Twiiter発4コマ。この4コマがあれだな、なかなか酷い。『輝きジョシ子さん。(ダ・ヴィンチ 恐山 嘘空 まこと )』

ちょっと期間が空きましたがお久しぶりです。ちょっとタイミングが合わなくてなかなか更新ができませんでした。最近はまぁ、色々と考えることも多いですが「高級すき焼き食べたい!!」と思う日々です。高級すき焼きツアーを開催したいと思います。興味のある方はご連絡を…って、なんだこの挨拶。
今回は『輝きジョシ子さん。』をご紹介。

破天荒ニュータイプ腐女子のジョシ子さんとそのナナメ上ぶりに翻弄されながら負けじとツイートを繰り返す恐山先輩の超日常系オフィス4コマがコミックスにまとまりました!

まんがくらぶでも初めての試み、「Twiiter発4コマまんが」。ダ・ヴィンチ・恐山さんのツイッターhttps://twitter.com/d_v_osorezan )にて呟かれた、「後輩女性(自称輝き女子)の奇妙な生態について」をまとめたものです。

元のツイートはまとめページもあります。
「後輩女性(自称輝き女子)の名言、奇言、奇行まとめ」
→ http://togetter.com/li/52223


私はダ・ヴィンチ・恐山さんの作風って傾向的にちょっと苦手なんですよ。…そもそもダ・ヴィンチ・恐山って誰やねんという方も多いのでしょうか。恐山さんは早い話「ツイート職人」でしょうか、早い話。おもしろツイートがファボられて有名になった人。垂れ流し的なネタツイート、露出する際に仮面をつける等ミステリアスな風貌、『コミPo!』で作られた異世界的感覚を味あわせてくれる『くーろんず』のイメージの影響も相まって「非人間的」な作風のイメージが私には強くあります。この作品はそのダ・ヴィンチ・恐山さんが発したツイートの中の『ジョシ子さん』、実際に恐山さんにいた後輩「ジョシ子」さんをモデルにした4コマです。


この4コマの面白さは「現実と創作の間の作品」であること。恐山さんのツイートを元にしているので、ジョシ子さんも恐山さんも実在するためノンフィクションに近いものの、作画担当と編集の間で「この表現は微妙」ということでエピソードを削ったり作ったりしているため、「リアルであってリアル」ではない、という作風になっています。そのフィクション部分が作品全体をマイルドで親しみやすい作品にしている印象があります。本来ならば多分、もっとジョシ子さんは嫌われる存在に描かれるべきなのではないでしょうか。まぁ、忌みつつも愛すべき存在になってるジョシ子さんは愛さざるをえない!! 虚言妄言爆発のジョシ子さんのエキセントリック性、それを受け流すも流れ弾にぶち当たる恐山さんのやり取りはほっこりせざるをえない。

「Twiiterをコミカライズ、つまんなそう〜」と思われる方も多いかもしれませんが、これがむっちゃ面白い。恐山さんのツイート力+嘘空さんの中性的な絵柄+フィクション性で「奇人変人オフィス4コマ」としてスゴい面白くなってます。ツイートを編集した漫画とは思えないぐらい前後のつながりもしっかりしており、ぶっちゃけ「Tweetなんて知らなくても面白い!」が個人的な印象です。「Twiiter発4コマまんが」という括りながら、Twiiterを越えたなぁ、というのが個人的な印象です。「輝き女子とか、なにそれ。最近流行りのコミックエッセイ系? 自分磨きがどうとか!」「Twiiterを漫画化とかいかにもダメそう」と素敵な先入観でなんか色々敬遠されそうな要素が多いので、倍プッシュでいきたいと思います。


「1巻完結と完結巻は思い入れがないと買いません。だって終わったらつまんないし、最終巻だと先がないから残念じゃない。」と思う私がおすすめするんだから…と、まぁ、そこまで信用性はないですけど個人的におすすめです。個人的には連載時から好きだったので1巻完結は非常に残念ではありますが、これからも嘘空先生の作品は追っていきたいですね! やほーい!! 軽めに更新。また更新頻度増やしていきたいと思います。