パロディ&眼鏡! アイマス、TYPE-MOON作品でお馴染み"磨伸映一郎(んじゃめな本舗)"

2日連続更新ですよ、2日連続更新。軽く半年ぶりぐらいです。その時も雑記更新2連続だったのでレビューとしては初めてですね。「先週書いてないじゃねーか」「4月初めは休んでたじゃねーか」とかのツッコミはご愛敬。生きてるだけで十分じゃないか…。星の鼓動は愛ですよ、イェイ!!
今回はいつもの「作品縛り」ではなく、漫画家・磨伸映一郎特集をやろうと思います。磨伸先生はFate等のアンソロジー漫画を書きつつ、同人サークル「んじゃめな本舗」でも活動されてる漫画家さんです。一言でいうと酷い漫画を書くでお馴染みの漫画家さんです。あ、勿論褒め言葉ですよ。わぁい!!


メガネ愛
アイドルマスターFate等の作品から感じられるのは「メガネ愛」です。アイマスならりっちゃんFateなら氷室、月姫ならシェル、ドリクラならみお…等全てメガネキャラクターがメインになっています。「Fateに氷室なんていたっけ?」と思われる方もいるでしょうが、通称3人娘と呼ばれるほぼモブ同然のキャラクターなので知らなくても問題はありません。
そんな眼鏡愛で突き進む磨伸先生ですが、アイマスでりっちゃんがプロデュースできないと分かった時にはキャラクターに渾身の悲痛とも言える"魂の叫び"を叫ばせています。

そもそも眼鏡ッ子が攻略できないギャルゲなんてギャルゲでもないもっとおぞましい何かじゃねぇか!
そんなものコーヒー豆の入ってないコーヒー、ハンバーグのないハンバーガーだよ!

と心の叫びを絶叫しています。そもそもこの号はりっちゃんショックでアイマス同人誌なのにスーパースター列伝のマスカラスさんのパロディで8割埋まっているというとんでもない内容になっていますが。りっちゃんすら「もう完全にマスカラスさん本だコレー!!」と叫んでますからね、誰得!

最新のアイマス同人誌でも心の叫びを書かれています。

ぶっちゃけきょぬー眼鏡ッ子ペロペロしたい!

さすがすぎる。「この人愛で書いてるんだなぁ。」というのが伝わってきます。スーパースター列伝(知らない人はググって! とりあえず、凄い昔のプロレス漫画)がどんだけ好きやねん!というのも伝わってきますが。伝わってもどうしようもないですが。


パロディ&ハイテンションギャグ

磨伸漫画の特徴に直球で危険すぎるパロディをぶっこんでくることがあります。堂々と商業誌で藤子作品、手塚作品、ジョージ秋山作品、永井豪作品、浦沢作品、ガンダム等の大御所系の漫画・アニメ作品やらなんやらを「いやいや、これやべーだろ」ってぐらいにぶっこんでくるから怖すぎる。

月姫アイマスのアンソロなのに当然のようにキン肉マンネタを使うとか、ゲッターロボネタが出てくるとか「おいおいこれなんのアンソロだよ」と思わざるをえませんが面白いので良いでしょう。なにそれ通過儀礼? てゆーか温故知新? なんのパロディか分からないまま通り過ぎていく可能性もありますが。
さすがに商業誌だと絵をモロに載せるとかはないですけど。ですが、同人誌になるとそのタガがはずれて酷いことになるから恐ろしい。アイマス同人誌なのに当然のようにキン肉マンの超人が毎回出てくるとか。アニメ版の某ロボットアニメネタを当然のように引っ張ったりとか。PSP版のミッシングムーンの話になると思ったら秋山ジョージの『ザ・ムーン』のザ・ムーンが登場するとか。「これ誰が知ってるんですか?」と思わざるをえない。うん、作者の趣味だね!

まぁ、4冊目になって千早さんが登場した時は真とりっちゃんが「まともなアイマスキャラが登場した!」と驚くような同人誌ですからね。もう、これは誰にも止められない。小ネタ精神は「サービス精神旺盛!」というよりただの作風なのでしょうね。

「Fate/ZEROのアンソロジーの百人ハサン漫画とか公式の小冊子で虚淵さんと奈須さんネタに使ってましたよね…」「なんて影響力だ!」「大丈夫なのでしょうか…」
でも「氷室の天地」で明らかになった新設定の数々とか公式でも二次創作でも使われてるの見たことないですよね…。」「なんて影響力だ!」「大丈夫なのでしょうか…」

作中でもネタにしていますが、面白いことに『氷室の天地 Fate/schoollife』は公式コミカライズなのにその設定が本編に反映されたことはないですが、アンソロは公式と無関係なのに公式に虚淵さんが反映させてるとか複雑な自体も発生しています。百人ハサンを君は知っているか!

月姫のキャラクターであるシェルと、あくまで似てるキャラである『ひぐらしのなく頃に』に登場する先生が月姫の同人に登場したりとやりたい放題。もう、これは誰にも止められない。確かに公式で似てるキャラ判定をされてますけど。


可愛いは正義!(この表題何回目だ)
磨伸先生もといんじゃめな本舗の漫画は危険なパロディ、ギャグを使いつつもキャラの特徴を捉えて可愛くも魅力ある絵柄で書いていることにあります。特に眼鏡ッ子に対する愛は見事で凄いキャラクターに愛が刻まれている。そこが私は好きなんですよね、酷さと愛のギャップ。唯一無比!!


すげー可愛い。私には輝いて見えますよ。ぶっちゃけめがねきょぬーっこぺろぺろしたいです。


毎回書いてますが、今回も凄いお薦め! 恋は気ままに正確に! 『氷室の天地』という作品も学園物4コマとしてFateを知らなくても面白いですし、知っている方なら当然凛等は登場するので楽しめる作品になっています。そのうち作品単体特集もするかも〜。是非とも機会があれば同人誌の方も読んでみてはいかがかと思います。普通にりっちゃん好きなら読むべきだと思います。あと眼鏡ッ子スキー。(なんだこの特殊趣向…。