなり取る、関係ないところで出てしまう)
素人だし仕方ないというレベルじゃなかったような…。そのおかげでキャラがたってジャルジャル後藤をもっとフワフワしたキャラがついてた。
あんま調子が良くないマッスルが相手ということもあってかなりの善戦。サドンデスももうちょっと別の解答を選択していれば…。
あと、予備予選で出たお題がそのまんま出たのは驚いた。「つまんない昔話の最初」みたいなの…。ちょっと、どうかと思ったよ。


× 椎名基樹(ライター) VS おおひなたごう(漫画家) ○
前述の通りお爺ちゃんの椎名さんは手数が少なくて、絵も駆使して大当たりを連発するおおひなた氏には分が悪かった。
思うと、あんまり絵を使わせないお題を選んでた気がします(正直せきしろ戦のタモリは絵いらなかったし)
その面で椎名さんがもっと手数が多ければ…という気はしましたね。当然、おおひなたさんはKO勝利だし面白かったです。


○ せきしろ(ライター) VS 角浩靖(一般) ×
角さんはハゲキャラとかキャラはたってたのだが声とか発生の調子が舞台慣れしてない感が目立ってしまっていた。
私もそうだけど「言い方を面白くすれば!」というのも感じた。せきしろも第一戦の勢いがなくて相手に助けられた面がありました。



○ レオちゃん(一般) VS マッスル坂井(プロレスラー) ×
マッスルのこの大会での不調ぶりが露呈。その一方でレオちゃんが「レオちゃんの雰囲気」を確立しはじめていた。
この辺りで「レオちゃんやってくれんじゃねーの? 新たなスターが生まれるんじゃねーの? 一般からって伝説が?」という雰囲気があった。
桂三枝のお題で二人が「文珍」でかぶったのが凄かった。タッチの差でレオちゃんだったけど、このキーワードでかぶるのか!? 発想が違うよなぁ…。


× おおひなたごう(漫画家) VS せきしろ(ライター) ○
才能のぶつかり合い。勢いがある二人が激突してポイントもよく動く激闘が生まれたと思います。決勝でもおかしくないカード。
タモリ対決といい両方のお題で二人とも切れててかなりの名バトルだったんではないか。この辺でせきしろが力出し過ぎて観客が辟易してきた気も。


レオちゃん VS せきしろ
名勝負。とはいえ、二人が一対一になるまでは分からなかった。せきしろが一気に決めてしまっている可能性もあったんじゃないか。
三輪でレオちゃんの絵が大はまりするけど、そこで我慢した審査員が偉い。妥協してたらここまでの名勝負は生まれなかっただろう。
せきしろも決め手に欠けたけどレオちゃんも欠けていた。脳の酸素が欠乏してきた状態であのクオリティの解答を連発したのは凄い。
何処に出しても恥ずかしくない優勝ですね、おめでとうございます。ただ圧倒的なパワーがないから10$白川にならないことを祈る。


思ったのは、私は想像以上に舞台の上、「面白いことをしたい! 発散したい!」という欲求が溢れているんだな、ということ。
アンケートにも「次こそは!」って書いたもんね(勿論、感想もしっかり書かせて)色々と頑張ろうと思います。次回のルミネも行きます。